概要
長野県の砂防事業は、明治31年(1898年)に牛伏川(松本市)において補助砂防事業を実施して以来、今日まで土砂災害から県民の生命や財産を守り、安全で安心して暮らせる地域づくりの推進に向け、県内各地で事業を実施してきました。
しかしながら、本県は急峻な地形と脆弱な地質であることから、土砂災害が発生する恐れのある危険箇所が多く、加えて近年の異常気象などにより、いまだ土砂災害の危険性が高い状況にあります。
このような現状に対処すべく、土石流災害から県民の生命や財産、公共施設などを守る砂防えん堤等の整備を進めています。
特に、保全する区域の中に要配慮者利用施設※、避難路や避難所がある危険箇所については、重点的な取り組みを行っています。
※要配慮者利用施設:高齢者、障がい者、乳幼児その他特に防災上の配慮を要する者が利用する社会福祉施設、学校及び医療施設等
【近年完成した砂防えん堤】
梅の久保沢砂防えん堤(R2完成) 丸山沢砂防えん堤(R4完成)
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