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更新日:2025年6月9日
時間:午前09時30分~午前10時33分
場所:県庁特別会議室
出席者:
阿部知事、関副知事、新田副知事、鈴木警察本部長、吉沢公営企業管理者、前沢危機管理監兼危機管理部長、中村企画振興部長、渡辺総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、諏訪環境部長、田中産業労働部長、加藤観光スポーツ部長、小林農政部長、須藤林務部長、伊藤建設政策課長、尾島会計管理者兼会計局長、早川監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、原佐久地域振興局長、柳沢上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、布山上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、渡邉木曽地域振興局長、宮島松本地域振興局長、斎藤北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、小池北信地域振興局長、米沢教育次長、曽根原教育次長、宮原議会事務局長、柳沢財産活用課長、村井行政経営推進担当参事
(関副知事)
おはようございます。それでは、ただいまから部局長会議を始めます。
本日は、今年度最後の部局長会議ということで、教育次長、議会事務局長にも出席をいただいております。
冒頭、知事から何かありますか。
(阿部知事)
今年度最後の部局長会議ということで、いろいろな課題もありますけれども、まず、私の方からは、部局長の皆さん、そして県職員の皆さんに、今年度1年間大変お世話になったことを心から感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
それぞれの部局では、いろいろな課題や懸案事項がありましたけれども、県民の皆さんともこれまで以上に対話をしたり、意見交換をしていただきましたし、人口減少という大きな社会変革の中で、それぞれ取り組むべきことを着実に進めてきていただくことができたと思っています。
全ての職員の皆さんに感謝をしたいと思っていますが、とりわけ部局長の皆さんには、日頃から私と接して、コミュニケーションを取っていただき、意思疎通を図った上で施策の推進に、全力を尽くしていただきましたことを改めて感謝いたしたいと思います。本当に1年間ありがとうございました。
最後に、御退職される方からのお話があるかと思いますけれども、長野県は県民の皆様方のための組織であります。今年の1年間をぜひ各部局においても、しっかり振り返っていただきながら、新年度に向けて、これまでの勢いや流れをしっかり引き継いでいただきたいと思います。
1年間、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。
(関副知事)
続いて、これまで建設部長を務めていました新田恭士さんが3月17日付で副知事に就任されましたので、一言御挨拶をお願いいたします。
(新田副知事)
3月17日付で副知事に着任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。建設部長時代に引き続き、県の課題についてしっかりと取り組み、より良い長野県になるように身を引き締めて、取り組んでいくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。
(関副知事)
それでは、報告事項に入ります。
本日は報告案件が8件ありますので、ポイントを絞った簡潔な説明をお願いいたします。
最初に、報告資料1について柳澤財産活用課長から説明をお願いします。
(柳澤財産活用課長)
長野県庁周辺の整備方針について御説明いたします。
報告資料1の「長野県庁周辺の整備方針-ポイント-」を御覧ください。
資料上段に記載のとおり、この方針は県庁周辺の老朽化した県有施設や県有地の有効活用を検討し、今後の県庁舎周辺の一体的な整備の推進に向けた方針として策定いたしました。
一番左上にありますとおり、目標は「風格と潤いを感じられる県政拠点の構築」といたしました。
主なポイントは資料のとおりですが、中でも資料右側の県庁前広場イメージ図のように多くの人が足を運びたくなるような空間をつくるという観点を念頭において、進めてまいりたいと思います。
また、右下の図にございますように、警察本部庁舎建設地を長野合同庁舎北側駐車場周辺にすると、それから県議会から廃止の申し入れをいただきました議員会館の敷地を有効活用するというように、対象地区内に点在する県有地について、順次集約・整備を行ってまいりたいと考えております。
今後、この方針に基づき、測量等の事業を行いつつ、具体的な検討を進めてまいりますので、各部局の皆様におかれましては、引き続き御協力のほどよろしくお願いいたします。
(関副知事)
ただいまの説明について質問、御意見等ありましたらお願いいたします。
諏訪環境部長。
(諏訪環境部長)
非常に良い話かなと思っています。これからの時代はこういった形の部分が、いろいろな地区・地域、県庁周辺だけではなくて、いろいろな地域において、こういった形の機能性だけではなく、環境であるとか緑や景観に配慮した部分のまちづくりが非常に大事な観点だと思いますので、そのモデルケースになるようなものができればやっていただければいいなと思いました。感想です。
(関副知事)
他にいかがですか。よろしいでしょうか。
それでは、知事から何かありましたらお願いします。
(阿部知事)
県庁周辺の整備事業は、長野県の組織として、建物個々の整備はこれまでもいろいろやってきていますけれども、面的な整備という観点では、これまでにない取組を進めていこうとしているところであります。
2月定例会の代表質問の中でも、お話しが出ていましたけれども、やはり多くの人たちが集える、そして活力というと少し言い過ぎなのかもしれないですけれども、多くの人たちが集まりたくなる賑わいのある、そうした地域にしていきたいと思います。飲食であったり、そういうスペースも含めて、行政機能であったり、必要最小限の機能だけではなくて、周りと一体となった、あるいは長野市とも連携して、しっかりとその地域をつくっていくという観点でこの取組を進めていきたいと思っています。
職員の皆さんにとっても、こういう場所で仕事したいなと思ってもらえるようにしていかなければいけないと思いますし、地域の住民の皆さんにとっても、あるいはこの県庁周辺にお越しいただく皆さんにとっても、快適な空間になるようにしっかり取り組んでいきたいと思います。
