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更新日:2025年7月1日

令和7年(2025年)4月18日部局長会議

時間:午前09時31分~午前10時08分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、新田副知事、鈴木警察本部長、武田教育長、吉沢公営企業管理者、前沢危機管理監、田中産業政策監、渡邉危機管理部長、中村企画振興部長、須藤総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、小林環境部長、米沢産業労働部長、高橋観光スポーツ部長、村山農政部長、根橋林務部長、栗林建設部長、柳沢会計管理者兼会計局長、小池監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、滝沢佐久地域振興局長、合津上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、池上上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、小林木曽地域振興局長、斎藤松本地域振興局長、柳原北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、三森北信地域振興局長、丸山コンプライアンス・行政経営課長、近藤参事(行政経営推進担当)、久保田人事課長

 

(関副知事)

 ただいまから部局長会議を始めます。
 最初に知事から何かありますか。

 

(阿部知事)

 今日から『名探偵コナン』の劇場版が始まって、観光スポーツ部が県民ホールを大分デコレーションをしていただきまして、ありがとうございました。
 昨日、市長会の皆さんとの懇親会でもお話しましたけれども、私達も長野県の素晴らしさを一緒になって発信する機会として、ぜひ活用していきたいと思いますので、観光スポーツ部を中心にいろいろと工夫をしてもらえればと思っていますので、よろしくお願いします。
 あと、万博の開会式にも行ってきました。非常に各パビリオンに並んだり、そもそも会場に入場するのが大変だ、出るときも大変だといったことも報道されていますけれども、企業のいろいろな技術も展示されたり、実際に実用化されたりして、会場の一部を担っているという実態もあります。また、8月の下旬に、県としても出展をしていきたいと思っています。これを機会に長野県の優れた技術であったり、長野県の素晴らしさを発信していくと思いますし、また、関西方面の皆さんとの観光面、物産面、産業面での交流を、より強化する機会にもしていきたいと思っています。
 関係部局の皆さんにはこれまでも取り組んでいただいていますけれども、全庁的にそうした方向感を共有して、取り組んでもらえればと考えています。
 ぜひ、『名探偵コナン』の話も万博の話もいずれも発信方法とセットで考えていく話であります。何度も繰り返し申し上げているように、今年度は発信・広報に力を入れていく年にしていきたいと思いますので、改めて、そのことを申し上げて、冒頭の挨拶をしたいと思います。よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 それでは報告事項に入ります。
 最初に、報告資料1について、丸山コンプライアンス・行政経営課長から説明をお願いします。

 

(丸山コンプライアンス・行政経営課長)

 「今後の共創・協働の推進に向けたポイント(留意点)」につきまして、報告資料1の1ページを御覧願います。概要版で御説明いたします。
 1番の「趣旨」でございますが、県の政策目的を達成する上で発生する様々な課題を解決するため、県と民間との共創・協働を一層進めていくためには、行政と民間との役割分担や事業の進展に応じた県の関わり方などについて、これまでの事例を振り返り、今後の取組に活かすべき点や注意すべき点などを明らかにし、その教訓を活かしていくことが重要になっております。このため、部局横断の共創・協働庁内検討チームが外部アドバイザーの御助言を得ながら、包括連携協定、信州F・POWERプロジェクト、県民参加型予算について、これまでの県の対応等を振り返り、今後、共創・協働を進める上でのポイント、留意点を取りまとめたものでございます。
 その下2番の「これまでの共創・協働事例の振り返り」では、論点・課題をまとめたほか、これまでの取組の成果や実績についても触れております。
 次のページの3番、「共創・協働の推進に向けたポイント(留意点)」では、振り返りから得られた論点・課題を基に、①番から⑧番まで、8つのポイントにまとめました。このポイントの中にはこれまでも県として留意して取り組んできた内容のほか、共創・協働のメリットや必要性についても含まれております。
 主なポイントでございますが、「①共創・協働の相手方の選定における検討」では、事業内容や規模によっては、共創・協働の相手方におけるガバナンスや信頼性などの点に留意する必要があること。「②共創・協働を行う事業の多角的な観点からの検討」では、県として多額の財政負担を伴う共創・協働の取組においては、多角的な観点からの検討が必要であること。「⑥共創による事業構築が円滑に進む仕組みづくり」では、県では想定しなかった提案や、民間が得意とする分野の取り込みが共創による事業構築を行うメリットであり、今後も推進していく必要があること。また、より柔軟な運用ができる通年型の事業構築への移行や、多様な民間主体の参加を促す仕組みを検討する必要があること。「⑧民間事業者に関する情報の取扱い」では、取組に関連する重要な情報に関しては、外部への情報提供の在り方等について、事前に民間事業者と取り決めておくことを検討する必要があること、などがポイントでございます。
 今後でございますが、4番の「結び」に記載の通り、今回の振り返りで得られた共創・協働の推進に向けたポイントや教訓を十分に踏まえて、「長野県共創推進指針」の改定を行うなど、企業や団体など多様な主体の皆様との共創・協働を積極的に進めていくこととしておりますので、よろしくお願いいたします。

