上田保健所管内の旅館でウエルシュ菌による食中毒が発生しました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和7年（2025年）11月18日

本日、上田保健所は上田市内の旅館を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の調理部門に対して令和7年11月18日から令和7年11月20日まで、3日間の営業停止を命じました。
患者は、11月8日に当該施設で調理、提供された食事を喫食した10グループ63名中の7グループ18名で、行政検査により、患者便、調理従事者便、食品からウエルシュ菌が検出されました。
なお、患者は全員快方に向かっています。

【事件の探知】

令和7年11月10日午前9時30分頃、関係自治体から、「11月8日から9日までに上田市の宿泊施設を利用した者が胃腸炎症状を呈し、病院を受診した。」旨の連絡がありました。

【上田保健所による調査結果概要】

患者は、11月8日に当該施設で調理、提供された食事を喫食した10グループ63名中の7グループ18名で、9日午前1時頃から、腹痛、下痢、膨満感などの症状を呈しました。
患者は、当該施設で調理、提供された食事を共通して喫食していました。
長野保健所及び関係自治体が行った検査により、患者便、調理従事者便、食品からウエルシュ菌が検出されました。
患者の発症状況は、ウエルシュ菌による食中毒の症状と一致していました。
患者を診察した医師から食中毒の届出がありました。
以上のことから、上田保健所は当該施設で調理、提供された食事を原因とする食中毒と断定しました。