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更新日:2024年2月19日

林業大学校

日本伐木チャンピオンシップに出場しました

長野県林業大学校は、創立40周年記念事業の一環として、平成30年5月19日(土曜日)と20日(日曜日)の2日間、青森市で開催された日本伐木チャンピオンシップ(以降JLC)に参加し、2学年の髙山亮介君と山嵜正寛君の2名が競技に挑戦しました。選手と応援団

JLCは、(1)林業技術及び安全作業意識の向上、(2)林業の社会的地位向上、(3)林業関係者・NPO等の森づくりへの積極的な参加、(4)新規林業就業者数の拡大等を目的として開催され、世界伐木チャンピオンシップ(WLC)に出場する日本代表選手を選出するため全国から広く参加選手を募り、WLCルール規則に準じ、5つの競技種目で技術が競われました。今大会のプロフェッショナルクラス上位3名とジュニアクラスの上位1名が8月にノルウェーで開催されるWLCの出場権を獲得する大会です。

大会はポイント制で行われ、実際の林業現場で重要事項に基応援団づいた採点が行われます。例えば、「速さ」、「正確さ」、「質」などは加点の対象となりますが、「安全規則を守らない」、「木を傷つける」などは減点です。
この大会に挑戦するにあたっては、本校と教育連携協定をしている、ハスクバーナ・ゼノア株式会社よりご指導いただき、先崎選手や前田選手を始めとしたWLC出場経験のある選手から学んだ、高度なチェンソー技術を今大会で発揮し、ジュニアクラスで髙山亮介君が2位、山嵜正寛君が3位となりました。

伐倒競技

標柱にできるだけ接近するよう、選手は3分以内に木を伐倒します。競技点数は、伐倒時間、伐倒方向、受け口の深さ、角度、ツルの幅、追い口と受け口の高さの差を1mm単位で採点されます。5種目の競技の中で最も配点が高く、安全作業を基本としながらもスピードと正確性が求められます。最高点:660点

山嵜伐倒 高山伐倒 山嵜伐倒後

ソーチェン着脱競技

選手はソーチェンを外し、バーの上下を入れ替えて取り付け、別のソーチェンを装着します。0.1秒単位で測定され、採点されます。また、出血する怪我をしたら減点されてしまいます。ソーチェン着脱競技後に行われる、「丸太合せ輪切り競技」と「接地丸太輪切り競技」の間はチェンの調整ができないため、ソーチェンやバーカバー、ナットが外れた場合は、この競技の得点は0点になり、着脱のスピードだけでなく正確さも求められる競技です。最高点:約120点

山嵜着脱 高山着脱  

丸太合わせ輪切り競技

選手は地面から7°に傾いた2本の丸太を垂直に上下から切り出し30-80mmの厚さに輪切りします。切り出す順番は下側から上側と決まっており、赤いラインの中で合わせなくてはなりません。上下の切断面の段差と縦横4方向の垂直さ、スピードで競われます。最高点:約200点

山嵜合わせ 高山合わせ  

接地丸太輪切り競技

地面に接地している2本の丸太を上から垂直に30-80mmの厚さに切り出します。丸太が接地面の表面とどこで接しているか分からないように、接地面の上には薄くおが屑で覆われています。チェンソーで接地面にキズを入れると、この競技のポイントは0点になります。採点は、垂直の正確さとスピードで競われます。最高点:約250点

山嵜接地 高山接地  

枝払い競技

6mの丸太にまっすぐ差し込まれた30本の枝を払います。どの選手も共通のパターンで枝払いを競います。枝払いの跡が5mm以上残ったり、丸太に深さ5mm以上又は長さ35cm以上の傷がつくと減点の対象となり、また、チェンソーのバーが立ち位置にある時に歩いた場合も減点となります。スピードと安全性、正確性が求められる競技です。最高点:約450-460点(スピードと正確さが加算ポイント)

山嵜枝払い 高山枝払い 枝払い競技

 

 

TEAMハスクバーナの皆さんと記念撮影

TEAMハスクバーナの皆さんと

選手二人

お疲れさまでした!!

 

 

お問い合わせ

所属課室:長野県林業大学校 

長野県木曽郡木曽町新開4385-1

電話番号:0264-23-2321

ファックス番号:0264-21-1058

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