ぜひ、関係する部局においては、連携して取り組んでいただきたいと思いますし、何よりもまちづくり、そこに住まう人、あるいは集う人たちの思いが最重要でありますので、ぜひ地域の皆さんをはじめ、関係の皆さんとの対話も引き続きしっかりと行っていただく中で、具体化を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(関副知事)
それでは、次に報告資料2について、村井行政経営推進担当参事から説明をお願いします。
(村井参事(行政経営推進担当))
それでは、私の方から報告資料2に基づきまして、かえるプロジェクトの取組状況について、御説明いたします。
かえプロの目的や目指す方向性につきましては、2ページに記載のとおりでございまして、昨年度来の検討の中で県組織の中で最も解決すべき課題は、中程に書いてありますけれども、職員数が限られる中で、新たな課題対応に追われて、余裕のない状態であるということが共通認識となりました。
そして、こうした状態から脱するには、資料にある四つの方向性に基づく取組が必要であるということで、かえプロの検討メンバーの中で一致をいたしまして、これら四つの方向性に基づく様々な提案が改定かえプロの職員代表メンバーからなされたところであります。こちらにいただきました提案を実行する年ということで取組を進めてまいりました。
その次のページですけれども、各部局、そして職員の皆様が、今年度からかえプロの提案を実行する取組だけではなくて、それぞれの職場をより良くするために、それぞれ主体的にお取り組みいただきまして、働き方の変化が見られるところであります。まだ道半ばではありますけれども、この場をお借りしまして、皆様に心より御礼を申し上げたいと思います。今後とも共に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
その次になりますけれども、成果の方を簡単に御紹介申し上げたいと思います。今年度は、各地域振興局におきまして、自分たちの職場をより働きやすいものにしていこうという主体的な取組がなされております。木曽地域振興局では、地域で活躍する民間企業の代表と一緒に熱量を持って、仕事に打ち込める職場環境づくりなど、働き方やコミュニケーションについて、意見交換をしております。
その次のスライドですが、北信地域振興局におきましては、局長と若手職員による「しごとのしやすさ向上委員会」というものを立ち上げまして、自分たちで考えて提案し、それをどんどん取り入れて、職場環境を改善するという中で、上司とも雑談できる関係性を築くといった取組をなされてきたところであります。
また、その次のスライド、「いいね!職員チャレンジ」がありますけれども、それぞれ地道に頑張っている改善の取組をみんなで共有して、褒め合う文化をつくろうということで行っておりまして、記載のような取組は職員から「いいね!」を多数いただいたというところです。
次のスライドですけれども、各部局におかれても、業務見直し(サマーレビュー)を頑張っていただいておりまして、仕事の合理化・効率化などが進んでおります。
その次のスライドのかえプロ本体の取組は、オフィス改革によりまして、フラットな関係性づくりであったり、ペーパーレス化にも対応した職場づくりが進みまして、紙の印刷量も3割減少したほか、会計事務の見直しなども進んでいるところであります。
その次のスライドに、来年度の展開でありますけれども、このように一定程度の成果が出ているかえるプロジェクトでありますけれども、肝心の業務に追われる状況を改善するために最も必要となります仕事の減量化、仕事の無駄を省いて、効率化していこうという点については、まだ職員が負担軽減を実感するまでには至っていないのではないかと思っています。
加えて、その右側にありますけれども、職員の大量退職期を迎えまして、その分を補う職員採用も人材獲得競争の激化によって難しいという状況であり、今の県職場は、その次の右側ですが、あふれそうになっているコップの絵がありますけれども、余力に乏しいという状況で大変危機感を持っているところです。
こうしたことから、資料左下になりますけれども、組織としてもう一度力こぶを入れて、業務改革に取り組んでいくということであります。かえプロもその下の真ん中にありますけれども、詳細は検討中なんですが、それぞれの職員、特にマネジメントに取り組む者、とりわけ課長が減量化を意識したアクションを行うということを考えております。
また、先ほど成果のところで少し申し上げましたけれども、各部局、地域振興局などにおきまして、自分たちでできる様々な職場環境の改善であったり、あるいは業務外のアクティビティなどに部局長や所属長と職員が共に参加、取り組む中で思ったことを言いやすい、言えば変えてくれる、心理的安全性の高い働きやすい職場づくりに取り組むといったアクションを行いたいと考えております。
そして、その右側ですが、かえプロの提案事項も着実に進めてまいります。特に本庁の課長を意識した図ですけれども、減量化を意識したマネジメントのイメージであります。
その次のスライドはかえプロのいただいた提案の内、実行している10のプロジェクトが取り組んでいるそれぞれの来年度目標について、記載しております。職員の検討メンバーにいただきました御提案を着実に実行してまいります。
(関副知事)
ただいまの説明につきまして、質問、御意見等ありましたらお願いいたします。
(阿部知事)
始めのところにかえるプロジェクトリーダー事務局一同と書いてあるじゃないですか。これは、新年度の人事異動があった後はどういう体制になるんですか。
(村井参事(行政経営推進担当))
基本的には、それぞれの担当課が中心となってプロジェクトを形成しておりますので、人事異動によって、その後任の課長を中心に、プロジェクトチームを構成していくことになると考えております。
(阿部知事)
タスクフォースみたいなのがありましたよね。
(村井参事(行政経営推進担当))
タスクフォースに関しては、かえプロの検討メンバー、若手39人それから部長、次長さんに加わっていただきましたけれども、それぞれの方々には自ら検討した結果を、そのとおり着実に実行されていくかどうかということでモニターをしていただいておりますけれども、引き続きそういった役目を担っていただきたいと考えております。
(阿部知事)
入れ替えをするということですか。
(村井参事(行政経営推進担当))
入れ替えといいますか、検討したときの想いに基づいて、チェックをしていただきたいという想いが強いものですから、そういった役目をしていただくということと、来年度におきましては、かえプロのメンバーが異動等によって、だんだん散らばって減ったりしてしまいますので、新たにそのかえプロの若手メンバーを、柴田アドバイザーの研修、御協力によって、かえプロメンバーのような熱意のある職員をどんどん増やしていこうという取組を来年度行いたいと考えています。
(阿部知事)