 

(関副知事)

 ただいまの説明について、質問、御意見等はありますでしょうか。
 総務部長、補足があればお願いします。

 

(須藤総務部長)

 庁内検討チームのキャップを務めさせていただきましたので、一言申し上げさせていただきます。
 これからの時代は、民間との共創・協働を進めていかなければ、県だけでは課題を解決できないという時代に入っております。そうした背景もございまして、今回信州F・POWERプロジェクトなどの共創・協働事例の振り返りをしっかりと行って、ポイントをまとめさせていただきました。ポイントの4番、5番のように県としてもしっかりと取り組んできたものもございます。
 また、包括連携協定、それから県民参加型予算でも一定の成果を上げてきているものもあると認識しておりますが、その一方で今回お示しをしました事例を踏まえて、改めて留意すべきものもあるということで、ポイントを8点に整理させていただきました。
 今後、共創・協働を一層推進していくためにも、ぜひ各部局でもこうした留意点を共有して進めていっていただければありがたいと思います。お役に立てていただければと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 

(関副知事)

 質問、御意見等がありましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。
 それでは、知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 総務部長を中心に取りまとめていただいて、外部アドバイザーの意見も聞いて整理をしていただきまして、ありがとうございます。
 須藤総務部長には、林務部長の時から、信州F・POWERプロジェクトについて、しっかりと検討、対応していただきまして、ありがとうございました。
 この共創・協働の推進については、これまでも県として積極的に取り組んでいこうという方針で進めています。これからも行政だけで課題解決をできることがかなり限定的になってきている中で、様々な主体との共創・協働を進めるということがこれからもしっかりと方向感を皆さんと共有して進めていかなければいけないと思っていますし、積極的な取組こそが県民の皆様方の暮らしを守り、未来の長野県を創造することに繋がると思っています。
 一方で、例えば、企業等と我々行政は、行動原理であったり、究極的に目指すところが必ずしも同じではないわけでありますので、そういう意味ではこの共創・協働のやり方は極めて多様なので、一律に定めることはなかなか難しい部分があります。しかし、これまで私達が共創・協働に取り組んできた中で、こうした点は今後共創・協働を進める上で念頭に置きながら、取り組んでいく必要があるのではないかということをまとめ、今回の内容になっていると理解をしています。そういう意味で、ここから導き出されたものについては、今後共創推進指針等にも反映させていく考えでありますので、当然そうしたものも踏まえて、各部局で取り組んでいただきたいと思います。
 今回出されたポイントをぜひ各部局長の皆さんにはそれぞれのお立場で、これから動かそうとしている取組だとか、取り組んでいるものもあると思いますけれども、改めて念頭に置き、確認をしていただきながら、積極的な推進をしていただくと同時に、県としてのリスクも勘案しながら取り組んでもらいたいと思います。
 チャレンジしていくことと、リスクをコントロールしていくことは表裏一体のものだと思っています。リスクがあるから何もやらないということになってしまうと何も得られなくなってしまうと思いますので、そこら辺のバランスをしっかりと念頭に置いてもらいながら、取り組んでいただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 次に報告資料2について、近藤行政経営推進担当参事から説明をお願いいたします。

