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更新日:2026年9月4日
本県最南端に位置する阿南町では、農業の担い手不足や遊休農地の増加が深刻な課題となっています。
一方、南信州菓子工房株式会社(木下智亮社長、本社:阿智村)は、果実などを原料としたドライ加工製品の製造・販売などを行う食品メーカーですが、近年は製品の原材料となるりんごの調達が難しくなっています。このため、同社では原材料用りんごの自社生産を検討していました。
阿南町には同社の製造工場が立地していることから、町と同社との連携が進み、このたび農業分野でのマッチングが実現しました。同社の農業参入は、阿南町にとっては農業の担い手確保や遊休農地の解消につながり、同社にとっては安定した原材料の確保につながる取組となります。
この取組を推進するため、同社、JAみなみ信州、阿南町、長野県土地改良事業団体連合会、南信州地域振興局(農地整備課、農業農村支援センター)で構成するプロジェクトチームを結成しました。遊休農地を活用し、約2haのりんご高密植栽培ほ場を整備するとともに、同社が地域農業の新たな担い手として参入します。また、ほ場整備には農地整備に関する補助事業等を活用しています。
令和7年度から8年度にかけてほ場整備を進めており、現在は全体計画の約半分の区域で基幹品種である「紅玉」の苗木約2,000本の植栽が完了しました。排水対策などの基盤整備も併せて実施しており、苗木は順調に生育しています。
7月31日には、南信州農業農村支援センター職員も参加し、ほ場での現地研修を実施しました。研修では、生育状況や栽培管理、ほ場整備の進捗を確認するとともに、参加者約25名が協力して石礫の除去作業を行いました。ほ場内には多くの石礫が存在し、耕うんなどの農作業の支障となることから、参加者はあらかじめ配布された肥料袋を活用して石礫を回収し、ほ場環境の改善に取り組みました。
今後も関係機関が緊密に連携し、農業の担い手確保や遊休農地の有効活用など、地域農業の持続的な発展に向けた取組を進めてまいります。

礫拾い作業終了後に全員で「good job」
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