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更新日:2014年6月20日

水産試験場

外来魚Q&A

外来魚QアンドA

 外来魚についてのQアンドAです。参考にしてください。

Q 外来魚って何ですか?
 
A もともとその地域にいなかったのに、意図的、非意図的に関わらず人間活動によって生物の持つ移動能力を超えて他地域から入ってきた生物のことを「外来生物」と言います。この外来生物のうち魚類を「外来魚」と呼んでいます。
 
Q 特定外来生物って何ですか?
 
A 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)」の規定に基づき、外来生物のうち、生態系や人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されたものです。
魚類では、オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)などが指定されています。
 
Q ブラックバスやブルーギルなどの外来魚が川や湖にすむようになるとどうなるのですか?
 
A ブラックバスやブルーギルがもともとすんでいた北米大陸と日本とでは、河川や湖沼の生態系の様相がかなり違っています。
北米大陸ではブラックバスやブルーギルの天敵が存在しますが、日本においてはそのような天敵がいないため、強烈な魚食性と繁殖力をもって河川や湖沼における生態系の頂点に位置することになります。
そのまま何もしないでほおっておくとブラックバスやブルーギルがどんどん繁殖して、多くの河川や湖沼で在来の淡水魚や稀少生物が減少したり、絶滅する恐れがあります。
Q ニジマスも外来魚だと聞きましたが、放流してもかまわないのですか?
 
A 「ニジマス」も北米原産の外来魚です。しかし、ニジマスが漁業権魚種(漁業法に基づき、漁協が管理する魚種)になっているところでは、漁業法で稚魚の放流などによって資源を増殖することが漁協に義務付けられています。
魚食性や繁殖力から比較すれば、ブラックバスはニジマスに比較にならないほど大きな影響をもたらします。
ニジマスは、長野県内ではほとんど繁殖できず、放流されても、そのほとんどが比較的短期間に釣り上げられている状況です。つまり、漁協が放流をやめれば、その影響はなくなる魚種と考えられます。
Q 在来魚が減ったのはブラックバスやブルーギルが増えたせいではないのでは?
 
A 川や湖は、人間の活動や自然環境の変化など様々な影響を受けています。たとえば、
 ・その周辺に住む人たちの生活環境(生活排水やゴミの処理など)
 ・川や湖の近くの道路や橋などの工事、護岸工事、河川改修工事など
 ・気温や水温、水質などの自然環境
こうした影響で在来魚が減少することもあります。しかし、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚による食害も生態系に影響を与えている一つの要因であることは明らかです。
河川や湖沼に与える人間の活動の影響をできるだけ小さくするため、ゴミなどの不法投棄をなくしたり、下水道を整備した入り、土木工事において多自然型の工法を採用したり、また地域の自然環境を保全する活動の実施など、様々な面で生態系の保全や生物の多様性を確保するための取組が行われています。こうした取組の一つとして外来魚の駆除も必要なことだと考えています。

お問い合わせ

所属課室:長野県水産試験場 

長野県安曇野市明科中川手2871

電話番号:0263-62-2281

ファックス番号:0263-81-2020

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