 

(近藤参事(行政経営推進担当))

 それでは報告資料2をお願いいたします。「誰もが働きやすい長野県庁の実現に向けて」という資料でございます。
 表紙の次、右下に1ページと書いてありますけれども、枠囲みに書いてある通りですが、「県民のために真に役立つ組織、職員が明るく楽しく前向きに仕事ができる組織になるために」ということで、かえるプロジェクトなどの取組を進めているところでございます。
 部局長の皆さんには、働きやすい職場づくりに率先して御協力いただいていることについて、まずもって御礼を申し上げたいと思います。
 この1ページ目に書いてある通りでございますが、今年度から二つの取組をスタートさせたいと思っております。フレックスタイム制の導入と、通年での働きやすい服装での勤務でございます。
 既存の制度の活用と併せ、時間と場所に捉われない、多様で柔軟な働き方を実現するために、部局長、あるいは所属の皆様には率先して、これらの制度を御活用いただきたいと思いますし、職員の皆さんがこうしたものに取り組みやすい環境づくりに御協力をお願いしたいということで報告をさせていただきます。
 まず、今年度スタートする取組を紹介させていただきます。フレックスタイム制でございますけれども、一定期間の勤務時間の総量を変えずに1日の勤務時間を変更できるという制度でございまして、これによって職員が希望や事情に応じて、時間を有効に使い、柔軟に働くことが可能になるというものでございます。
 詳細については、次の右下にある2ページに書いてありますけれども、具体例で申し上げますと、例えば、ラッシュ時間を避けて通常よりも早く出勤したりですとか、あるいは幼稚園・保育園の迎えに合わせて、早めに退勤するような時間を調整することができましたり、あるいは選択的な週休3日とありますけれども、土曜・日曜の他に休日を設けるように、他の勤務日に勤務時間を割り振っていくこともできるものでございます。
 それからもう一つ、通年での働きやすい服装での勤務につきましては、かえるプロジェクトの取組の中で職員から提案があったものでございます。詳細は次の3ページでありますが、ここに記載の通りでございます。
 その提案を踏まえまして、昨年の11月から県税事務所を含めます総務部全体で試行をさせていただきました。来庁者の方、それから職員とも良好な受止めだったということもございまして、来月から全機関で、通年で実施させていただきたいと思います。
 県民の皆様への接遇は当然のことながらやっていくというのが前提でございますが、職員がTPOに応じて働きやすい服装を選択できるものでございます。ちなみに今、私もその中でOKになっている格好ということで、Tシャツの上にジャケットを着用してということで、この形態であればOKとなっておりますので、例示ということで着させていただきました。
 1ページ目にお戻りください。今年度スタートする取組に加えまして、既に様々な働きやすい取組をスタートしているところです。左側に既に運用している取組の状況ということで書いてありますけれども、有給休暇、男性の育休の取得などがございますけれども、ピンクの矢印については改善してきているもの。一方で青の矢印は少し利用状況が鈍っているものでございます。
 テレワークについては、コロナ禍以降、若干活用が鈍っている状況があるということでございます。こうした全体を見ていただいて、部局長・所属長の皆さんには制度の活用を職員の皆さんが使いたいときに使えるように、御協力をお願いしたいと思っております。
 例えば、男性の育休については、令和7年度までに1ヶ月以上の育休取得率を100%という目標も掲げていて、組織的な目標を掲げているものもございますけれども、こうした制度をまず職員が使いたいときに気兼ねなく使えるのが大事かと思っています。多くの職員に活用されている状況が、新たに利用する際の心理的なハードルを下げることに繋がると思っておりますので、引き続き風通しの良い職場、心理的安全性の高い職場づくりに御協力をいただければということでお願いを申し上げたいと思います。

