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更新日:2025年10月29日
9月は実りの秋を迎え、収穫作業が本格化します。
そこで、県内全域で「秋の農作業安全運動月間」として、安全な農作業を呼びかける運動を展開します。
今年は、以下のことによく注意して農作業にあたりましょう。
ご家族が作業に出かけるときには、これらの重点項目を意識した一声をかけて気持ちよく送り出しましょう。
また、しばらく暑い日が続きます。熱中症対策にも気を配って、水分・塩分を用意して農作業に励みましょう。
啓発のチラシはこちら(PDF:228KB)
これから収穫の時期には、畑や田んぼの移動のためにトラクターやスピードスプレーヤー(果樹の防除機)などが道路を走っているところを見かける機会が増えます。
農業機械は速く走れないということにご理解いただき、ゆとりを持って安全運転いただくようお願いします。
近年の猛暑の影響で増加している熱中症による死亡災害を防止するため、すべての事業所(労働者を雇用する農業者・農業法人を含む)で熱中症対策を行うことが令和7年6月1日から義務化されました。
熱中症が起こってしまった場合のために、「早期発見のための体制整備」や「重篤化を防止するための措置の実施手順の作成」を行い、作業者に内容を周知することが義務付けられました。適切に行わなかった場合には、罰則措置(6カ月以下の懲役又は50万円以下の罰金)が科せられます。
熱中症対策の義務化に対する具体的な対応として、農林水産省が「張り紙」のひな型を作成しました。それぞれの事業所では「張り紙」を印刷して、必要な内容を記入のうえ、ご活用ください。
今年も農作業中に熱中症になる方が増えています。
熱中症にならないために、以下の点に注意して農作業に従事してください。
・日中の気温の高い時間帯は避け、涼しい時間帯に作業をしましょう。
・できれば複数人で作業し、お互いの体調をこまめに確認しましょう。
・服装は、吸湿速乾性のある素材のものを着用するとともに、首元を冷やすネッククーラーなどを活用しましょう。
・休憩は、20分毎に涼しい場所で取り、毎回コップ1~2杯以上の水分補給をするとともに、作業服を脱いで体温を下げましょう。
・水分補給の際は、スポーツドリンクや経口補水液、塩分タブレットも活用しましょう。
・熱中症の症状が出たら、すぐに作業を中断し、涼しい場所で休憩しましょう。
・症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
熱中症対策パンフレット(PDF:581KB)農薬危害防止運動を実施中です(6/1~8/31)
長野県では、令和7年度6月1日から8月31日まで農薬危害防止運動を実施中です。
農薬の扱い方によって、被害者にも加害者にもなる場合があります。農薬を適切に保管・使用しましょう。
詳細は、長野県農業技術課「農薬危害防止運動(こちら)」をご覧ください。
5月は、田植えの準備や果樹の防除などの農作業が本格化するため、長野県では「春の農作業安全運動月間」として、安全な農作業を呼びかける運動を展開しています。
今年のテーマは「学ぼう!正しい安全知識~機械作業の安全対策と熱中症の予防策~」です。農業機械による事故防止や、熱中症、急激な天候変化による落雷などに気を付けて、様々なリスクがあることを意識したうえで農作業にあたりましょう。
また、作業に出かける際はご家族に一声かけて出かけましょう。
今年も気温が高くなることが見込まれますので、熱中症対策にも気を配り、スポーツドリンクなどの水分や塩分を用意してこまめな休憩を心がけてください。