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更新日:2014年6月27日

知事会見(平成26年(2014年)6月27日(金曜日)16時30分~17時03分 会場:県庁)

項目

知事からの説明

  1. 県議会6月定例会の一般質問が終了、「信州 山のグレーディング」、「信州 山の日」制定記念イベントについて

取材者からの質問

  1. 集団的自衛権について
  2. 「信州 山のグレーディング」について
  3. 地域振興局の設置について

本文

知事からの説明

 1 県議会6月定例会の一般質問が終了、「信州 山のグレーディング」、「信州 山の日」制定記念イベントについて

長野県知事 阿部守一
 それでは6月27日の会見を始めたいと思います。
 まず、県議会6月定例会一般質問、今日で終了したわけでありますが、県政全般にわたりいろいろご質問等いただいて、議論が一定程度深まったのではないかなと思います。来週、委員会が開催されますので、個別具体的な議論がさらに行われると思いますが、提案をしております予算、条例、ご議決をぜひいただきたいと思っています。
 今日は私の方から2点、山の関係でお話をしたいと思います。私よりも、むしろ一生懸命頑張っている担当者の方からお話をしてもらおうと思いますけれども。
 まず1点目でありますが、「信州 山のグレーディング」。これは四県知事会議、中央日本四県知事会議の時にも話題にしたものでありますが、長野県内、山岳遭難事故が増加している中、登山者に自分に合った山選びをしていただくという観点で、主要登山ルートの難易度を示した「信州 山のグレーディング」、作成をしましたので、お知らせを致します。県内の主要登山ルート、100ルートについて、そのルートの地形的な特徴に基づいて、雪の無い時期の、天気が良好の条件の下で必要な体力度と技術的な難易度を評価して、縦軸、横軸で表示をしたものであります。全県の主要登山ルートを統一的にルールに基づいて評価した全国初の取り組みであります。このことについては、山岳総合センターの杉田所長から説明をしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。

長野県山岳総合センター所長 杉田浩康
 
お手元に、この2枚の資料が配られているかと思いますが、まずマトリックス表ですが、縦軸に体力度、それから横軸に難易度を評価いたしまして、マッピングをしております。もう一枚の資料は、そのマッピングをする時のデータになっています。縦軸の必要体力度と言いますのは、鹿屋(かのや)体育大学の山本正嘉(まさよし)教授が登山中の消費エネルギーを計算する式というようなことを研究されておりまして、その一部を使って計算をしました。計算に使った要素は、コースタイム、それからコース全体の距離、それから標高差ですね、登りの標高差がどのくらいあるか、それから下りの標高差がどのくらいあるか、この4つの項目にそれぞれ係数を掛けて計算で求めてあります。その結果を10段階に分けて、分かりやすく表示をした、こういうものであります。横軸につきましては、地形的に危険の度合い、例えば崖があるかとか、急な登りがあるかとか、雪渓があるかとか、鎖場があるかとかですねそういうような要素を5段階に評価をして、AからEというランク付けをしてあります。これによって登山者が自分のレベルに合わせてですね、山を選ぶことができると考えています。ただ、地形についてのみの評価しかできておりませんので、実際の登山にあたっては、これ以外に気象条件ですとか、体調ですとか、あるいはまだ雪が残っているとかですね、そういったこれ以外の危険要素がたくさんありますので、そういったことも加味して実際の登山計画を立てられる、そういうふうに使っていただければと思っています。

