リニア中央新幹線の概要について
1 リニア中央新幹線とは
- リニア中央新幹線は、東京都から甲府市附近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市附近、奈良市附近を経由して大阪市までの約438kmを超電導磁気浮上式リニアモーターカーによって結ぶ新たな新幹線です。
- 全国新幹線鉄道整備法に基づき、平成23年5月に国土交通大臣が整備計画を決定し、建設・営業主体にJR東海が指名されました。
- 平成26年10月に、JR東海の工事実施計画(品川・名古屋間)が国土交通大臣に認可され、建設段階に入りました。
- 平成28年11月には、県内で初の工事となる南アルプストンネル長野工区の工事に着手しました。
- 令和6年3月29日に、JR東海は2027年の開業は実現できない旨を表明しました。
2 中央新幹線の整備計画
- 平成23年5月26日に中央新幹線の整備計画が決定しました。
- 計画の内容は次の通りです。
| 区分 |
内容 |
| 建設線 |
中央新幹線 |
| 区間 |
東京都・大阪市 |
| 走行方式 |
超電導磁気浮上方式 |
| 最高設計速度 |
505キロメートル/時 |
建設に要する費用の概算額
(車両費を含む。) |
9兆300億円 |
| その他必要な事項 |
主要な経由地
|
甲府市附近
赤石山脈(南アルプス)中南部
名古屋市附近
奈良市附近
|
(注)建設に要する費用の概算額には、利子を含まない。
3 長野県内の路線延長と主要な施設
| 種別 |
数量 |
| 地上部 |
4.4km |
| トンネル |
48.5km |
| 駅 |
1箇所(飯田市) |
| 変電施設 |
2箇所(大鹿村・豊丘村) |
| 保守基地 |
1箇所(飯田市) |
| 非常口(山岳部) |
10箇所 |