いきなりすぎて悪かったけれども、かえプロのモニターの人たちは当初の頃から関わってもらって、幹部、中堅職員も加わってやってきている中で、今まさに村井さんが言ってくれたように、もっと定着させると同時に拡大をさせていかなければいけなくて、あのような動きがないとただの上位下達のやらされ感のある業務改革になってしまうので、そこのところの在り方を、よく1回考えて、一緒に検討して方向付けした方がいいかなと思っています。ぜひ、よろしくお願いいたします。
(村井参事(行政経営推進担当))
努力させていただきます。ありがとうございます。
(関副知事)
他にはよろしいですか。
知事は、今のでよろしいですか。
(阿部知事)
今のは少し質問しただけなので。
まず、かえるプロジェクトについて、村井参事をはじめ、中核となってやっていただいた皆さんがかなり熱量を持って、取り組んでいただいたおかげでいろいろな分野で取組を進めることができたと思っています。
そのことは大変ありがたく思っています。今、申し上げたように、持続可能な組織風土改革運動なので、そういう意味では、この持続可能な形にしていくためには、改めて各部局長、各職員の皆さんにも常にこのかえるプロジェクトが何を目指していたのかということは頭に置いていただいて、明るく楽しく前向きに、そして、県民の皆さんにとって、本当に役立つ県組織にしていくために、こうした取組を進めているということを、繰り返し呪文のように自問自答の中で認識をしていただいて、そうした中でいろいろな取組を更に進めていってもらいたいなと思っています。
新年度もまた申し上げなければいけないですけれども、振り返りながら、私が今後こうしていきたいなと思っていることだけ、5点申し上げます。全て多忙だとかという話に繋がってくると思いますけれども、一つは目的を明確に目標を適切に設定して、仕事をしてほしいなと思っていまして、県の仕事は国からある日突然、こんなことやれとか言われたりとか、県民の方々もいろいろなニーズがあったりとか、あるいは私をはじめ、上司からいろいろなことを言われたりするわけですけれども、つまり、何のためにこれをやっているかということがわからないまま、仕事をすると徒労感にもなるし、効果的な仕事にもならないと思いますので、私自身もそういうスタンスで考えていきますけれども、何のためにこの仕事をやるのか、本当にこれが優先されるべきなのかということをしっかりと考えながら進めていきたいと思います。
そういう意味では、まず部局長の皆さんにも仕事の目的を常に明確に認識をしていただくと同時に、職員の皆さんには、こういうことのためにやるんだよと。それは何を目指しているんだということを常に共有しながら、仕事を進めてもらいたい、深く考えて欲しいなと。どうしても仕事が忙しいと、条件反射的に仕事をやりがちですが、条件反射にやってしまうと結局物事の優先順位が付けられないまま、仕事に着手してしまうので、なぜやらなければいけないのか、どうすれば効果的なのかなど、どういう指標が考えられるのか、いろいろなことを考え抜いた上で、仕事を進めてもらいたいなと。
特に世の中の変化が極めて急速なので、今までこうだったからという発想でやっていると、さっきの目的にもかなわないし、無駄な仕事をたくさんつくってしまいかねないと思っているので、そういう意味で、特に私も含めて幹部職員はよくよく考えた上で、こういう方針でやろうと決めていかないと、ただでさえやらなければいけないことが多いので、優先順位付けも含めてしっかりと考え抜いて取り組んでいく必要があると思っています。
最後に頑張りすぎず、効果的にやるということかと思っています。もちろん県民のためにやらなければいけないことを全力でやるということも大事だと思いますが、とはいえ、全力でやり続けていると、だんだん効率性も下がって、モチベーションも下がるという形になるので、1人1人がやはり適切な休暇を取りながら、あるいは早く帰れるときはしっかりと早く帰りながら、一定程度ゆとりを持って頑張りすぎず、そして、組織全体においても特定の人だけ、仕事の負担が偏らないように、特に幹部職員の皆さんには、配慮してもらって、個人としても組織全体としても、頑張りすぎないで、効果を上げるということをぜひ心がけていただきたいなと思っています。
目的を明確にしてもらうこと、それからしっかりと考え抜いて、仕事に取り組んでいくこと、それで頑張り過ぎない、今日、最後の人たちがいるので、新年度に言った方がよかったかもしれないですけれども、かえるプロジェクトの話になったので、私が1年間考えてきたことを少しシェアさせていただきましたので、そうした問題意識を共有していただければ、ありがたいなと思っています。
(関副知事)
それでは報告資料3について、須藤林務部長から説明いたします。
(須藤林務部長)
それでは、報告資料3でございます。
「~信州の木でウッドチェンジ!!~」ということで、長野県産木材をPRするためのロゴマーク・キャッチフレーズを決定させていただきましたので御報告いたします。
県産材の利用促進に関しましては、木工関係事業者の皆様からも、木製品に県産材を使用していることができるPRの統一ロゴマークをぜひ作っていただきたいという御要望をいただいていたところでございます。そこで県の方でも長野県産材の認知向上に向けまして、この度のロゴマーク、それからキャッチフレーズを公募により決定をさせていただきました。
御覧いただいている資料の1ページ目でございますが、真ん中にロゴマーク・キャッチフレーズが掲載してございます。ロゴマークがカラーのバージョン、白黒、それから木材製品に刻印もできるような形のものを3パターン作ってございますが、いずれも共通の「NAGANO WOOD PRODUCT」ということになっておりまして、キャッチフレーズに「つなぐ木のいのち」ということでセットで考えさせていただきました。
次のページを御覧いただきますと、ロゴマークの説明等が出てまいります。家のシルエット、輪郭ですが、中に幹と枝を組み合わせていると。窓の外には太陽または月が浮かび、穏やかな暮らしを営んでいる「暮らしごこち」であることを表現していると。
カラーのバージョンの方は、色彩がついてございますので、空と木々と緑と大地を象徴しております。「NAGANO WOOD PRODUCT」の文字を組み合わせ、長野県産木材の製品であることを、明示しているというものでございます。ロゴマーク・キャッチフレーズにそれぞれ込められた想いにつきましては、後ほど御覧いただければ幸いでございます。
使用方法でございますけれども、下段になりますが、県産木材を取り扱う県産木材の魅力を発信していただける企業団体、個人の皆様から、長野県県産材利用推進室の方に申し込みをいただければ、御使用いただけるものでございます。
使用範囲ですが、木工品、家具、建具、伝統工芸品など、長野県産木材を一部または全部に使用した製品、あるいはPRの際に、チラシですとかのぼり旗等の販促品にも、使用していただくことができるものであります。イメージは写真で示させてございますが、このようなイメージでございます。
