感染症情報(2025年第31週)
長野県(健康福祉部疾病・感染症対策課)プレスリリース令和7年(2025年)8月6日
2025年第31週(2025年7月28日~8月3日)の感染症の発生情報です。
主な発生動向
- 百日咳の報告数は前週から減少しました(前週:110人→今週:92人)が、引き続き例年より多い状態で推移しています。

- 新型コロナウイルス感染症の報告数は6週連続で増加しており(前週:3.12人/定点→今週:4.20人/定点)、全国的にも増加傾向です。今後の動向に注意が必要です。
- 伝染性紅斑の報告数は4週連続で減少しました(前週:2.55人/定点→今週:2.18人/定点)が、例年より多い状態が続いています。
注意が必要な感染症等
- 百日咳
百日咳は長引く咳を主症状とする気道感染症です。感染予防のため、手洗いや咳エチケットを心掛けるとともに、咳症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
また、特に生後6か月以下の乳児が感染すると重症化することがあり注意が必要です。重症化予防のため、定期接種の対象年齢(月齢)に達した乳児は速やかな予防接種を検討しましょう。
〇厚生労働省「百日咳」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
- 伝染性紅斑
伝染性紅斑の主な感染経路は飛沫感染と接触感染であるため、手洗いや咳エチケット等の感染予防に努めましょう。
また、妊娠中に感染した場合は流産等のリスクとなる可能性があるため、かぜ症状がある方との接触には注意しましょう。
〇厚生労働省「伝染性紅斑」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
第32週は令和7年8月13日(水曜日)発行予定です。
「長野県感染症情報」も併せてご覧ください。
関連資料
長野県感染症情報2025年(令和7年)第31週(PDF:202KB)