 

(関副知事)

 ただいまの説明について、何か質問、御意見等ありましたらお願いします。
 総務部長。

 

(須藤総務部長)

 今の近藤参事からのお話の通りでございますけれども、特に今年度からスタートする取組二つにつきましては、所属長の皆さんそれぞれの所属の職員の皆さん全体の理解には御協力も必要だと思っており、総務部も研修の形で応援をしてまいりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 制度についても、今、スタートしたばかりですので、わからないことがありましたら、気軽にコンプライアンス・行政経営推進課に御相談いただければありがたいと思います。
 それからもう一点、働きやすい服装での勤務ということですが、これは服装の自由化とは違って、働きやすい服装を示してございます。TPOに応じてやっていくということでございますので、御理解いただければと思います。
 県民の皆様への誠実な対応ということで、接遇面の部分でも配慮の徹底をお願いしたいと思っております。もちろん我々もサポートしてまいりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 

(関副知事)

 他には何かありますでしょうか。
 産業労働部長。

 

(米沢産業労働部長)

 かえるプロジェクトのタスクフォース1のリーダーをしていた観点から一点だけ。今回のこの資料を読むと、職員が働きやすくなるという論点が見えてくるんですけれども、その先には最高品質の行政サービスを提供していくことに繋がるんだという県民の皆さんのためになる取組であるということをしっかりと職員としても認識して、このプロジェクトを進めていくことを少し発言させていただければと思いました。

 

(関副知事)

 ありがとうございました。他にありますか。
 知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 近藤参事から御報告いただきましたが、コメントさせていただくと、一つはいろいろな有給休暇取得促進、10日連続休暇を取りましょうとか、あるいは男性の育休をもっと取ってもらえるようにしましょうということをやってきているんですが、制度はつくっているものの、この数字をどう見るかは微妙な評価になっていると思っています。私はもっと拡大していかなければいけないのではないかと思っています。
 そうしたときに、なぜこれを部局長会議でやっているかは、総務部だとかで制度設計をするところで終わってしまっているのではないかなと。ぜひ部局長の皆さんには、この働きやすい制度をいろいろつくってきていることをどうすれば実際に職員が休みやすくなるのか、あるいは地域貢献活動にもっと積極的に出てもらえるようになるのか、自分ごととして考えていただきたいと思いますし、特に一番重要なのは所属長の皆さん、課長級の皆さんの役割だと思っていますので、ぜひ各部局内でよくこの制度、あるいはこの運用、今後についての在り方をしっかりと考えていただきたいと思っています。
 かえるプロジェクトで職員と話をすると、コミュニケーションをもっとして欲しいという意見がありますので、こういうことをツールにしながら、ぜひ所属長だったり、部局長の皆さんと各職員がもっと話合いをしてもらいたいなと。制度があるんだから勝手に取るような発想はなくて、こういう制度があるけれども、どうすれば使いやすくなるのかとか、そういう話合いをすると、多分職場の課題も出てきます。こういう制度があっても仕事が忙しくて休みが取れないとかですね。そういうところを合わせて解決対応していかないと、職員から見たときには何か制度をつくってやっているけど、本当に県組織はやる気があるのかと、かえって不満が出てくる可能性があるのではないかと思います。
 制度をつくりましたが、職員との対話をできるだけきめ細かく各所属で行っていただくと。育休取りたいけど取れないのだったら職場全体で改善してあげなければいけないと思いますし、例えば、特定の人に超過勤務が偏っているような状況であれば、もっと組織として、その役割の在り方を考えなければいけないといったことも含めて視野に入れて、この問題を受け止めていただかないと、単にこういう制度があったから使ってくださいねというだけでは職員はとても満足しません。そういう意味では長野県組織が働ける職場にはならないと思います。
 ですから、そういう意味では、部局長の皆さんとか、所属長の皆さんの役割が重要だということを改めて認識をしていただきたいなと思っています。
 それからもう一点、少し違う観点ですが、この表題が「誰もが働きやすい長野県庁」って書いてあるんです。少し私が気になるのは、誰もがというのは、例えば会計年度任用職員の皆さんへの対応とか、あるいは私達が委託して掃除してもらった人が一緒になって、この組織の中で働いてもらっているんですが、何となく県職員の皆さんとそうではない人たちって何となく違う関係性になってしまっている気がしています。
 なるべくそういう人たちにも挨拶するようにはしているのですが、誰もがというのはこの建物であったり、あるいは私達と一緒に仕事をしていただいている人たちをもっと一緒のパートナーとして扱うということも、この制度の話とずれますけれども、私は重要だと思っています。掃除をしてくれている人であったり、窓口で案内してくれている人たちだったり、そうした人たちへの感謝の思いとかを、ぜひ職員の皆さんには共有してまいりたいなと思っています。
 米沢部長からも言ってくれましたけれども、働きやすい組織をつくるというのは究極的には県民の皆さんのためにならなければ、それはただ職員の人たちが楽している形になってしまいます。生産性を上げていったり、創造性を高めていったり、こうしたことに繋がらなければ、この働きやすい長野県庁を進めるということは意味がないので、繰り返しになりますけれども、改めて全職員には徹底をして取り組んでいってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(関副知事)

