屋根ソーラー活用事例
・長野県では、今後の太陽光発電の自家消費での活用も見据え、屋根ソーラー(建物屋根に設置する太陽光発電・太陽熱利用)の普及を進めています。
・信州の屋根ソーラー普及事業にご協力いただいている団体より情報提供いただいた、長野県内の屋根ソーラー活用事例を掲載します。
住宅用太陽光発電の設置例
設置者
概要・取組内容
- 初期費用0円で自宅の屋根にパネルを設置できるNPO法人上田市民エネルギーの相乗りくん事業に参加。
- 2017年5月発電開始。相乗りくんの市民出資を活用して自己負担0円で自宅の屋根に4.41kWのパネルを設置。
PRポイント
- 2015年3月に長時間の停電を経験しました。太陽光パネル設置はあきらめていたのですが、相乗りくんなら自己資金がなくてもパネルが設置でき、災害時や停電時に電気が使えることが最大の魅力だと思いました。
太陽光の良いところ
- 自分が少しでも自然エネルギー活動に協力できるならと思います。思わぬ効果としてパネルの遮熱効果があります。以前は夏は暑くてエアコンなしでは寝れない日もありましたが、設置後は快適になりました。特に2階で実感します。

住宅用太陽光発電の設置例
設置者
概要・取組内容
- NPO法人上田市民エネルギーの相乗りくん事業に参加。自己資金にプラスして市民出資でパネルを設置。
- 2012年3月発電開始。9.87kWのうち、約半分をTさん、残りを市民出資で8人の方が希望する金額で設置費用を出し合うスタイル。屋根主のTさんは予算内の費用で屋根全体を活用できた。
PRポイント
- 震災があって、自分も何かできないかと思って太陽光パネルを考えた。売電できるので自分だけでなくて他の人にも、と思って相乗りくんに参加した。
太陽光の良いところ

店舗での太陽光発電の設置例
設置者
概要・取組内容
- NPO法人上田市民エネルギーの相乗りくん事業に参加。屋根貸しで店舗の屋根全体にパネルを設置。
- 2014年6月発電開始。相乗りくんの市民出資を活用し、屋根貸しで店舗の屋根に35.7kWのパネルを設置。
PRポイント
- 前年に店舗を建築したばかりで、パネル設置費用はなかったが、社会のために自然エネルギーは増やさなくてはいけないと考えていた。屋根を貸して市民のみなさんに設置費用を出してもらっての相乗りくんなら空いている屋根を活用して自然エネルギーに貢献できて喜んでいる。(会田共同養鶏組合の中島会長)
太陽光の良いところ
- 太陽光発電は安心で安全で未来を創るエネルギーだと思います。(中島会長)

事業所での太陽光発電の設置例
活用者
概要・取組内容
- 会社事務所に太陽光発電システムを設置し、余剰電力を売電。
- 10kW以上の太陽光発電システムを導入し、全量売電ではなく余剰売電を選択。昼間は発電した電気を使い、余った分を電力会社に売電している。月々の電気代が下がった一方、売電での収益もあがっている。屋根にモジュールを設置したことで断熱効果が高まり、特に夏場はエアコンの温度を下げなくても快適になった。
PRポイント
- 停電時に自立運転に切り替えることで、パワコン1台につき1,500Wまでの利用が可能。いざというときに業務を継続できる。
太陽光の良いところ

中古パネルを活用した太陽光発電の設置例
活用者
概要・取組内容
- 中古の太陽電池モジュールを活用した自家消費型太陽光発電。
- 固定買取価格制度では利用ができなくなった中古の太陽電池モジュールを活用し、自家消費型の太陽光発電システムを構築。バッテリーに充電した電気を夜間照明や扇風機などに利用している。
PRポイント
- 電気代を気にせずに防犯灯などを使うことができて経済的。
太陽光の良いところ

事業所の 太陽光発電 + 蓄電池 + 電気自動車(EV) 活用例
活用者
概要・取組内容
- 自社に25kWの太陽光発電システムを自家消費用に、蓄電池(15kWh)をピークシスト及びBCP対策用に設置。
- 太陽光の発電電力は、事務所で自家消費するのと同時に蓄電容量15kWhの内2/3は蓄電池に溜め電力使用ピーク時に放電。残り1/3は災害時に備え常時確保。
PRポイント
- 太陽光の発電電力は普段は事務所で自家消費すると共に電気自動車の充電にも活用しています。災害等の停電時には非常用電源として蓄電池が稼働し、照明や通信機器などへ給電します。
太陽光の良いところ
- 電力確保と地球温暖化対策の両方に貢献出来る。またいざというときの非常用電源として威力を発揮してくれます。