長野県知事 阿部守一
 
ということでございます。登る山と登る人の実力のミスマッチが極力起きないようにしっかりと広報していきたいと思います。人気登山情報サイト「ヤマレコ」のトップページに県遭対協(長野県山岳遭難防止対策協会)のバナーを設置させていただきましたので、そこからご覧いただくこともできますし、また、全国の登山用品店を通じて情報提供をするよう準備をしているところでございます。
 また山岳情報誌においてもご紹介をいただく予定にしております。ぜひ今日お集まりのメディアの皆さま方にも周知をしていただければありがたいと思っております。中央日本四県サミットでも、この取り組みをご紹介しておりますので、今後この4県と共同して取り組んでいきたいと思いますし、また、隣接しております岐阜県、富山県、群馬県にも情報提供をして、共同の取り組みについて相談していきたいと思います。これから夏山シーズンを迎えますので、県内の山岳にお越しいただく登山者の皆さま方には、ぜひ自分に合った山を選ぶ、その参考にしていただいて安全に信州の山を楽しんでいただきたいと思っております。
 それから、もう1点、山の関係でございますが、初めて「信州 山の日」、7月の第4日曜日になります。7月27日でございますが、多くの県民の皆さまと一緒に制定を祝い、山に親しんでいただける記念行事を安曇野市の国営アルプスあづみの公園で開催をしたいと思っております。当日は「信州 山の日」宣言を行うとともに、「信州 山の達人」の発表、そして森林大使をしていただいておりますC.W.ニコルさんなど有識者による講演、そして山の恵みを味わい、楽しむ展示や体験コーナーの設置等、地元の安曇野市、あるいは企業、団体の皆さま方のご協力を得て、山の日を楽しんでいただける内容にしていきたいと思っております。展示・体験コーナーにおきましては、山登りが困難な高齢者、障がい者の方に山を親しんでいただけるトレイルライダーの試乗体験等も行っていきたいと思っております。
 ということで、これも私からだけではなく、「信州 山の日」コアチーム会議の若手職員から山の日の取り組みについて説明してもらいたいと思いますのでお願いします。

林務部森林政策課担当係長 井出政次
 
私の方から「山の日」ということで、今年の7月27日の日曜日、国営アルプスあづみの公園で今年初めて開催される「信州 山の日」の制定記念イベントの関係と、それと付随した説明をさせていただきたいと思います。資料についてはプレスリリース資料で説明したいと思います。プレスリリース資料を一枚めくっていただきまして、「信州 山の日」制定記念イベントの内容が記載してあります。先ほど知事の方から話があったように、国営アルプスあづみの公園、7月27日日曜日10時から16時までです。午前中の部としましてアルプホルンの演奏から始まりまして、一部としては県歌「信濃の国」を多くの方で一緒に合唱するという内容が入っております。二部として「信州 山の達人」の発表。その下に書いてあるように、「オトメ☆の挑戦『信州 山ガール』」、これについては本日初めて公にさせていただきたいと思います。この「信州 山ガール」について、また後ほど説明したいと思います。午後についてはリレートークとしましてC.W.ニコルさん、マンガ家・エッセイストの鈴木ともこさん、信州大学の鈴木啓助先生のトークリレーをしたいと思います。また併せまして展示体験コーナー、今回国営アルプスあづみの公園さんも共催という形で一緒にやっていただくということで、国営アルプスあづみの公園で、夏休みがちょうど子どもたち始まる時期ですので、親子で楽しめるようなさまざまなイベントを計画しております。それについては裏面に記載しております。例えばニジマスのつかみ取りだとか、木工体験ですね、県産材のイスを作ったりだとか、山の恵みということでジビエ料理を出したりだとか、まださまざまなイベントをこれから設定していきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。続きまして、先ほどの「オトメ☆の挑戦『信州山ガール』」の取り組みについて説明したいと思います。「信州の山」コアチームという形で各課集まりながらいろいろ話している中で、やはり何が一番これからやらなければいけないかという中で、今まであまり山を経験していない方が山に親しめるような取り組みというものを進める必要があるという話が出ました。昨年度、県民のアンケート調査をした中でも、お年を召した方は非常に山に対する興味があるのですが、若い方になってくるとどうしても山に対する興味がないという調査も出ている中で、若い人がどうやって山に親しめるかという部分の中で今回このような企画を考えました。「オトメ☆の挑戦『信州山ガール』への取り組み~私たちが信州の山の魅力を伝えます!~」という題になっています。内容としましては、しあわせ信州応援アイドルという形で、6月30日に信州キャンペーン実行委員会より委嘱されます「オトメ☆コーポレーション」さんが、山に対する経験を積みながら徐々に「信州 山ガール」になっていくという部分を、3カ月間の中でしっかりとやっていきたいという企画になっています。ステップ1としましては7月27日の制定記念イベントにおいて、私たち「信州山ガール」になります宣言をしていただきまして、ステップ2として、山岳登山ですとか、もしくは林業体験ですとか、もしくは自然保護の関係のガイドウォークだとか、そういうものを「オトメ☆コーポレーション」の人たちに実践してもらいながら山の魅力を発信していきたいという企画でございます。ステップ3としまして、10月11日にその成果を発表するという場をカノラホールの方で取っております。これについては、「信州山岳環境発信フォーラム」という中で、しっかりと発信をして、山の魅力をさらに伝えていきたいという内容の企画でございます。この取り組みを通じまして、信州の山の魅力が県外、県内含めて、発信できれば非常にいいなということでやっていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

