持続可能な社会を支える地域公共交通の再構築（リ・デザイン）と県内経済の発展に寄与する松本空港を目指します

交通政策局長　小林　真人

　本県はもとより我が国の公共交通は、これまで交通事業者の独立採算により支えられてきましたが、モータリゼーションの進展や少子高齢化・人口減少の急速な進行を背景として、公共交通を⺠間事業者の自助努力のみで維持していくことはもはや困難な状況にあります。

　長野県総合5か年計画の新時代創造プロジェクトの一つとして、「県内移動の利便性向上プロジェクト」を掲げ、自家用車に頼らずとも誰もが安心して通院・通学等の日常生活における移動や観光地への移動が円滑にできる地域社会の構築を目指し、担い手の確保、交通ネットワークの構築・維持、利便性の向上等の取組を進めてまいります。

　また、松本空港を拠点とした航空機移動により、信州から全国各地・アジア地域等遠隔地への移動を容易にするとともに、地域間のビジネス・観光交流を推進し、県内経済の発展に寄与していくことが重要です。
　松本空港は、本年7月にジェット化開港30周年の大きな節目を迎えます。今後も、空港の更なる発展に向けて、市町村や地域の皆様の御理解・御協力をいただきながら、国内線の路線拡充や国際チャーター便の誘致等に積極的に取り組んでまいります。

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