上田保健所管内の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生しました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和7年（2025年）12月5日

本日、上田保健所は上田市内の飲食店を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の調理部門に対して令和7年12月5日から令和7年12月7日まで、3日間の営業停止を命じました。
患者は、令和7年11月26日から27日にかけて当該施設で調理された弁当又は仕出し料理を喫食した3グループ50名中の3グループ26名で、行政検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
なお、患者は全員快方に向かっています。

【事件の探知】

令和7年12月1日午前9時ごろ、患者から「仕出し料理を16名で食べたところ、うち4名が胃腸炎症状を呈し、1名からノロウイルスが検出された。」旨の連絡が上田保健所にありました。

【上田保健所による調査結果概要】

患者は11月26日から27日にかけて当該施設で調理された弁当又は仕出し料理を喫食した3グループ50名中の3グループ26名で、27日午後5時頃から、下痢、腹痛、発熱などの症状を呈しました。
患者は、当該施設で調理された弁当又は仕出し料理を共通して喫食していました。
長野県環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
患者の発症状況は、ノロウイルスによる食中毒の症状と一致していました。
患者を診察した医師から食中毒の届出がありました。
以上のことから、上田保健所は当該施設で調理された弁当又は仕出し料理を原因とする食中毒と断定しました。