県といたしましても、2月定例会で議員提案条例「信州の豊かな森林と環境を守る県産材利用促進条例」が成立することを含め、県産材の利用促進に一層取り組んでいく必要があると思っております。消費者の皆様に向けて、銀座NAGANOなどでの展示販売ですとか、あるいは木材関係のイベントでのPR、あるいは信州ウッドコーディネーターによるSNSなどの発信ですとか、様々な形で、PRをしていきたいと思っております。
また、各部局の皆さん方にも、特に営業局ですとか、産業労働部さんにも御協力いただきまして、これを皆さんに普及させていきたいと思っておりますので、ぜひ部局間連携で御協力をよろしくお願いいたします。
(関副知事)
ただいまの説明について質問、御意見がありましたらお願いします。
中村企画振興部長。
(中村企画振興部長)
非常に楽しそうでいいなと思うんですけれども、コースターとかスマホスタンドとか、こういう小物類を売店とかで売ったりするんですか。
欲しいなって思うんですけれども。
(須藤林務部長)
県庁の売店で売るとか、県として販売することは考えてないですが、木工作家さんですとか、結構使いたいという声が届いていますので、そういう方に使っていただいて、まだ決まっておりませんけれども、様々なところで販売していただくことは可能だと思っております。
(中村企画振興部長)
県庁とかでそういうコラボしているものとかを売店とかで売ってたりしてたので、ぜひ御検討いただければと思います。
(須藤林務部長)
良いアイデアをいただきましたので、前向きに検討させていただきます。ありがとうございます。
(関副知事)
他にいかがですか。
よろしいですか。知事からお願いします。
(阿部知事)
この事業はいいことだと思っているので、一つだけ意見があるんですけれども、そもそもこのマークの名前は何ですか。
(須藤林務部長)
マークの名前はつけてないです。
(阿部知事)
このマークを広げていくということなんですよね。
例えば、これだったら信州ハートとか、あるいはグッドデザインだったらGマークとか、農産物のJASマークとか、ロゴ自体に名前が付いていた方が、広げやすいと思うんですよ。そうしないといちいち木材PRのロゴマークですって言わなければいけなくなるので、少しそういうのを考えた方がいいのではないかと思うんですけれども、どうですかね。
(須藤林務部長)
わかりました。少し、工夫を考えてみます。
ありがとうございます。
(関副知事)
よろしいですか。
この後、計画関係の報告事項になりますけれども、時間の都合上、報告事項について、4から8まで一括して説明を行っていただき、まとめて質疑を行いますのでお願いいたします。
それでは報告資料4について、前沢危機管理監兼危機管理部長から説明をお願いします。
(前沢危機管理監兼危機管理部長)
資料4の報告でございます。「長野県新型インフルエンザ等対策行動計画の改正案について」であります。
この計画案は、新型コロナ対応を踏まえまして、インフルエンザの発生に迅速に対応できるよう、平時から対応策を整理して、備えの充実を図るものですので、感染症危機の発生対応時には、その時々で適切な対応を選択できるよう幅広な選択肢を記載したものであります。
国においては昨年の7月に、2013年以来初めての法令改正を行いましたけれども、これに併せて県の方でも、行動計画を改定するということでございますが、もとより法律によって元々定められている事項もあるし、国の行動計画との整合性が大事になっていきます。
約4年間コロナを経験しましたので、その本県でのコロナの課題を踏まえた上で県の独自の取組も盛り込まれた中身にしております。
関係の専門家の意見を聞くということで医療、公衆衛生の専門家や経済団体、それから学識経験者などで構成します「新型インフルエンザ等対策懇談会」という会議体を設けまして、その下にも蔓延防止対策とか、生活・経済対策の部会を設けまして議論いただきました。
それから庁内からも幅広く意見を頂戴しましたし、パブリックコメントを実施して、作成したものでございます。
計画案の主なポイントでございますが、対応を3段階としておりまして、平時の準備期の取組を充実した点と、対策項目を13の項目に拡充しまして、複数の波の感染対策、拡大に対応するために状況の変化に応じて、柔軟かつ機動的に対策を切り替えた点が、ポイントでございます。
細かな流れでございます。その次のページにありますように、対策項目が1から13までそれぞれ書いておりまして、この下線は特にこれまで県独自で取り組んだ中に盛り込んだものでございます。
今後は、計画だけではいけませんので、市町村の計画もつくっていただくということで、その支援をするということも大事ですし、対策本部を想定した訓練、それから他機関と連携した出動訓練などの実施も予定をしているところです。
引き続き、関係部局間の連携を確保しながら、全庁一体となった取組が必要となることから、一層の協力をお願いしたいと思います。
(関副知事)
続けて、報告資料5から7について、直江県民文化部長から説明をお願いします。
(直江県民文化部長)
県民文化部では今年度、子ども・若者関係で三つの基本計画の改訂及び策定を行いましたので、その報告をさせていただきます。
まず、資料5でございます。「長野県子ども・若者支援総合計画の一部改訂について」なります。
趣旨はここに記載のとおりですが、現行の計画がしあわせ信州創造プラン3.0の個別計画として、令和5年3月に策定されておりますけれども、その後のこども基本法の施行、あるいはこども大綱の閣議決定を踏まえまして、内容の一部を改訂したものでございます。改訂に当たりましては、検討状況等に記載のとおり、本年度実施したこどもモニターのアンケート調査、そして、子ども・若者との様々な意見交換会での意見等を反映しております。
主な内容でございますが、3にございますとおり、こども基本法に基づく子ども計画としての位置付けを追加いたしましたほか、計画の基本姿勢に、子ども・若者を権利の主体として認識し、個人として尊重すること、そして子ども・若者の意見を施策に対応することなどを明記しております。
今回の改訂に併せまして、現行計画策定以降の新たな政策の内容の追加も行っておりまして、県と市町村によります「長野県若者・子育て世代応援プロジェクト」に書かれました施策、あるいは「子育て家庭応援プラン」、若者施策の充実強化など、令和6年度以降の県予算で新たに施策化いたしました事業、そして信州未来共創戦略に基づいております、県のアクションの取組を盛り込んでおります。
次のページに、改定後の基本姿勢の見直しをまとめておりますが、各部局におかれましても子ども・若者に関わる政策づくり、そして、施策の推進に当たりましては、この計画の基本姿勢に掲げました、子ども・若者の意見の反映、共創の実現といった観点を踏まえて、取り組んでいただくようにお願いを申し上げます。
