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更新日:2026年10月7日
南信州農業農村支援センターでは、市町村、みなみ信州農業協同組合、のうさい長野下伊那支所、県農政部農業技術課と連携し、管内の稲作に関する課題を情報共有し、今後の管理技術の統一による収量及び品質向上を目的として、毎年、南信州地域稲作現地検討会を開催しています。今年は、令和8年8月7日(金曜日)に開催し、17名が参加しました。
今年は、主に次の3つのテーマについて検討しました。
・地域の晩生基幹品種である「天竜乙女」の後継品種になることが期待される良食味系統「信交565号」の現地適応性の検討について(場所:飯田市下殿岡)
・夏季の高温による高温障がいの回避が期待され、「風さやか」の後継品種として注目される新品種「にじのきらめき」の施肥基準作成に向けた施肥試験について(場所:豊丘村神稲)
・全国で注目を浴びている栽培方式である節水型乾田直播について(場所:豊丘村河野)
「信交565号」については、良食味の晩生品種を地元から強く求められており、参加者の関心も高かった。当日は出穂前の草型や「天竜乙女」と同様に晩生であることを確認しました。また、今後、食味試験を実施したいという要望も寄せられました。
「にじのきらめき」の施肥試験では、施肥量の違いによる出穂始めの生育量や葉色の違いを確認し、品種特性である多収を実現するためには、「風さやか」と同等以上の施肥量が必要となる可能性について意見を交わしました。
節水型乾田直播では、6回の除草剤散布や各種バイオスティミュラント資材の使用、水管理などの栽培管理について情報共有しました。また、適切かつ丁寧な管理と高い地力により、移植栽培並みの生育が可能であることを確認しました。県農業技術課の井ノ口主任専門技術員からは、県下でも優良な乾田直播の事例であるとのコメントがありました。一方、機械力やほ場条件など、導入に当たっての課題や注意点についても参加者で確認しました。
現在、当センターでは、これら3つの試験について成熟期調査、収量・品質調査を実施しています。調査結果は、12月に予定している水田作検討会で報告し、今後の南信州地域における品種選定や栽培技術の検討に活用していきます。

(南信州地域稲作現地検討会現地視察の状況)
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