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更新日:2025年9月29日
長野県(林務部)プレスリリース令和7年(2025年)9月29日
このプレスリリースは変更があります。正しくは訂正版プレスリリースをご覧ください。
県では、ツキノワグマ(以下「クマ」といいます。)の秋期の主な餌となる堅果(どんぐり)類の豊凶調査を実施しました。
今年度は、堅果類の中でも特に栄養価の高いブナの実が大凶作から凶作となり、全体として餌不足が懸念されます。
このため、クマの人里への出没リスクが高まっていますので、予期せぬ遭遇に十分ご注意ください。
県北部では、堅果類の樹種を問わず、全体的に着果状況が良くありません。ナラ類については地域によって差があり、県南部では昨年よりも着果状況が良好です。一方、ブナの着果は非常に悪く、「大凶作」から「凶作」の状態です。詳しい情報については、別紙をご確認ください。
クマの堅果類への依存度が高い県北部(北アルプス、長野、北信)では、昨年と比べ樹種を問わず着果状況が悪く、クマがエサを求めて里地へ出没する可能性があります。県中南部では、堅果類への依存度はそれほど高くありませんが、一定数が既に出没しているため、引き続き注意が必要です。
出産個体は昨年に比べ落ち着くと予想されますが、温暖化により冬眠期間が短縮するなど気候変動の 影響が見込まれ、時季外れに普段出没しない集落近くに出没するなどの可能性があります。
里地での目撃件数 693件(前年同期1,095件、△132件)
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/sangyo/ringyo/choju/joho/onegai/jinshin.html
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