 それではその他の事項に入ります。中村企画振興部長から説明をお願いします。

 

(中村企画振興部長)

 「信州未来共創戦略「私のアクション!」について」でございます。人口減少につきましては、県だけでは対応できない様々な課題があるということで、昨年12月に「私のアクション!未来のNAGANO創造県民会議」というものを産官学金労言等を巻き込んで、人口減少に立ち向かっていくための信州未来共創戦略をつくったわけでございまして、そのためには部局長の皆様、地域振興局長の皆さんに昨年度もかなりの御協力をいただいたことに、まず感謝申し上げます。
 人口減少に立ち向かっていくためには、これまでの当たり前を考え直して、私達一人一人が具体的なアクションを起こしていくことが大事だということでございます。画面に投影させていただきます。

 

   〔スクリーン・モニターに県民会議の様子を表示しながら説明〕

 

 画面に投影されている「私のアクション!」は、知事のものですけれども、「私のアクション!」を一人一人が作成することを県民会議でやっております。
 3月20日に開催された第2回の県民会議の参加者に、実際にアクションを作成してもらいましたし、また県でも、今月2日に開催した新規採用職員研修でも信州未来共創戦略を学んだ新人の皆様にも、アクションを作成していただきました。
 アクションを作成した方々からは、自分は何に取り組みたいのか、何ができるのか、そういう自分の考えや行動を考える良い機会になったとか、自分ごととして具体的に書こうとすると結構難しいとか、良いきっかけになったという感想をいただいているところでございます。
 本日御出席の皆様にも、お手元に用紙とペンを用意しておりますので、もう既にお書きになった方もいるかもしれませんけれども、ぜひ信州未来共創戦略を推進するために、「私のアクション!」をこの場でも作成していただきたいと思っております。
 これは皆様の職務に限ったことではなく、職場や地域、家庭や仲間内など様々なお立場で、こういうことをしていくということを宣言していただきたいと思います。
 5分ほど作成時間を取らせていただきますので、よろしくお願いいたします。


   〔部局長会議メンバーが「私のアクション!」を作成〕

 

(中村企画振興部長)
 それでは書いた内容と、書いてみた感想をお伺いしたいと思います。
 手を挙げてくださいと言っても、手を挙げにくいと思いますので、こちらから御指名をさせていただきます。まず、3月に就任された新田副知事お願いします。

 

(新田副知事)

