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更新日:2019年11月10日

長野地域振興局

NPO法人エリアネット更埴

法人データ

名称 NPO法人エリアネット更埴
設立 平成14年4月1日
所在地 千曲市大字新田500番地
HP http://www.areanet.or.jp

お話しをお聞きした方

「NPO法人エリアネット更埴」理事長:中澤聖子(なかざわしょうこ)様/事務局長:和田春美(わだはるみ)様

千曲市周辺で、インターネットを活用した事業を行い、地域活性化に取り組んでいる「NPO法人エリアネット更埴」。

屋代駅前の「市民活動交流センターえりあねっと」(平成26年度開設)を訪ね、理事長の中澤聖子様と事務局長の和田春美様にお話しを伺いました。

市民活動交流センターえりあねっと

(市民活動交流センターえりあねっと内部)

法人設立まで

平成12年、更埴地域の民間企業が中心となり、インターネットの普及と活用法の研究・実践活動をするための任意団体、「エリアネット更埴」を設立しました。

翌13年は、国の施策で日本全国一斉に「IT講習会」が開催され、千曲市(旧更埴市)でも、「IT講習会」の開催に向けて、サポートできる市民が市によって集められました。

中澤さんや和田さんを始め、講師として活動に参加した「エリアネット更埴」のメンバーは、この活動を通して、市民の学習意欲とサポートする市民(講師)の意欲の高さ、行政の前向きな姿勢を感じ取ることができました。

「エリアネット更埴」は、IT支援事業に手応えを感じ、NPO法人の設立を検討し始めました。平成14年4月には、法人設立。同年NPO法人として、千曲市(旧更埴市)の「IT講習会」を受託しました。

NPO法人になって

「エリアネット更埴」は、「経済や生活に寄与できることをしよう」「パソコンの利便性を提供しよう」という設立当初の趣旨を大切に、IT講習会をベースに活動を続けています。

活動を始めたころはパソコンの訪問サポートの件数も多く、「インターネットのつなぎ方がわからない。」など様々な依頼で、個人宅へもよく伺ったそうです。

千曲市ふれあい情報館

千曲市は、地域情報化を進め、市民のIT学習ニーズに応えるため、平成15年度に「千曲市ふれあい情報館」(以下、情報館)を開館。「エリアネット更埴」では、「IT講習会」と「ITアドバイザー業務」を請け負っています。

千曲市ふれあい情報館

(千曲市ふれあい情報館外観)

平成18年度、同館は指定管理制度を導入。「エリアネット更埴」が受託して、「IT講習」を主とした「情報館」の管理運営が始まりました。

「当時県内で、指定管理を受けたNPO法人としては、うちが一番だったのでは。」設立当初の理事長が、情報センターの必要性について触れており、定款の事業内容にも盛り込まれていたそうです。

平成27年4月、「エリアネット更埴」は4期目の指定管理を受けました。

情報館の管理運営

情報館、タブレット教室

現在「情報館」は、運営スタッフ・講師合わせて20名程で構成され、常時パソコン教室が開催されています。

パソコン教室は、ワード・エクセルを使った基本的なメニューから、タブレットを使用するもの、デザイン技術の向上を目指すもの、ワンコインで気軽に体験できるものなど、受講者の多様なニーズに答えられるように、様々な内容のメニューが用意されています。

「情報館」は、児童・生徒の体験学習の場という役目も担っており、子ども達のパソコン教室や、夏休みや冬休みには、子ども向けの企画を行っています。

指定管理業務は講座の開設だけでなく、館内の清掃はもちろん、草取りから雪かきまで、管理運営全般に渡ります。

「大変なこともありますが、スタッフ全員で毎日一生懸命取り組んでいます。」

「情報館」、カルチャー講座の展示

(情報館、カルチャー教室の展示)

また、指定管理業務の他に、カルチャー教室や各種資格取得講座などの自主事業も行っており、事業収益を上げていけるように努力しています。

さらに、「貸館業務」を行うことも千曲市の規定で認められており、来館された方や、一度「情報館」をご利用いただいた方に再度ご利用いただけるよう、気持ちの良い対応や掃除など、居心地の良い環境作りを心がけています。

