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更新日:2021年4月1日
奈良井川改良事務所
小仁熊ダムの堤体(ていたい)です。ダムの堤体は上流側がおもて面、下流側がうら面となりますので、この写真はダムのうら面です。
こちらは小仁熊ダムの表面の写真になります。
水上ダムや小仁熊ダムのダム形式は、重力式コンクリートダムと呼ばれるものです。
重力式コンクリートダムは、ダム自体のコンクリートの重さで、水圧に対抗する構造です。水に押されたときにダムが転ばないよう、ずれないよう、沈まないように設計されており横から見ると下部の幅が広く上に行くほど幅が狭くなっています。
水上ダム断面図
奈良井ダムのダム形式は、ロックフィルダムと呼ばれるものです。ロックフィルダムは、岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダムで、内部は、中心部に遮水性の高いローム質土を配し、その両脇を砂や砂利・外郭部を岩石で覆う多層に分かれた構造を持ちます。
奈良井ダムうら面(下流側)
奈良井ダム断面図
ダムの高さを堤高(ていこう)と言います。ダムの一番高いところ(天端と言う)から、基礎地盤までの高さのことです。
たとえば水上ダムでは、天端の標高が885mで、基礎地盤の標高が847mですので、堤高は、38mになります。
堤高の国内最高は、あの黒四ダムの186mです。
堤長長(ていちょうちょう)とは、ダムの一番上の部分(天端)の長さを表す言葉です。
北山ダムの堤長は109mです。堤長の国内最長は大谷地ダムで1780mもあります。
北山ダム天端
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