ホーム > 暮らし・環境 > 人権・男女共同参画 > 人権 > 人権尊重メインページ > ハンセン病問題関係メインページ > ハンセン病回復者やご家族の情報が記載された文書について(県民の皆様へのお願い)
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更新日:2023年6月13日
我が国においては、ハンセン病を患った方々に対し、かつて誤った隔離政策が取られてきた経緯があり、偏見や差別による被害が生じました。本県においても、無らい県運動を県が積極的に先導し、ハンセン病を患った方々が、故郷を去らざるを得なくなった過酷な歴史があります。
こうした経緯や事実を踏まえ、県としてはこれまで、回復者の名誉回復に向けた事業に取り組んでまいりました。
そうした中、令和3年2月、明治期に作成されたハンセン病に関する患者台帳(※『明治三十二年癩病患者並血統家系調』)がオークションサイトに出品され、ハンセン病回復者やそのご家族に大きな不安を与える事案が発生しました。
県では、この事案を重く受け止め、今回のような事案の再発を防ぐため、ハンセン病に係る公文書の保管状況等の調査や、この台帳の流出経路に関する調査を行いました。
その結果は、以下のとおりです。
(1)方法入手経路・方法等について、職員が出品者へ聞き取り(令和3年7月)
(2)結果有力な情報は得られず、流出経路はたどれなかった。
(商取引の違法性はなく、人権問題としての法的規制はないため、調査継続困難)
県が現在保有している文書等については以上のような結果となりましたが、一方で、このような古い文書が行政機関以外に存在する可能性も否定できません。
ハンセン病回復者やそのご家族等の情報をインターネット上に掲載したり、売買したりすることは、関係する皆様に大きな不安や恐怖を与えることにつながります。
長野県のハンセン病回復者やそのご家族に関する文書を保有されている方や、今後このような文書を発見された方は、他人に見せたり、売買したりすることはせず、まずは県に御相談いただきますよう、県民の皆様の御協力をお願いします。
同様に、古書を取り扱っている事業者の皆様におかれましても、御協力をお願いします。
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