「情報館」は、インターに近く、駐車場も広く、夜間も使えるなどの利便性が良いことから、一般企業が会議等で利用することが多く、貸館利用は徐々に伸びてきています。

開館当初は年間16,000人だった入館数が、現在では27,000人。地道な努力の成果が表れているといえます。

千曲市ふれあい情報館

所在地:千曲市屋代128番地1

TEL:026-273-8000

活動内容

みちさき案内なび

現在、「情報館運営」、「IT講習会」、「ITサポート事業」、「Web制作支援事業」、「青少年健全育成事業」、「職業訓練委託事業」の他、千曲市周辺の情報発信をする地域ポータルサイト「千曲市みちさき案内なび」()の構築・運営(平成25年度長野県地域発元気づくり支援金対象事業)など、多くの活動を行っています。

※千曲市みちさき案内なび:http://chikumanavi.com/(外部サイト)

職業訓練受託事業

ハローワークより、ITを活用した3か月の公共職業訓練を受託しています。

「受講される皆さんは、3か月の間に非常に団結が強くなります。就職ってひとりひとりのことのようですが、『がんばろう』という気持ちを持つ人が増えていくと、『皆で、がんばろう!』という気持ちになるようです。いかにクラス作りをするかが、とても大切です。」「パソコンを教えるだけじゃない、全体の意欲を高めていく手法は、まわりの方から高い評価をいただいています。」

「3か月の間に、皆の意識が高まり連帯が強くなっていきます。卒業式には皆泣いてしまうほどです。卒業してから1年、2年が経っても、報告や相談に訪れる方がいます。たった3か月間ですが、普通のIT講習と違って、『人の人生を預かっている』という感じがします。」

今年度も、ハローワークに求職申込をした20数名の方の訓練が、「情報館」で始まりました。

青少年健全育成事業

千曲市内の小学校のパソコンクラブへの講師の派遣や、インターネットセキュリティ講座を実施しています。

「子どもにとってインターネットは、生まれた時から身近にある存在です。見えないことだけに危険性も大きく、交通安全教室と同じように、情報セキュリティ教室が必要な時代だと思います。」

IT業界の進歩は速いので、保護者を含めた大人がしっかり知っておく必要があるとも。

安全なインターネット利用の啓発活動を通し、「エリアネット更埴」では、青少年の健全育成に尽力しています。

市民活動交流センターの設置

中間支援活動へ

「情報館」での活動を続け、法人運営のノウハウを蓄積していった「エリアネット更埴」。

気がつくと、「どうやってNPO法人を作ったらいいのですか。」「書類の書き方を教えてほしい。」「ホームページを作りたいのですが。」「効果的な情報発信の方法を教えてください。」など、アドバイスを求められることが多くなってきていました。

「これまで自分達の法人運営で精一杯だったけれど、アドバイスに応えていくためにも、私達も、もっと外のことを知ったほうがいい。」と、商工会議所や長野市の市民活動センターなど、いろいろな所へ足を運ぶようにしたところ、交流の輪がますます広がっていったといいます。

「実質的に支援業務を行っているのだから。」と中間支援団体の活動にも誘われ、平成25年8月、定款に「中間支援」()を盛り込み、「情報館」で支援業務を始めました。

中間支援とは…NPO活動を行っている方、及びNPO活動を行おうとする意志のある方の求めに応じ、相談、コーディネート、人材育成、協働の推進など、様々な角度から支援すること。

市民活動交流センター「えりあねっと」

(「市民活動交流センターえりあねっと」外観)