続きまして、資料の6、「「第三期長野県子ども・子育て支援事業支援計画」の策定について」の御説明になります。
こちらの計画の趣旨でございますけれども、令和6年度末に第二期の計画が終了しますことから、これまでの成果・課題等を踏まえて、市町村の取組を支援する第三期の計画を策定するものでございます。
「計画の性格」のとおりとなっておりまして、令和7年度から11年度までの5か年計画となります。検討状況は3に記載したとおりになっております。
第三期計画の概要について、4にございますが、基本目標については、「みんなで支える子育て安心県」の構築として継続いたしまして、具体的な施策を記載しております。
次のページ中段に第二期計画から大きく変更した点を書いてございますが、「こども誰でも通園制度」等の新たな事業の追加などをしております。
また、(5)に、主な達成目標がございます。この計画は、市町村が定めます「子ども・子育て支援事業計画」の推進を支援するものとなっておりまして、県民の皆様と一緒に、切れ目のない支援により、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
最後に報告資料7をお願いいたします。こちらは、「長野県社会的養育推進計画の見直しについて」でございます。
計画策定の趣旨でございますけれども、この計画は令和2年度に、令和11年度までの10か年計画として策定をして、取組を進めてまいりましたが、令和4年の児童福祉法の改正等を踏まえまして、前期計画の最終年度である今年度に計画の見直しを行って、後期計画という位置づけでございます。
計画の検討状況等については、記載のとおりとなっておりますけれども、計画の内容については、次のページを御覧いただきたいと思います。
この計画の目標は、子どもの権利を守ることといたしまして、基本的な考え方を「家庭養育優先原則」及び「パーマネンシー保障」として明確化を図る。そして、具体的な解説を加え、関係者による理解と共有を図るものとしております。
具体的な取組といたしましては、子どもの意見の表明権の保障、子どもが生まれる前から生まれて成長し、自立していくまでの在宅支援、何らかの理由で家庭を離れ、施設や里親家庭で生活する際の支援について、それぞれの場面ごとに、困難を抱える子どもや家庭を支援するための取組を行っていくことを記載してございます。
また、施設が地域の中で、「進化」する取組として、良好な家庭的な環境となるグループホームの設置の促進、あるいは市町村が実施いたします家庭支援事業の受託保護の取組などを進めてまいります。
これらの計画の充実に向けて、児童家庭支援センターや里親支援センターなど地域資源の整備及び里親委託率の向上等についても、令和11年度における目標値を定めております。
今後、この計画によりまして、家庭であっても施設であっても子どもが今いる、ここにおいて安心して幸せに育っていくこと、更にそれをベースにした自己実現が図られますよう取組を進めていきたいと考えております。
今回の計画では子どもたちも含め、多くの皆さんに読んでもらえるように、おおむね小学校高学年以上を想定して、架空の登場人物による対話ベースにして、それを解説する方式で計画の本文を記述する新たな方式をとっております。こちらは非常に関係者からも好評をいただいているものでございます。
次のページにありますように、子ども向けの計画の概要の作成も行っておりまして、子どもたちに伝わるように今後も取り組んでいく所存でございます。
最後になりますけれども、今後、信州未来共創戦略に基づきます県のアクションに掲げました寛容な社会づくりに向けて、若者の社会参画の促進、そして子ども・子育てを社会で支えるための取組を形成し、積極的に進めてまいりたいと考えておりますので、各部局におかれましても、御協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
(関副知事)
続いて報告資料8について、加藤観光スポーツ部長から説明をお願いいたします。
(加藤観光スポーツ部長)
「第3次長野県スポーツ推進計画」の改定について、御説明を申し上げます。
計画期間ですけれども、令和5年から9年度ということですが、庁内での議論などをもとに、審議会での議論、あるいはパブリックコメント、さらには教育委員会の定例会などでの議論を踏まえて、改定をしたという状況でございます。
改定の背景ですけれども、資料1ページの中ほどにありますが、令和6年3月に「長野県中学生期のスポーツ・文化芸術の活動指針」あるいは「長野県地域クラブ活動推進ガイドライン」を策定されたということ。それから全国中学校体育大会での競技の廃止。こうした状況の中で中学生を巡るスポーツ環境の変化といったことが一つ。
組織改正によりまして、一般スポーツと障がい者スポーツ、さらには、観光とスポーツが一体となって連携することも可能になったといったことを踏まえての改定でございます。
改定に当たりましては、現行の計画は継承した上でということになりますけれども、次のページを御覧いただきたいのですが、大きく三つの柱と六つのポイントでまとめてございます。
まず柱の一つ目ですけれども、スポーツ振興の更なる充実ということで、ポイントが二つありますけれども、一つは女性や若者、子育て世代、働き世代などが参加しやすいスポーツ環境の充実という観点、それからポイントの二つ目ですけれども、中学校部活動の地域クラブ活動への移行、地域への展開ということですけれども、そうしたものを踏まえての対応について記載をし、充実をさせたということになります。
それから柱の二つ目ですけれども、スポーツの多面的活用の更なる充実ということでポイントを三つにまとめておりますが、スポーツによる地域経済の活性化ということでスポーツと観光経済との連携。それからポイント二つ目はプロスポーツとの連携協働ということでスポーツと地域づくりという観点。ポイント三つ目としてスポーツを通じた共生社会づくりということについても記載をしたところでございます。
それから柱の三つ目といたしまして、国スポ・全障スポという大きな大会がございます。こうした内定を踏まえての一体的な取組を更に加速をさせていきたいということで、こうした大きな三つの柱の観点で計画を改定いたしました。
次のページ以降には、新たな施策の展開、さらには、対策強化事業などを記載してございますけれども、本日は説明を省略したいと思います。
3年後に本県で信州やまなみ国スポ・全障スポがございます。本計画をもとにスポーツを通じた元気の長野県づくりに取り組んでまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
(関副知事)
