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更新日:2025年5月23日
長野県でもお茶が生産されています。その産地は本県の南端に位置する阿南地域と南木曽地域です。
阿南地域を担当する南信州農業農村支援センターでは、長野県茶生産振興協議会と連携し、茶の摘採講習会を開催しています。本年は4月14日から17日まで、延べ6会場で、地域を代表する茶園をお借りして、現地講習を行っています。
「摘採(てきさい)」とは、「茶摘み」のことです。
「手摘み」は「一芯三葉刈りが重要」と言われます。これは1つの新芽(芯)に新葉が3枚開いた時に茶摘みを行うのが、高品質の茶を生産する上で大切と言うことを表しています。新芽の生長が止まって、次の葉が発生しなくなった状態を「出開き」と言います。一般にお茶は、新葉が5枚開いた「一芯五葉」で出開き、茶園の出開き率が50~70%の時期が摘採適期とされ、その期間は短く、3日間程度です。「機械摘み」は一芯五葉のころに摘採しますが、摘採に時間がかかる手摘みの場合は、3枚目の葉が開いたころ(出開き率が50%)から摘採を始めます。
講習会では、気象経過やこれまでの生育調査結果を踏まえて、凍霜害対策や摘採適期の判断のポイント、摘採作業の注意事項、かんどころなどをお話しさせていただいています。
茶生産を支える担い手の確保が大きな課題ですが、希少な山間急傾斜地の茶生産振興のため、生産者はもちろん、様々な立場の多くの方々がそれぞれの責務を全うしています。
[天龍村での講習会]
「泰阜村での講習会」
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