ここから本文です。
更新日:2025年9月1日
毎年9月23日は、国連が定めた「手話言語の国際デー(International Day of Sign Languages)」であり、日本では手話施策推進法に基づく「手話の日」でもあります。
この日は、手話が音声言語と同等の言語であることを認識し、ろう者の人権の保障と手話文化の尊重を促進するために、国内外でさまざまな啓発活動が行われます。
手話言語の国際デーは、平成29年12月19日に国連総会で決議されました。手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう、国連加盟国が社会全体で手話言語についての意識を高める手段を講じることを促進するとされています。
世界ろう連盟(WFD)が中心となり、毎年テーマを定めて啓発活動を展開しています。
2025年のテーマは「手話言語権は人権だ!(No Human Rights Without Sign Language Rights)」です。
また、2022年からはWFDの呼びかけにより、国連や世界ろう連盟のロゴの色で、「世界平和」を表す青色のライトアップが世界各地で行われています。この「ブルーライトアップ」は、手話言語とろう者の権利への理解と連帯を示す象徴的な取組であり、日本国内でも多くの自治体や施設が参加しています。
日本では、手話施策推進法(令和7年法律第78号)が令和7年6月25日に公布・施行されました。また、この法律によって9月23日が「手話の日」として定められました。
この日は、国民の間に手話への理解と関心を深めることを目的としており、自治体や関係団体による啓発イベントや広報活動が行われます。手話を必要とする人々が安心して暮らせる社会の実現に向けて、手話の普及と手話文化の継承が推進される日です。