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更新日:2016年2月12日
「長野県果樹農業振興計画」(以下「振興計画」という。)は、果樹農業振興特別措置法(昭和36年法律15号)に基づき、今後の本県果樹農業の振興の方向を示すものとして定めるものです。なお、同法に基づき、農林水産大臣が「果樹農業振興基本方針」(以下、「基本方針」という。)を策定することとされており、平成27年4月27日に新たな基本方針が公表されたことから、その基本計画を指針として、新たに振興計画を作成しました。(前回の振興計画は平成23年に策定)
計画の本文は、下欄の添付資料で御覧願います。
平成37年度
りんご、ぶどう、もも、なし、かき、うめ、すもも(日本すもも、プルーン)、おうとう、くり、くるみ、あんず、ブルーベリー、まるめろ・かりん、キウイフルーツ
ア 果樹農業の振興に関する方針
イ 栽培面積その他果実の生産の目標
ウ その区域の自然的経済的条件に応ずる近代的な果樹園経営の指標
エ 土地改良その他生産基盤の整備に関する事項
オ 果実の流通及び加工の合理化に関する事項
カ その他必要な事項
ア 担い手への樹園地集積や意欲ある新規就農者への園地継承を推進する。
イ 品質の向上、出荷の長期化等により、実需者に信頼される産地づくりと農業者の所得向上、経営の安定化に取り組む。
ウ 新品種の育成を図るとともに、商品性が高い県オリジナル品種を中心に優良品種のシリーズ化やバラエティー化を進める。
エ 業務・加工用に特化したりんご生産や、ぶどう「ナガノパープル」のように皮ごと食べられる品種の生産拡大を図る。
オ 収益性が高く省力的な栽培方法の導入、新しい栽培方法の検討、さらに輸出の促進などを図る。
(りんご)
カ 「つがる」「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」「ふじ」を基幹とし、新たに「リンゴ長果25(シナノリップ)」の導入を進める。
キ 「シナノスイート」は、需要に応じたリレー出荷に対応できる産地化を促進し、「シナノゴールド」は、適熟収穫による品質確保を推進するとともに、貯蔵施設の整備等により出荷の平準化・長期化を支援する。
ク りんごの早期成園化、省力化及び高品質果実の生産が可能となる新わい化栽培(高密植わい化栽培含む)の推進を最重点課題として位置付け、面積拡大を図る。
(ぶどう)
ケ 「ナガノパープル」「シャインマスカット」等の皮ごと食べられる品種を中心に導入を進め、生食用無核品種の栽培面積比率を全体の67%まで向上させることを目標とする。
コ 管理作業が容易な平行整枝短梢せん定栽培を基本として、改植を進めるとともに、簡易雨よけ施設栽培等の導入を図る。
(もも)
サ 県オリジナル品種の「なつっこ」や極晩生種(9月中旬以降に収穫となる品種)等の比率を増やす。また、糖度の高い新たな品種を導入するとともに、「黄金桃」等の黄肉種については、生産量全体の10%を目安に導入を図り、シリーズ化を進める。
(日本なし)
シ 大規模実証ほ等の活用により「サザンスイート」の早期産地化を図るとともに、「南水」の高品質・安定生産を基にした長期出荷を推進する。また、消費者からのニーズが減少し、価格が低下している「二十世紀」等は、「南水」やりんご、市田柿等への転換を図る。
本計画の実効性を確保し状況変化へ的確に対応するため、毎年、「現状と課題」、「重点振興方針」、「具体的な推進項目」、「振興品種」を内容とした「長野県果樹農業振興方針」を策定する。
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