それでは今、計画関係一括して説明をしていただきましたが、質問、御意見がありましたらお願いします。
私から聞いてもいいですかね。
県民文化部の方で、社会的養育の報告資料7の説明していただいたんですが、本文を細かく見ると、面白く、対話形式で書かれているようですが、これはどういう考え方でこういうスタイルにしたんですか。計画として珍しい書き方だと思うんですけれども。
(直江県民文化部長)
先ほど少し触れたんですけれども、お子さんにも分かっていただけることが大事だと。この計画がお子さんのためにある計画だということなので、やはり一番主体になるお子さんに届くような工夫をして、このような記載をさせていただきました。
(関副知事)
何か参考にする例があったんですか。
(直江県民文化部長)
参考にしたか、少しお答えできないですけれども、こういった視点は、関係者の意見も踏まえて、何とか伝える努力をしていこうということで、お子さんに主役なんだよという部分を強く出したというのが今回の取組になっています。
(関副知事)
ありがとうございました。
他には質問、御意見ありますか。
知事から何かありましたらお願いします。
(阿部知事)
それぞれお疲れ様でした。新型インフルエンザの関係は、この行動計画を踏まえつつも、実際の感染症によっては、かなり臨機応変な対応をしなければいけないケースも出てくると思います。対策に関わった皆さんの幅広い声を取りまとめた記録集を作ってもらっているので、いつあのようなことが起きるかわからないですけれども、あれも参考にしつつ、この行動計画を踏まえながら県民の皆さんの命と健康をしっかりと守れるようにしていかなければいけないと思います。
この計画の改定自体は、非常にいい内容で改定していただきましたこと、感謝していますし、とはいえ、今回のコロナ対応もそうだったんですけれども、かなり状況判断をしながら、日々刻々と変わる情勢の中で取り組まなければいけない事態になると思いますので、そういうことにならないことを願いながらも、いざというときはぜひ部局長の皆さんにはそれぞれの立場で、先ほど申し上げたように、相当考え抜かなければいけないので、計画にこう書いてあるから、こうやりましょうということでは恐らく済まないということは、改めて強調しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それから子ども関係でいろいろありますが、これも内容について特にコメントは具体的にはしませんが、ぜひ皆さんとは子ども・若者をぜひ権利の主体であったり、あるいはいろいろな世界を変えていく上での対等なパートナーとして向き合っていただきたいと思っています。
昨日も「未来のNAGANO創造県民会議」に私も参加しましたが、阿部守一のアクションということで三つ書いたんですけれども、前の二つはどちらかというと組織的なことを書きましたが、最後に三つ目に入ったのは、「挑戦し、活躍する若者をリスペクトします。」ということを書かせてもらいました。
とかく長野県内においては、日本財団等の調査だと、若者がまだ社会変革の主体としての若者たちが行動すれば、世界が変わるという意識が他の都道府県に比べて比較的低い状況ではあるので、ぜひ県の施策を進めていく上でも、この若者・子どもの声をできるだけ反映をして、何か発言したり行動したりすれば、答えてくれるんだと、世の中変えられるんだという意識を1人でも多くの子どもたち、若者たちに思っていただきたいと思っていますので、そこは共有しておきたいと思います。
もう一つ参考までに、昨日、野尻湖の第24次発掘調査に参加させていただいて、発掘してきたんですが、野尻湖の調査は、子どもからお年寄りまで、いろいろな人が参加しているという極めてユニークな発掘形式をとっています。私がそこで長年やっている人たちに「子どもたちにとっては良い勉強になりますね」という発言をさせていただいたら、「そうではないんです」と言われました。子どもの方が様々な発見をしてくれるんだと。固定観念に染まっている大人が見ると、別に大したことではなくても、子どもたちが純真な目でいろいろなものを眺めているので、実は子どもたちが様々なものを発見することが多いということを、長い間発掘されている方たちはおっしゃっていました。
まず、そういう意味では子どもが権利の主体というのは、なんとなく頭の中で我々意識して、そういう言い方をしていますけれども、実際子どもたちや若者たちは、特に若者たちが見えてる世界は、一定年齢以上の我々から見ている世界とはまた違った見え方をしていると思いますし、また子どもたちの物の見方というのは、ある意味固定観念や先入観がない中で世の中を見ているので、私達にとっても実は多くの気付きを与えてくれる存在でもあると思っています。
そういう意見で私は若い人たちをリスペクトしたいと言っていますし、県の政策を進めるに当たっても、子どもたちや若者たちをそういう観点で個として自立している、あるいは主体である、あるいは我々にはない気付きを与えてくれる。そうした観点で各部局の取組の中でも向き合っていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。
最後にスポーツ推進計画ですが、3年後に国民スポーツ大会・全国障がい者スポーツ大会を控えているので、県全体でこのスポーツを中心にいろいろと盛り上げていかなくてはいけないと思います。ぜひそういう意味では、各部局においてもスポーツということをぜひ意識して、いろいろな取組の中で考えていただきたいなと思っています。
先日、県内八つのプロスポーツチームと連携協定を結ばせていただきました。長野県は大都市ではない割に、非常に多くのスポーツチームがある県でありますので、例えば青少年の育成であったり、人権啓発であったり、いろいろな県の取組に協力していただいていますが、ぜひ各部局においてもこうしたプロスポーツチームと連携して、何かできることはないのかとか、チームに協力・貢献できることはないか、あるいは私達がやろうとしていることで、協力してもらった方がいいことはないか。まず、そういう観点で頭を思い巡らせていただければ、ありがたいなと思っています。
例えば、この間のVC長野トライデンツの応援に個人的に行ってきましたけれども、応援している人たちの90%以上は女性ですよね。私達は女性や若者から選ばれる長野県をつくろうと言っている中で、実はスポーツの力とか魅力は、もっと使えるのではないか、もっと活かせるのではないかとも思いました。
一つの例ですけれども、プロスポーツチームの皆さんと一緒になって地域の振興に取り組もうということで意識合わせをさせていただいていますので、まずその問題意識を持っていただいて、観光スポーツ部はもとよりですけれども、各部局においてもこのスポーツを通じた地域の活性化、それからプロスポーツチームとの連携、問題意識を持っておいていただければと思いますので、よろしくお願いします。
(関副知事)