長野県知事 阿部守一
 
ということで、ぜひメディアの皆さんとの意見交換の中でも、やっぱり山好きの人じゃなくて、山嫌いの人たちにももっと訴えなきゃいけないんじゃないかというご意見が出たということも受けて、こうした取り組みをしていこうと思っています。ぜひこうしたわれわれの取り組みが県民の皆さま方に伝わって、山に対して多くの皆さんが関心を持っていただけるようにわれわれも取り組みますし、ぜひご協力をいただければと思っております。私の方からは以上でございます。よろしくお願い致します。

取材者からの質問

 1 集団的自衛権について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
1点はですね、先ほど議会でもそうした議論があったばかりの話ですけれども、集団的自衛権の行使容認を受けた議論の話です。来週、7月1日にも閣議決定と言われていますけれども、先ほどのお話では、まだ閣議決定していないので、これまでの政府解釈との整合性など注目しているというお話がありましたけれども、だいぶこれまでのところ、新しい閣議決定案については報道もされてきています。中でも一番肝と言えばですね、新しい三要件というか、「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」など、3つほど並べてらっしゃいますけれども、ここについて知事はこれからの日本の安全保障を考えた時、これが一つの本当に最低限今までの個別的自衛権に限られるんだというふうに言ってきた政府解釈から考えて、一定の歯止めになるとお感じでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
そこを見極めなければいけないんだろうなと思います。最新のものがどれかっていうのはちょっとあれですけれども、私が今手元で見ているのは、24日に高村副総裁が示した私案ですけれども、この中で、これまでの政府解釈との整合性について一定の整理はされている感はあります。ただ、例えば、国際法上の根拠と憲法解釈を区別して理解していくと、する必要があるという記述がありますが、これ、ちょっと私も憲法ではなくて国際法上で集団的自衛権がどこまで集団でどこまで個別的自衛権ということになっているかという整理が私の中で判然としていないので、直ちにこの文章だけでどうこう評価しづらいなという感覚を持っています。そういう意味で先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、やはり十分な国会での議論、国民的な議論というものが必要だと思っています。これまで、従来はある意味で個別的自衛権というものをどう考えるかと、要するに個別的自衛権の範囲に収まるのか収まらないのかというところで議論が行われていたわけでありますが、仮にこの私案になると、そこの仕切りではないレベルでの議論になってくると思いますので、そうしたものがどういう形になるのかということは、やはり注目していかなければいけないだろうと。そういう観点で先ほどご答弁させていただいたところであります。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
分かりました。中身についてはまだ、なかなか判断するにまだ至ってないということなのかと思いますけれども、手法として、以前から知事もおっしゃっていたように国の方向性を決めるような大事な議論であると。国民一人ひとりが考えなきゃいけない話なんだというお話、繰り返しおっしゃっていらっしゃいましたけれども、今回の手法としては与党協議の上で閣議決定して解釈を変更するという手法を取ってますけれども、その他にもそれは憲法改正で対応すべき話じゃないかとか、当然議論があるところですけれども、ここについては政府与党が取ってきている今の手法についてはどんなふうにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
