ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 発表資料(プレスリリース) > 令和8年(2026年)8月プレスリリース資料 > DNAを用いてツキノワグマの木曽地域集団の特徴を初めて解明しました

ここから本文です。

更新日:2026年8月4日

DNAを用いてツキノワグマの木曽地域集団の特徴を初めて解明しました

長野県(環境部)プレスリリース令和8年(2026年)8月4日

長野県環境保全研究所、筑波大学及び京都大学による研究グループが、長野県木曽地域を対象にツキノワグマの遺伝的集団構造を初めて明らかにしました。

研究の概要

  • ツキノワグマは近年、人との軋轢が社会的課題です。この軋轢の低下とクマの生存を両立するには、その地域のクマが将来も健全に存続できるよう、遺伝的多様性や地域間のつながりを知ることが重要です。
  • 本研究では、木曽地域35か所に体毛採取トラップを設置し、クマの体毛を集めました(図1)。体毛の毛根から得られたDNAを解析したところ、30個体が識別されました。
  • オスは広葉樹林、メスはカラマツ林に生息しており、オスとメスでは利用空間が異なることが明らかになりました。
  • 富山県や東北地方のクマ集団と共通する遺伝子(図2の)が県内で初めて検出され、大きな山脈を越えた遺伝的なつながりが示されました。
  • 次世代に遺伝子を渡すことができるクマは44.8頭とやや少ない値が推定(100頭以上だと安定)されました。捕獲を続けていく場合は、この数が下がらないようモニタリングしていく必要があります。
図1 林内に設置した体毛採取トラップ

図2 識別されたクマの家系と性別
 (●■▲がそれぞれ家計を表す)

080804gazou1 080804gazou2

研究の意義

 本研究ではDNA解析により、ツキノワグマの遺伝的つながりやオスとメスの利用場所の違いが明らかになりました。夏のカラマツ林は子連れのメスと遭遇しやすく、十分な注意が必要なこと、捕獲を続けていく地域では、遺伝モニタリングでクマの健全性を確認することで地域絶滅を回避できるなどの保護管理への応用が考えられます。
 本成果は3月25日付けで学術誌 Mammal Studyに掲載されました。

論文掲載サイト⇒080804gazou3


※詳細は、別紙(共同プレスリリース資料)をご覧ください。

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

所属課室:環境保全研究所

担当者名:浜田、黒江

電話番号:026-239-1031

ファックス番号:026-239-2929

所属課室:環境部環境政策課

担当者名:山本、塩沢

電話番号:026-235-7171

ファックス番号:026-235-7491

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?