ありがとうございます。
それでは、3のその他に入ります。事前に登録されている案件はありませんが、特に何かありましたら御発言をお願いします。よろしいでしょうか。
以上で本日の議題等は終了しますが、今日は、部局長会議が今年度最後となります。3月31日付で、この中で10名の出席の皆さんが御退職になられます。ここで順番に一言ずついただければと思います。最初に、現地機関から原佐久地域振興局長、お願いします。
(原地域振興局長)
ありがとうございます。
部局長会議では2年間お世話になりました。皆様に感謝を申し上げます。
この佐久地域振興局での2年間を含めまして、通算37年間、19か所に勤務をさせていただきました。
ときには困難な仕事もございましたが、良き同僚に恵まれて、市町村や民間の皆様と一緒に、やりがいを持って仕事をできたことを大変嬉しく、また誇らしく感じております。
これから残られる職員の皆様が、自らの主体性を失うことなく健康で、時代の変化に柔軟に適用されていくことを心からお祈り申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(関副知事)
それでは続いて、上伊那地域振興局の布山局長、お願いします。
(布山上伊那地域振興局長)
部局長会議の皆様方には様々な場面で御支援、御指導いただき、誠にありがとうございました。
また就職以来、様々な場面で、長きにわたりお世話になりました。多くの皆様方に感謝を申し上げます。
これまでも、そしてこれからも様々なリスク、気候変動、人口減少、また南海トラフ地震の脅威など様々なリスクに囲まれておりますが、県の職員の皆様が県民の皆様と力を携え、様々な課題を乗り越え、長野県が持続的に発展していくことを祈念しております。
4月から民間企業で働くことになりますが、皆様方から教えていただいた多くのことを糧に、精一杯努めてまいりたいと思います。
大変お世話になり、ありがとうございました。
(関副知事)
それでは続いて、東京事務所の出川所長、お願いします。
(出川東京事務所長)
東京事務所の出川です。発言の機会ありがとうございます。
これまで県職員としまして、県の皆様方、それから多くの職員の皆様方と一緒に、この長野県の発展に携わる仕事をさせていただけたこと、本当にありがたいことだと思っています。
また、東京事務所での2年間は大変楽しく仕事をさせていただきました。東京事務所の職員の皆様方に本当に感謝しています。ありがとうございます。
(関副知事)
それでは、本庁の皆さんお願いします。
まず渡辺総務部長、お願いします。
(渡辺総務部長)
知事・副知事をはじめ、部局長会議のメンバーの皆さん、私は38年になりますが、多くの同僚の皆さんには大変お世話になりました。この場を借りて心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
先ほどかえるプロジェクトの報告もございましたが、当初より私も携わらせていただきました。道半ばではありますけれども、歩みを止めることがなければ、必ず目的の達成できると思っていますし、御期待も申し上げるところでございます。
私も新しいところでは、皆さん負けないようにしっかりと取り組んでまいりたいと思ってございますので、引き続きの御指導、それからお付き合いの御礼を申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(関副知事)
諏訪環境部長、お願いします。
(諏訪環境部長)
42年間務めてきましたけれども、時間の長短ございますが、こんな人間にお付き合いいただいて、大変皆さんありがとうございました。
まだ10日ばかりありますので、この世の中、何があるかわかりませんので、自戒を込めて、最後の最後まで励みたいと思いますので、また一つよろしくお願いしたいと思います。
ありがとうございました。
(関副知事)
加藤観光スポーツ部長、お願いします。
(加藤観光スポーツ部長)
就職して37年間ですけれども、本当に多くの経験を積むことができました。長野県の職員になってよかったと思っています。
大変お世話になりました。ありがとうございました。
(関副知事)
小林農政部長、お願いします。
(小林農政部長)
2年間、農政部長を務めさせていただきました。本当にありがとうございました。
農政部は、農業農村支援センターや試験場、そして家畜保健衛生所など、現地機関数多くございまして、地域振興局長の皆様にも大変お世話になりまして、ありがとうございました。
最後の年に、国際情勢の変化や、温暖化等にも影響しましたけれども、米の価格高騰という形の中で、農業は、外部的要因に影響を受けるということをつくづく感じたところでございます。皆さんに食の大切さ、そして、農政の価値を改めて認識していただいたのではないかなと考えております。
今後、長野県の農業が、維持発展されることを祈念して、後輩の皆さんに託したいと思っております。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
(関副知事)
尾島会計管理者、お願いします。
(尾島会計管理者)
皆様には今年度決算事務などの定例業務に加えまして、会計DXなど、本当に様々に御協力いただきまして、ありがとうございました。
人口減少ですとか、キャッシュレス進む中での会計契約制度の在り方を模索した最後の1年となりました。
38年間の長い間、お世話になりました。ありがとうございました。
(関副知事)
早川会監査委員事務局長、お願いします。
(早川会監査委員事務局長)
私は昭和63年の4月に採用されまして、以来37年間、28年間は県庁で、それから残りの9年間は松本と木曽と北アルプス地域で仕事をさせていただきました。
知事・副知事、この場においでの皆様はじめ、今まで一緒に仕事をさせていただいた上司、同僚職員の皆様、その他関係の皆様には大変お世話になりました。心から感謝申し上げたいと思います。
思い返しますと、私は昭和の最後の採用になりますけれども、既に男女雇用機会均等法が施行していたとはいえ、当時の民間では、初任給の男女格差が残っているような時代でございました。
公務員は男女平等と信じて就職しましたところ、制度上は男女の区別はないんですが、制度の運用面の職場においては歴然とした違いがございまして、大変驚いたものでございます。それを考えますと時代が変わったなと。女性にも可能性が広がって今はいいなと心から感じております。
最後の、1年間を監査委員事務局長として、監査委員さんに随行しまして、数多くの現地機関を見せていただいてお話をしてまいりました。
県がやっていることを、ある意味外側から見ることができる大変貴重な機会を捉えました。
そこで感じたことを1点だけ申し上げたいと思います。学校も含めてになりますが、現地機関の施設の老朽化等につきましては、大きな課題として様々議論されているところでございますが、特に試験研究機関や学校におきましては、設備や備品などでも様々な課題を抱えているところが多いと感じました。
