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更新日:2025年7月17日
長野県(農政部)プレスリリース令和7年(2025年)7月17日
7月中旬以降、県内各地でいもち病の発生が確認されています。今後、県内全域で拡大のおそれがありますので、水田の見回りと適切な防除で、被害を防ぎましょう。
水稲
県内全域
・7月に入り、いもち病に感染しやすい気象条件の日が連続しており、7月中旬以降、各地のほ場で葉いもちの発生が確認され、一部のほ場では発病株率が急増しています。
・今後も感染に好適な気象が続くと、常習発生地や中山間地を中心に、葉いもちが発生し、その後、穂へと進展するおそれがあります。
(調査結果は別紙注意報を参照)
・稲の生育期間を通じて発生する病気で、葉に発病したものを「葉いもち」、穂(穂首や籾など)に発病したものを「穂いもち」と呼びます。葉いもちでは、葉が枯れて稲の生育が阻害され、穂いもちでは、穂が白く枯れたり、籾の稔実が阻害されたりして品質が低下します。
・水田をこまめに見回り、葉いもちの発生状況を確認しましょう。
・苗箱施薬剤を施用していないほ場や、多肥により葉色が濃いほ場は、急速に病勢が進む可能性があるため、病斑の発生を見落とさないように注意が必要です。
・葉いもちの発生が多いほ場では、液剤又は粉剤を穂ばらみ期及び出穂期に散布しましょう。また、出穂期以降に曇雨天が続く場合には、さらに出穂5日後と10日後に追加散布を行いましょう。なお、中・晩生種で出穂期まで期間がある場合には粒剤の使用も可能です。
・いもち病の発生には地域差がみられるため、今後の気象情報を注視し、適期防除に努めてください。
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