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更新日:2022年7月29日

長野県・大気環境部による各支局のCO2濃度の測定について

ご意見(2022年6月30日受付:Eメール)

現在、長野県環境保全研究所・大気環境部では、大気環境状況の観測として、県内の各地において、SO2、NO、NO2などの大気汚染ガスの測定を行っておられる。また現在、長野県は、2050年までのゼロカーボンを目指して、地球温暖化対策の活動を推進している。ところで、現在の長野県内の各地におけるCO2分布が、どのような状況にあるのかについて、測定記録の公表は見当たらない。長野県が、ゼローカーボンを目指す以上は、現在のCO2濃度を知り、その変化・推移をモニターしておくことが必要である。そのため、大気環境の観測局のうち、少なくとも、研究所本局、松本、佐久、諏訪、伊那、飯田、木曽の各支所については、従来からの大気質の測定に加えて、CO2濃度の測定を行うべきである。こうしたCO2濃度のモニターにより、今後のゼロカーボン対策も促進されると考える。

回答(2022年7月7日回答)

長野県環境部長の猿田吉秀と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただきました県の大気環境測定局でのCO2濃度の測定に関するご意見についてお答えします。

この度は貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。
ご指摘のとおり、地球温暖化対策のため、大気中のCO2濃度は重要な指標の一つであります。その値の変化・推移をモニターするためには、局地的な排出源による影響(例えば住宅や工場、自動車などから直接排出されるCO2の影響)がないような場所において観測をする必要があります。
一方、県の大気環境測定局は、人の健康や生活環境に影響を及ぼす大気汚染物質の変化をモニターすることが目的であり、主に住宅地などに設置されているため、CO2濃度の測定には適切ではありません。
温暖化対策としては、地球規模で循環する大気中のCO2濃度を正確に継続的に定点観測することが重要であり、現在はハワイ島のマウナロアをはじめ、日本においては、気象庁が離島などで継続的に測定を行い公表しており、県においても必要に応じて当該データを活用しております。
県では、地球温暖化対策の推進のため、引き続き、県内の平均気温の推移などの気候変動の実態や影響を示す情報や気候の将来予測の情報を提供するとともに、県全体のCO2排出量を推計して公表するなど、県民の皆様が地球温暖化を身近な問題として意識して、CO2の排出削減に向けた行動をしていただく動機づけとなるよう、取り組んでまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、環境保全研究所自然環境部長須賀丈までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

【問合せ先:環境部/環境保全研究所/自然環境部/電話026-239-1031/メールkanken-shizen(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:くらし・生活環境)(月別:2022年6月)2022000283

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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