手法については、これも村石議員のご質問に対してちょっと私も触れたんですが、集団的自衛権が議論になっているので、私も一応法律勉強したので、昔一体どういうことを学んだかというのを改めて憲法の本を見てみましたけども、もともと憲法学者の皆さま方、自衛隊の存在自体が憲法上どうなのかというところの議論がされてきたわけであります。その憲法学者の皆さま方の議論と、いわゆる政府の憲法解釈というのは、政府の憲法解釈はやはり、自衛のためであればそれは憲法上許されないはずはないだろうということで政府の憲法解釈はされてきたわけですけれども、そこはその段階でかなり憲法学者の皆さま方とは少し、少しというか相当議論に開きがあり得るのではないかなと思ったところでありますし、それをさらに展開していくというのが今回の議論でありますから、そこについて、やはりこれは本来憲法としてどうあるべきなのかということがまずしっかり議論されるということが必要なので、憲法がどうあるべきかというのは、やはり私とすれば憲法は要するに国民主権の原理のもと、国民がどこまで授権しているのかと、要はどこまで国民の意思としてですね、反映させているのかという議論でありますから、やはりそうした観点でしっかりと論じられる必要があるのではないかと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
裏返して言うとですね、国民的な議論がないままに、今与党合意がされようとしていて、その上で内閣による閣議決定で変更されようとしているっていう手続きについては、ちょっと異論がおありだという理解でよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
手続きに異論と言うか、その順番がどれがいいかっていうのは、たぶんいろいろあり得ると思います。要するに、ベースがないのに議論できないだろうっていう話にもなり得ると思いますので、ちょっと順番について、どういう形が適切かってのはありますが、今の政府の考え方を報道等で知る限りですけれども、解釈を受けて法整備という形になっていると思いますので、法整備する際には、国会で当然法律の議決をするわけでありますから、そこに至る過程では十分な議論が行われなければいけないんだろうなと思います。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
分かりました。それから最後に、今日県会でもですね、全会一致で丁寧な議論を十分に実施することを求めるという意見書が可決されました。この意見書についての知事の評価について伺いたいのが一点とですね、それから、こうした地方議会によるですね、慎重な対応を求める意見書であるとか、もしくは県内では、そもそも政府解釈の変更自体にですね、反対する意見書っていうのが、もう既に35議会で可決されたりしています。そうした状況に対してですね、今日、自民党の高村副総裁がですね、午前中に国会内で記者団にしゃべったコメントがありまして、そこでおっしゃってらっしゃるのは、地方議会も日本人であれば、慎重に勉強してほしいと、私の経験では、かつて一つの閣議決定をこれだけ慎重にしたことはないというふうにおっしゃって、地方議会に対していわば勉強不足だという認識を示されたということはもう既に報道されています。これは直接知事は議会の立場ではないわけですけれども、国とですね、政府と地方の関係を考える上で、もしくは今の県内であれば、各地区の市町村議会がですね、こうした慎重に、もしくは反対の意見書をあげている現状に対して、そういう与党のですね、幹部からそうした話が出てくるということについては、どんなふうに受け止めてらっしゃるか、今日お聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 
まず県議会の意見書については、私が論評する立場にはないので、コメントは控えたいと思いますし、高村副総裁の発言の文脈も必ずしも分からないので、私がどうこう評価する立場ではないと思います。メディアの皆さまを前にしてこういうことを言うと申し訳ないのですが、私が24日に示された私案の全文を頭から終わりまで読ませていただいているところでありますけれど、原点にあたって実際にどういう議論が行われているかという事をわれわれいろいろなところで申し上げていますが、これは国民一人ひとりの問題だと思っていますので、そういう意味ではしっかり国の考え方、今の動向を、議会を含めて把握していくことが必要だろうと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
補足で、県会の意見書に対してはコメントを控えたいというお話でしたけども、賛成の討論をお聞きになられたと思いますし、全文についても目は通してらっしゃるんだ思いますが、先日の農協であるとか、農業委員会についての意見書については同様の思いであるとおっしゃっておりますが、今回のこの時期の県会からのこういう指摘があることについてはご自身の考えと比較した時にどんなふうにお感じか。評価というよりは、ご自身の考えと、どんな位置にあるか感想を伺わせていただきたい。

長野県知事 阿部守一
 
意見書が、今、手元にないのであれですけども。私も答弁で申し上げたように、国政の場でやはり慎重な検討を行っていただきたいと。基本的に同じような主旨であったと思っています。

