ホーム > 長野県果樹試験場 > 果樹の品種育成 > ぶどうの品種育成

ここから本文です。

更新日:2019年5月29日

果樹試験場

ぶどうの品種育成

長野県果樹試験場は平成元年からブドウの育種試験を開始し、無核で大粒の品種の育成を目標としています。これまでに「ナガノパープル」および「クイーンルージュ™/長果G11」を育成しました。来歴・特性の概要は以下の通りです。 

ナガノパープル

ナガノパープル

来歴

平成2年に「巨峰」に「リザマート」を交配して育成した3倍性無核品種です。平成16年に品種登録されました。品種登録時には「巨峰」と「ロザリオビアンコ」の交配組み合わせによる育成とされていましたが、花粉親が「リザマート」であることが明らかとなり、平成22年12月22日に公表しました。

ぶどう「ナカ゛ノハ゜ーフ゜ル」に係るDNA鑑定結果について(PDF:481KB)(平成29年11月一部修正)

特性

成熟期は長野県須坂市で9月上旬です。商品性のある果実を栽培するためには、花(果)房へのジベレリン処理が不可欠です。果皮色は紫黒で果粉が多く、果粒は倒卵形、13~15g程度、果皮のはく皮は困難、果肉特性は崩壊性で、果肉はやや硬く、歯切れが良く、フォクシー香を有します。皮ごと食べられます。糖度は18~21%、酸含量は0.4~0.5%程度です。収穫期前の降雨により裂果が発生する場合があることから、施設栽培を前提とします。

栽培適地および普及状況

県下全域

平成25年の長野県における栽培面積はおよそ110haです(園芸畜産課調べ)。

 

参考情報

過去の文献により作成したブドウの親子関係を図にしました。長野県育成品種以外を含みます。添付ファイル(画像)をご覧ください。2012年12月5日作成ブドウの親子関係図(JPG:183KB)

 

クイーンルージュ™/長果G11

クイーンルージュ™/長果G11

来歴

平成20年に、種子親「ユニコーン」に花粉親「シャインマスカット」を交配して育成した品種で、平成31年に品種登録されました(登録番号第274557)

特性

育成地(長野県須坂市)において、成熟期(無核化処理した果実)は9月下旬頃である。「シャインマスカット」、「クイーンニーナ」とほぼ同時期で、「ナガノパープル」よりやや遅い。

果房は円筒形で、果粒の形は狭楕円体である。果房中は400~440gで、果粒重は12~13gである。果皮は赤色で、着色は良好である。

糖度は22~23%、酸含量は0.3~0.4g/100mLで食味は良好で皮ごと食べられる。適熟果にはほのかなマスカット香がある。

収穫直前の降雨等で裂果が発生することがある。

栽培適地・普及状況

既存のブドウ栽培地域ならどこでも栽培できます。

※「クイーンルージュ」は県が取得した商標です。育成時の系統名は「ブドウ長果11」、品種登録名は「長果G11」です。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

所属課室:長野県果樹試験場 

長野県須坂市大字小河原492

電話番号:026-246-2415

ファックス番号:026-251-2357

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?