平成26年には,屋代駅前の空き店舗に「市民活動交流センターえりあねっと」を開設。中間支援の場を新たに確保しました。

現在「市民活動交流センターえりあねっと」では、協働のまちづくりのサポートと、千曲市の魅力発信事業を行っています。

「いつもスタッフが居る場所ができたことで、会員の方も商店街の方も、よく立ち寄ってくれるようになりました。」

「市民活動交流センターえりあねっと」

所在地:千曲市桜堂514

フェイスブック:https://www.facebook.com/shimin.areanet

中間支援活動を通して

支援業務に関わり、多くのことを学んだという「エリアネット更埴」。

「法人格を取るということは、社会的な責任を担う」ことであり、そのことを、法人はしっかり意識する必要があると痛感したそうです。

「相談に来られた中で、活発に活動するようになった市民団体があります。最初の頃は人集めも手伝いましたが、最近では自分達で情報発信できるようになりました。」と、嬉しそうに。

「話を聞いてもらえるだけでも嬉しい。」と言われ、活動を続けていくことが大事なんだということに改めて気づいたとも。

最近では、「『エリアネット更埴』に相談に行くといい。」と、行政などから勧められて来る方も多くなったといいます。

様々な協働のかたち

ながの協働ねっと

平成23年に長野市民新聞の「市民とNPOのひろば」の編集委員会で集まったNPOから、ネットワーク設立を望む声が上がりました。

みそフェスタ

「エリアネット更埴」を含むNPOは検討を重ね、平成26年「ながの協働ねっと」を設立。以降、定期的な交流会や相互支援プロジェクトを行っています。

そのひとつとして、7月には、「みそフェスタ2015in長野」を開催。(平成27年度地域発元気作り支援金採択事業)

みそボール作りワークショップ、みそ蔵訪問、お芝居とシンポジウムなど、多くの体験メニューを通して、日本人の食生活に欠かすことのできない「みそ」を見直し、活用を図るイベントに、450人の方が訪れました。

「ひとつのNPOではできないことでも、みんなで力を出し合えば可能になります。NPOの自立と成長、ネットワークの拡大、交流の促進、協働の創出などを課題に、これからも新たな流れを作っていきたいと思います。」(利きみそにトライ!「みそフェスタ2015in長野」より)

街まちミーティングの開催

平成27年6月「エリアネット更埴」は、千曲市で市民活動をしている団体に声をかけて、交流会「街まちミーティング」を開催。当日は目標としていた50名を大きく上回り、30団体72名が集まり、意見交換や交流が活発に行われました。

街まちミーティングの様子

懇親会では、「活動をしていてよかった。」「とてもいい活動をしている団体を知ることができた。」「千曲市でこのような集まりが開催されるようになって嬉しい。」「つながりができた。」など、多くの感想や意見が出て、初めての交流会開催に手ごたえを感じたといいます。

「集まる場があれば、つながることができる。みんながつながることで、千曲市が元気になっていくのでは。そのためには、『市民活動交流センターえりあねっと』の活動を続け、交流の場を確保していくことが、私達にできることだと思っています。」

2回目は11月を予定。多くの方との交流を楽しみにしています。

課題と抱負

現在、法人が抱える課題とこれからの抱負を伺いました。

「NPO法人もある程度大きくなってくると、資金繰りも大変になってきます。又、雇用関係が生じると各種社会保険等も整備しなくてはならず、一般企業と同じように責任があります。その中で、いかに皆に同じ思いを持って取り組んでもらうかが難しいところです。一緒に目標に向かっていく姿勢を大切に育てていきたいと思っています。」

また、IT講習会等を通して高齢者の方々の学ぶ意欲の高さに驚き、「高齢者の方々が生き生きとして生活できるよう、学ぶ場を提供し続けていきたい。」とも。IT支援から始まった活動は、地域の活性化へも貢献しています。

さらに、「千曲市では『市民の力で』という意識が高まってきています。みんながつながり、活動が広がっていくように支援を続けていきたいと思います。」と、次の世代を育て地域を元気にすることを目指して「エリアネット更埴」は、これからも歩み続けます。

 

(取材:平成27年7月27日/地域政策課県民生活係,麻田真里子)

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お問い合わせ

所属課室:長野県長野地域振興局総務管理課

長野県長野市大字南長野南県町686-1

電話番号:026-234-9500

ファックス番号:026-234-9504

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