 2 「信州 山のグレーディング」について

信濃毎日新聞 小出真人 氏
 
先ほど発表された山のグレーディングの関係でお伺いしたいと思います。グレーディングすることによって登山者が自分の力量に合った登山をして、遭難事故を抑制する効果があると思うのですが、その一方で、ややもすると、こんなに難しいのならば行くのを止めようかなとか、登山に行くのをためらわせるような側面もなきにしもあらずかなと思っていまして、それこそ県として世界水準の山岳観光県ということで、たくさん観光客を呼ばれる立場と遭難防止を訴える立場で結構、矛盾とまでは言わないですけど、なかなか苦しいところがあると思うんですが、そこら辺の整合性をこうどういうふうにこれから今後取っていきたいとお考えかお聞かせいただきたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね。われわれとしては、やはり山についての情報をできるだけ多く発信していくということが大事だろうと思っています。これまでも山岳ガイドとかで、上級者向けとか初級者向けとかっていうふうに記載されているものがあると思いますけれども、今回実際に山を熟知した皆さんの手でこういうものを作っていただいたわけでありますので、より丁寧な情報提供ができていると思います。もちろん先ほどの説明にもありましたように、天候であるとか、残雪の状況とかによって変わってくるわけでありますので、そうしたことを十分留意していただきながら、使っていただくということが必要だろうと思っています。

信濃毎日新聞 小出真人 氏
 
確認なんですが、その中央4県の方でも一緒にこういうふうなものを作っていこうというその合意があったりですね、先ほどもおっしゃられたように群馬、富山、岐阜ともっていうことなんですが、それぞれ、今どういうふうな状態なのか。もう実際にグループを作ってとか・・・。

長野県知事 阿部守一
 
それはじゃあ担当課の方から。

観光部観光参事兼山岳高原観光課長 浅井秋彦
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県の集まりの中では、知事会議の中で一緒に取り組もうということで合意をいただいていますので、これはもう事務的に、事務方の方で、これからどうやって進めていくかということで協議を始めたところでございます。隣県の岐阜、富山、群馬につきましては、今日こういった形で発表しますということでの情報提供は既にさせていただいております。これからその各県さんと一緒にやっていこうということでの協議を始めるという状況でございます。

読売新聞 松本由佳 氏
 
今グレーディングに関連した質問なんですが、岐阜では登山届を義務付け、出さない人には罰金もというような条例ができるというふうに聞いておりますけれども、この今回作られるグレーディングに関してはかなり難易度の高いところ難しい地形であるとか、そういうものに対して登山者が入る際に、登山届を出すような、そういう注意を促していくような、そういうお考えとかこれから計画っていうのはあるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね。登山届を出していただくっていうのは、これまでも推奨させてきていただいているわけでありますが、今議会でもご質問ありましたけれども、それに対して例えば条例で義務付けをするかどうかということについては、山岳関係の皆さま方のご意見も伺った上で、長野県としての方針を決めていきたいと思っています。 

 3 地域振興局の設置について

市民タイムス 渕上 健太 氏
 先ほど一般質問で南信のほうの方の県庁への利便性の問題が指摘されまして、その中で移動知事室ですとか、県庁の職員が出向く出張窓口というお話があったんですけれども、知事は公約の骨子の中でも、地方振興局の設置ですとか、移動知事室というのを挙げられていると思うんですが、ちょっと確認なんですが、県の施策としても、移動知事室等はこれから検討していくということで、併せて公約としても移動知事室を掲げていくという理解でよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
ちょっとあの、なんだか選挙と近接しているので、そこは混然一体となっている感はありますが、あの先ほどもご答弁申し上げましたけれども、やはりこれは県としても広い県土の中で、本庁舎から遠い所の皆さんの利便性をどう高めるかというのは、これは考えていかなければいけない話でありますから、そこは県の組織としても検討していかなければいけないだろうと思います。私の公約については、先般骨子をお示ししましたが、まだ最終版ではありませんので、また明日も県民の皆さんとの意見交換会がありますが、県民の皆さんの意見を聞いた上で、公約の中身は確定していきたいと思っています。

市民タイムス 渕上 健太 氏
 
細かいことで申し訳ないんですけれども、地方振興局についても、県として検討していくということになるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
私の骨子にはそういう表現をさせていただいてるわけでありますけれども、今日の答弁では本庁と現地機関の関係の在り方、というような表現をさせていただいてます。そこのところは、これから私自身が県民の皆さんの声を受けて、まず公約にどう掲げるか、いずれにしても、おそらく今の私の任期中には時間的に絶対に達成できない話でありますので、その上で考えていきたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 
ありがとうございました。

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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