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更新日:2023年12月15日
南信教育事務所飯田事務所
令和5年度赤門スクールシリーズ「飯田下伊那の学び」の第4回を開催しました。
「私の知らない分野の世界。70歳を過ぎて初めて知りました」
「地元(飯田下伊那)の作家の作品を読むことがなかったので、今日の講演をきっかけに読んでみようと思いました」
講師の北沢彰利さんには、
「飯田下伊那の児童文学作家たち「現代編」~「宮下和男との出会いによって~」
と題してご講演いただきました
飯田下伊那には、多くの児童文学作家がいます。この地の作家さんが育つ土壌をつくり、飯田下伊那のみならず、信州の児童文学界の発展に尽力された童話作家宮下和男さんの功績や人となりを知ることができた、大変魅力的な時間となりました。
北沢さんのやさしくも芯の通った語り口から紡ぎだされる数々のエピソードは、どれも、温かくそして信念を持って児童文学のために尽力された宮下和男さんの人柄がとてもよく伝わってくるものでした。
参加された皆さんからは、
「あまり本を読まない自分であるが、読んでみたい気持ちになりました」
「すばらしい出会いがあって、信州児童文学界の現在の繁栄があるのですね」
「飯田下伊那に童話作家や挿絵画家が多く育ったのは、宮下先生の功績がなければあり得なかったということがよくわかりました」といった感想が寄せられ、大変好評でした。
参加者の感想の一部を以下に紹介します。
○自分としては、ジャンルの異なる世界の話でしたが、興味深く聞かせてもらい、身近に感じました。よかったです。関わる作品を手に取ってみたいと思います。
○とてもすばらしい講演でした。宮下和男さんの作品は里山の生活体験がベースになっていることがよくわかりました。これからも、伊那谷から多くの作家が出てきてほしいと思います。
○私は作品を書いている側ですが、宮下先生の存在は大変大きかったです。加えて、伊那谷童話大賞などの企画をはじめてとして、地域に多くの方々に育てていただいて今があることにも気づかされました。今後も南信に文学の輪がひろがってほしいと願います。
○宮下和男先生の人となりがよくわかりました。ありがとうございました。多くの作家がその後、脈々とつづいていることに驚きました。
○同じ下伊那に居ながら無関心でいたわけですが、宮下先生を中心として発展してきた下伊那の児童文学を知ることができました。児童文学も正に“一日にしてならず”ですね。
飯田市・下伊那郡の自然や歴史、文化について学ぶ「赤門スクール」。毎回新たな学びとの出会いがあります。今回も、今まで知らなかったことを知る喜び、学ぶことの楽しさを実感できた時間となりました。
地元の研究者の方々にご協力いただきながら、これからもたくさんの皆さんと一緒に、生涯にわたって学び続けることの楽しさを感じられる場を作っていきます。
本年度は、南信州地域振興局との共催で「特別編」を1月21日(日)に開催します。
「再発見・南信州 / 民俗芸能の価値をさぐる」と題して、
國學院大學名誉教授、小川 直之 氏にご講演いただく予定です。
開始時刻10時です。今回はオンラインでの参加も受付けます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
参加申込はこちらからも受けつけております →
(南信教育事務所飯田事務所 内田)
趣旨 | 飯田下伊那の歴史、文化、自然をテーマに講演会を開催することにより、地域の財産への関心を高める。 |
日時 | 令和5年12月8日(金) 14:00 ~ 15:45 |
会場 | 飯田合同庁舎3階 講堂 |
内容 |
講演 演題 飯田下伊那の児童文学作家たち「現代編」 講師 北沢 彰利 氏(黒姫童話館前館長) |
参加者 | 40名 |
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