登山相談所の開設情報 季節の山岳情報
【登山相談所を開設します】
長野県及び長野県山岳遭難防止対策協会(県遭対協)では、登山者の皆さまに対して、万全な準備とともに、気象条件や自分の力量等を見極め、慎重な行動をとるように呼びかけています。
季節の広報・啓発活動の一環として、以下の通り、各シーズンのピーク時に、北アルプスをはじめ、県内の主要登山口に「登山相談所」を開設します。各地区遭対協のベテラン相談員らが登山者の皆様に声かけを行い、危険個所など最新の情報を提供したり、登山者の安全・安心に寄り添ったアドバイスを行ったりします。積極的にご活用ください。また、登山計画を立てる際には、各山域の最新情報が満載の季節の山岳情報をぜひ、ご一読ください。
【登山相談所 開設情報など】
【夏山における安全登山のよびかけ】
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【昨年の夏山の状況】
昨年の夏山(令和7年7月~8月)は143件の山岳遭難が発生し、154人(死者6人、負傷者75人、無事救出者73人)が遭難しました。143件の山岳遭難のうち、102件が北アルプスでした。
【夏山で遭難しないために】
夏山は、1年の中で最も遭難が多発するシーズンです。暑さで体力や集中力が低下し、熱中症や疲労による行動不能、転落・滑落・転倒による遭難が増えます。加齢によるバランス能力の低下、長時間行動による足の筋肉疲労などが背景にあると思われます。日頃から負荷をかけた継続的なトレーニングによって筋力や持久力、バランス能力をつけることが何よりも大切です。また、安易な気持ちで入山することのないよう事前に登ろうとする山のコースの特徴について、多くの情報を収集し、予想されるリスクの回避方法を検討するなどして準備を入念に行い、ゆとりある登山計画をたててください。また、必ず「登山計画書」を提出し、入山場所や予定を家族に伝えましょう。特に単独で登山をする方は、家族にしっかり連絡をお願いします。
■熱中症に要注意!
熱中症にならないためには、登山前から塩分やミネラルを含む十分な水分補給が不可欠です。それでも仲間が熱中症になった場合、一刻も早く体温を冷やすことが重要です。日陰に移る、衣服をゆるめる、扇ぐ、手のひら・足の裏・頬を冷やす等の処置を行ってください。重症の場合は、緊急の救助要請が必要です。
■下山時の転落・滑落・転倒に要注意!
遭難の多くは、疲労が蓄積する下山時に発生しています。下山時は足(大腿部)に自分の体重以上の負荷が掛かり、登りの疲労も重なることから、思わぬスリップや転倒をする場合があります。下山時の転倒は、そのまま滑落してしまい、重大な遭難にも直結しますので、集中力を切らさないように、こまめな休憩・補給をしましょう。特に中高年の登山者は、加齢によるバランス能力の低下がすすんでいますので、十分に気を付けてください。「無事に帰宅するまでが登山」です。
■天気の急変に要注意!
山の天気は変わりやすく、午前中、晴れていても午後から夕立が降ることもあります。時には、大荒れとなり、雷雨や雹が降ることあります。急激に気温が下がり、風雨にさらされると低体温症に陥る危険すらあります。気象リスクに備えて事前に対策を考えておきましょう。「早出早着(はやで・はやちゃく)」が基本です。
■中高年登山者は要注意!
去年(令和7年)1年間の山岳遭難者(392人)の約7割は50代以上の中高年の登山者です。「自分の限界に挑戦する」「何があっても頂上に登る」といった無謀な登山は禁物です。「信州 山のグレーディング」を参考に、自身や仲間の力量に見合った山域を選び、天候や体力に応じた無理のない計画で登山を楽しみましょう。「過去の体力は過去のもの」「過去の実力は過去のもの」「登りたい山よりも登れる山を!」
■その他
長野県ホームページ「山岳情報」、長野県警察ホームページ「山岳情報」および「長野県警察山岳遭難救助隊公式X」等でも安全登山に関する情報を発信していますので、ご確認ください。
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