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更新日:2021年6月23日

第2回林内路網整備指針検討委員会

第2回林内路網整備指針検討委員会要旨

 

1 開催日時

   平成23年11月22日(火) 午後1時25分~4時15分

 

2 開催場所

   長野県長野合同庁舎 503号会議室

 

3 出席者

   検討委員会委員6名(欠席1名)、オブザーバー2名出席

 

4 信州の木振興課長あいさつ

5 酒井委員長あいさつ

   昨年、森林作業道作設マニュアルが作られ、今回の取り組みの中で作業システムと絡めて地域の実情に合ったまさに血を通わせる路網整備に向けて大きく進もうとしている。道を作る人と使う人の立場から木材生産に向けて意義のある検討委員会になると思っている。本日も活発な議論をお願いしたい。

6 議事

  ①長野県路網整備指針(案)「はじめに」からステップ1「施業団地の設定」まで事務局から説明し、委員から質問等を受けた。

(委員の意見)

   ・P7の「施業団地の設定」について、施業とか地形単位とか加味して最低限の基準面積を設けてほしい。

 

  ②長野県路網整備指針(案)ステップ2「立地の把握」について、事務局から説明し、委員から質問等を受けた。

   (委員の意見)

   ・地形・地質についてかなり微に至り書いてあるが、膨大な量でその先のステップ3に行く前に疲れてしまう。長野県全体のものでまとめておいて、地域に飛べるような構成がよい。基礎的なものは巻末にする。

   ・地形・地質については、引用文献というより教科書の文章そのままとなってないか。指針としての目的に合うようわかりやすく書き改めたほうがよい。基本的に長野県の場合は、西と東の違い。地形要素としては低地と山地の違い。火山性か非火山性。それをきちんと押さえれば長野県の地質の概要は書ける。そのうえで、例えば千曲川上流と下流であれば、それらの要素がどういう組み合わせになっているか説明すればもっとわかりやすくなる。全体の中の日本列島の地質構造としての要素から個々の地域の特徴をうまく橋渡しする記述が必要。

   ・指針の地形区分でみると、自分が道を入れようとする地域がどこに属するのかわかりにくい。

   ・路網作設のオペレーターが工法選択の時に参考にできるようなものにしたい。

 

  ③長野県路網整備指針(案)ステップ3「路網の検討」について、事務局から説明し、委員から質問等を受けた。

(委員の意見)

   ・図のスケールを統一してもらえるとよい。

   ・P70で「必要最小限の密度で恒久的な路網を開設すべきです。」というのは非常に重要な指摘で、一番大事なこと。使わない道で崩れるのが一番高コストな道で、現場では是非戒めなければならない。

   ・P64に計画基図の作成ということでせっかく事例が載っているので、回避注意すべき地形がこのように載っていて、こういう観点で避けたというような説明を加えると非常に参考になる。

   ・作業システムについて国の指針で傾斜区分ごとに施業システムの例があって林道密度、林業専用道の密度、森林作業道の密度が大体出ているので、これを基に長野県の特性をどう出すかというところ。

 

  ④長野県路網整備指針(案)ステップ4「路網配置」について、事務局から説明し、委員から質問等を受けた。

    (委員の意見)

   ・森林整備をしていく上で所有者と合意形成が必要となるが、難しい部分が路網開設。路網を開けることによって、地域や所有者にメリットがあるという具体的な内容を紹介してもらえたらいいと思う。一事業者の話ではなくて、指針の中に含まれていると話がしやすい。

   ・P97から地質によって取りまとめられているが、非常にこれはいいと思う。各地質ごとに注意事項がある。地質の知識と読図と現地踏査が全部関連しているのがわかる書きぶりにしてもらえれば、いい文面になる。

   ・地域がどの地質帯に入るのかわかるようにしてもらいたい。

   ・この地質帯では丸太組がとか有効な代表的工法等、作業システムのところでは、火山地域では車両システムの作業風景を入れてもらえるといい。

   ・P95で細部路網の測量の記述があるが、従来は起点と終点があって一定勾配で繋ぐときはハンドレベルで計るというのが染み付いているが、実際にはタナを見たり、路線をちょっとずらすだけで切土量が減ったりするので、斜面方向(横断方向)に上下行き来して斜面の形状、地質をよく調査するようにとか、そのようなことを入れてもらうとよい。特に林業専用道のように土構造で、しかも地形に追従した線形をとなると斜面の横断勾配が重要となる。

   ・ハンド押しをするとハンドの勾配に囚われてコントロールポイントをはずしがちなので、意識付けできるよう強調したほうがよい。

・写真の配置は、構成を考えてほしい。悪い例を挙げて、例えば工事で残存木を剥いてしまっている写真を載せて、こういうことをやめましょう、丁寧な工事をしましょうというのを入れたい。また、急勾配で道を開けたために路面侵食して洗掘している写真等やってはいけない例を載せるとオペレーターの方は、そこだけ見てやってはいけない行為を意識し、効果的になるのではないか。

 

7 次回開催予定は、平成24年2月1日(水)で調整。

 

 【配布資料]

  資料1    第1回検討委員会資料 林内路網配置に関わる実務者意向調査追加資料

  議事資料  長野県林内路網整備指針案V.1

          (1)はじめに(PDF形式:467KB/7ページ)

          (2)ステップ1「施業団地の設定」(PDF形式:719KB/8ページ)

          (3)ステップ2「立地の把握」

           ア)長野県の概要(PDF形式:706KB/7ページ)(P16~P35は削除しました)

           イ)傾斜分布図の作成、回避すべき箇所の抽出(PDF形式:701KB/8ページ)

           ウ)回避すべき地質・土質、地図等の判読(PDF形式:1,012KB/10ページ)

          (4)ステップ3「路網の検討」

           ア)既存路網の把握、配置基準(PDF形式:746KB/5ページ)

           イ)概略路網配置(PDF形式:939KB/9ページ)

          (5)ステップ4「路網配置」

           ア)現地踏査(PDF形式:785KB/12ページ)

           イ)路線決定(PDF形式:829KB/14ページ)

          注)議事資料は決定稿が公表となったためリンクを削除しました。(2012.3.12)

  その他資料 (1)長野県林業専用道作設指針(PDF形式:277KB/5ページ)

          (2)長野県森林作業道作設指針(PDF形式:163KB/3ページ)

 

 他の委員会要旨はこちらへ

   ・第1回林内路網整備指針検討委員会(H23.8.31)

   ・第3回林内路網整備指針検討委員会(H24.2.2)

 

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お問い合わせ

林務部信州の木活用課

電話番号:026-235-7274

ファックス:026-235-7364

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