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更新日:2021年12月6日

換気と省エネ、健康でエコな冬の換気方法を紹介

 「3密」を避けるために推奨されている換気ですが、今年の冬は例年よりも強く意識される方が多いかと思います。しかし、換気に関する知識がないと、部屋の中の空気が入れ換わる前に終わらせてしまったり、必要以上に長時間窓を開けたままにしてしまうことも。

 今回は気になる「正しい」換気の方法をメーカーからの聞取りに基づき紹介します。

 短時間でしっかりと換気を行うことで、暖房負荷を最低限にとどめ、電気代を抑えることもできます。この冬を健康・エコに過ごす知識を身につけましょう。

上手な換気の方法

 基本的に、24時間換気システムのあるお宅では、スイッチを「オン」にし、正しく換気を行ってください。その上で、必要に応じて窓を開ける換気も行ってください。

 24時間換気システムの無いお宅では、換気の際には窓は2か所以上、できれば対角線上に開けて風の通り道を作ることで、効率的に換気することができます。窓が1か所しかない場合は、部屋のドアを開け、窓の外に向けてサーキュレーターを回すと効率よく換気できます。

 ただし室温の急激な低下による体調悪化等を防ぐため、換気の際にはしっかりと厚着をする、隣の部屋を使って間接的に換気をするなどの工夫をしましょう。

〈間接的な換気のイメージ〉

換気イメージ

暖房機器が違っても換気方法は同じ

 ガス・石油を燃料としたストーブやファンヒーター等は、燃焼を伴う暖房機器のため、使用に伴い必ず換気が必要です。

 忘れがちなのがエアコン。一般的なエアコンは外気を取り入れず、室内の空気を循環させているだけで、換気はできないタイプがほとんどです。忘れずに換気を行いましょう。

室内の温度差を解消

 換気に有効なサーキュレーターは、暖房時にも活用できます。暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かうため、冬の暖房時には部屋の中に空気の層ができ、足元が寒くなりがちです。サーキュレーターを使うことで空気層を解消し、足元まで暖かい空気を循環させることができます。

 配置のコツとしては、置型サーキュレーターの場合は暖房器具に対し対角線上の位置に設置し、上向きに風を送りましょう。上部の暖気が部屋中に拡散し、省エネ効果が得られます。また壁設置型サーキュレーターの場合は上から下に送風することで、暖気を拡散し、部屋の外からの冷気の侵入を抑えるエアカーテン効果が期待できます。

湿度をコントロール

 湿度の上昇は、体感温度を上げる効果があります。また、のどや鼻の粘膜の乾燥を防ぐことができるので、免疫の低下防止にもつながります。暖房と加湿器、部屋干しなどをうまく組み合わせて、過ごしやすい工夫をしましょう。

エアコンの省エネな運転方法

 暖房にエアコンを使用されている方は、夏にも紹介しましたが、設定温度を決めた上で、細かい操作は行わずに自動運転を活用するのが省エネへの近道です。

 また、フィルターにホコリが詰まると、送風効率が下がり、部屋が温まりにくくなることがあるので、フィルターをこまめに掃除することで無駄な電力を抑えることができます。現在は、フィルターの自動清掃機能が付いた機種も多く発売されています。

 室外機のお手入れや設置方法も、見落とされがちですが大事なポイントです。定期的な掃除だけでなく、室外機の吹き出し口にものを置かず、風通しを良くしておきましょう。また、冬は積雪に備え、高さ調整器具やカバーの設置等の確認を行いましょう。

最新の機器には便利な機能も

換気機能付きエアコン

 室内の冷たい空気を温める際に、外気を取り入れる機能の付いたエアコンです。エアコン運転中に換気の心配をする必要がないので安心です。

熱交換型換気システム

 室内外の空気が持つ温度をなるべく保ったまま換気を行うシステムです。窓や換気扇を使って直接空気の入れ換えを行う換気と比べ、室温の低下が大きく抑えられるので、暖房負荷を減らす(光熱費を抑える)効果が期待できます。

 また、温度に加えて湿度も保ったまま換気ができるシステム(全熱交換型換気システム)もあります。

 

お問い合わせ

環境部ゼロカーボン推進室

電話番号:026-235-7022

ファックス:026-235-7491

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