 「私のアクション!」は、豊かな長野県の未来を実現するために県内各地に出向いて対話し、強みを発掘します。そして、県土のグランドデザインを推進します。これが、「私のアクション!」で書きました。
 その想いは、県内各地、都市部だけではなく、農山村部、人が多いところ、少ないところへより多く出向いて、現地でチャレンジしている人、これからチャレンジしようとしている人と対話をして、まだ、長野県民が気付いていない新たな県の強み、そういったものも含めて発掘をしていきたいと思います。そして、今我々が抱えている課題を含め、きちんとしたデータと分析に基づいた県土のグランドデザインを推進していきたいと思っています。
 感想ですが、改めてこういう宣言をするというのは、かなり自分自身にも非常に厳しいプレッシャーをかけているなという気がしましたが、これで一歩自分のアクションをするきっかけにもなるかなと感じました。

 

(中村企画振興部長)
 ありがとうございます。
 それでは、もう一人。3月まで上田地域振興局長として地域密着で活動されておられました柳沢会計管理者さん、お願いします。

 

(柳沢会計管理者兼会計局長)

 私は新しい立場になったということで、人口減少社会の中で県職員の中でも考えられるんですけれども、その中で行政サービスの低下を招かないように、かえプロの会計DXプロジェクトを着実に推進して、事務の改善ですとか、減量化をしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
 もう一つは、地域振興局長だったということで、地域の高齢者と小学生も一緒に地域の拠点を作ろうという活動ですとか、地域活動を見てきました。
 私自身も生まれ育ったところに住んでいるんですけれども、地域の活動を少しずつやっておりまして、様々な話をする機会がありますので、その年齢や性別、出身地を問わず、お互いに尊重し合える地域づくりを目指して活動していきたいと思っています。
 何をするにも自身の心身ともに健康で生き生きと暮らすということを第一に考えております。
 新田副知事がおっしゃったように、自分でこれを書くということで自分ごととして、本当に自分自身何するんだろうということを考える良いきっかけになりました。

 

(中村企画振興部長)

 このように多くの皆様に「私のアクション!」を書いていただくことで行動の輪を広げていきたいと思っております。皆さんもぜひ、会議の場等の折に、これを使えそうなタイミングでは会議の参加者に対して、取り組んでいただけたら幸いでございます。
 このあと、この場にいる皆様とアクションを持って、写真撮影を行いたいと思っておりますので、総合政策課の職員からお声掛けさせていただきますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

(関副知事)

 ただいまの取組に関して、何か質問、御意見ありますか。もしくは感想を言っておきたいというのも結構ですが。いいですか。
 知事から何かありましたら、お願いします。

 

(阿部知事)

 皆さんそれぞれ書いていただいたものは、みんなで共有させてもらえればと思いますが、私も三つ書いているのですが、三つ目に「挑戦し、活躍する若者をリスペクトします。」と書いているんです。これは県民会議のときに書いて、お示しをさせていただいたんですけれども、どうしても若い世代が世の中の変革に期待を持てない、あるいは自分たちが行動しても何も変わらないのが日本の社会だと思っている若者たちが多いので、そのこと自体が非常に危機的な問題ではないかと思っています。
 まず、若者や女性から選ばれる長野県をつくることと、一方で若者や女性の考え方や思いをしっかりと受け止め、あるいは尊重してより多くの人たちが主体的に社会を変えていく、未来を創造していくといった動きに参画できるような機運を皆さんと一緒につくっていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。

 

(関副知事)

 事前に登録された項目は以上でありますが、他に何か御発言がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
 全体を通して、知事から何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

 特にいいです。

 

(関副知事)

 以上で部局長会議を終了いたします。
 引き続き、先ほど企画振興部長から説明があった写真撮影を行いますので、各部局長の皆様は「私のアクション!」の台紙を持って、総合政策課の職員の指示に従って集合していただければと思います。

 

20250418
 

会議資料

【報告事項】

 

 

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