もちろんその点は様々でございますが、人でもお金も限られている中で職員の精一杯、創意工夫を凝らして、何とか職務を果たそうとしている姿には本当に頭の下がる思いがいたしました。
今日もお話ありました本庁各部局の皆さん大変多忙だということは承知しておりますが、現地機関は自ら言って予算要求ができる立場にございませんので、どうか現地機関の情報を十分に把握していただいて、課題をしっかりと見た上で必要な対応を取りいただきますようにお願いをしておきたいと思います。
最後に皆様には健康に御留意されまして、今後ますます県政発展のために御活躍されますことをお祈りしまして、私からの挨拶とさせていただきます。
大変お世話になりました。ありがとうございました。
(関副知事)
それでは曽根原教育次長、お願いします。
(曽根原教育次長)
教育次長として、2年間務めさせていただきまして、ありがとうございました。
16年前、初めて教員の現場を離れて、県庁の指導主事として勤めたときには、次長になると夢にも思っていませんでした。貴重な体験をさせていただき感謝を申し上げます。
来年度からは、目的を明確に、目標は適切に、深く考え、頑張りすぎず、松本で勤めてまいりたいと思います。
(関副知事)
皆さん、ありがとうございました
それでは、最後に知事からお話しをお願いします。
(阿部知事)
今日、10名の方々が御退職され、また新しい人生を歩まれていかれることになるわけですけれども、まず長い間、県職員として、曽根原さんは学校現場も含めて、御活躍、そして県民のために御尽力いただきましたこと、心から御礼を申し上げたいと思います。
また、県政をそれぞれの立場で、その都度、いろいろなポストで大変なこともたくさんあったと思いますけれども、支えていただきましたこと、私個人としても心から感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
世の定めではありますけれども、こうやって送り出すのはいささか寂しいところもあるわけですけれども、それぞれ皆さんには本当にお世話になることばかりだったなと思っています。原さん、布山さんは地域振興局長を最後務めていただいたわけですが、地域の皆さんと本当にしっかりと信頼関係をつくっていただいて、御活躍いただきました。
原さんにはコロナのときには、今回退職される方は、コロナ対応を一緒にやったメンバーが多いんですが、毎日私のうるさいメモも受け取っていただいて、対応いただきましたけれども、本当に感謝しています。コロナは非常にいつもと違う仕事の仕方をせざるを得なかった中で、布山さん、出川さんもみんな同じでありますけれども、よく頑張ったなっていう感じですよね。本当にお疲れ様でした。
私も毎日何が起きるかわからない状況がありましたし、そこは多分皆さんも同じ思いだったと思います。とはいえ、それに加えて、朝、私からどんな指示が来るかわからないというのは、また格別の大変さだったと思っています。本当に皆さんの力があったからこそ、何とかこのコロナ禍を乗り越えることができたと思っています。ありがとうございました。
原さんには、今後とも頑張っていただきたいと思いますし、皆さんもそうですけれども、布山さんには上伊那地域、地域の産業界の皆さんが非常に元気な中で、しっかりと連携をとって、リニアバレー構想ということで南信州地域も含めて、協力しながら地域政策を進めていただき、本当にありがとうございました。
非常に地域の皆さんからも振興局が期待をされ、そして、その期待にしっかりと応えていただいたと思っています。本当にありがとうございました。
出川さんには、健康福祉部でいろいろお世話になりましたし、東京事務所では、私が出かける度にお世話になりました。特にきめ細やかな気配りをしっかりとしていただいて、サポートをいただけたことを大変心から感謝しております。
出川さんの明るいキャラで、多くの職員の皆さんもいい雰囲気の中で、東京事務所を盛り上げていただいていましたが、長野県にいたときとまた違った苦労があると思いますけれども、良い雰囲気で仕事ができたのではないかなと思っています。大変お疲れ様でした。お世話になりました。
それから、渡辺さんは総務部長として、総務部があまり目立つような組織ではいけないとは思いますが、縁の下の力持ち的な存在として、この長野県の屋台骨を支えていただきまして、本当にありがとうございました。その前は、産業政策監あるいは観光部長として、長野県の元気・活力を出すために御尽力いただきましたし、諏訪市でも金子市長をはじめ、地域の皆様との信頼が厚く、活躍をされてこられました。
穏やかな人柄の中でも毅然とした対応をしていただき、まさに総務部長として、総務部長本来の仕事を行っていただけたと思っています。感謝しております。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
それから、諏訪さんには、秘書課でずいぶん直接的にお世話になったこともありますし、その後のリニアの関係であったり、ワクチンの関係であったり大変お世話になりました。
政策会議等では切り込み隊長役みたいな感じですよね。いつも積極的な発言をしていただいて、自分の信念を発信していただいたことが、いろいろな会議の議論を深めるのに非常に役立ったと思っています。
環境部長としてもゼロカーボンをはじめ、いろいろな取組を進めていただき環境先進県長野県を前進させていただけたことに感謝しております。
諏訪さんの厳しい発言が少しなくなって残念ではありますが、また引き続き御活躍いただければと思います。本当にありがとうございました。
それから加藤部長は今年は、宿泊税もあったりしたので、私と話をさせていただいた機会が多かった部長だと思っていますけれども、非常に難しい宿泊税の案件も関係方面の皆さんともしっかりと調整をしていただきながら、進めていただきまして、ありがとうございました。
加藤さんは、監査委員事務局、総務部、農政部、文化政策など、オールマイティーにいろいろな仕事で活躍していただき、私としては活用させていただいたという形になってしまいましたけれども、それぞれのポストでいい成果を上げていただいたことを改めて感謝申し上げたいと思います。本当にお世話になりまして、ありがとうございました。
しっかりと宿泊税が具体的な形になるように取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
小林農政部長には農政の専門家として、いつもアドバイスいただきまして、ありがとうございました。
農政部の本来のお仕事は部長に任せておけば大丈夫という感じで、ある意味楽をさせていただいたところはありますが、いろいろ大きな課題については一緒になって議論させていただき、本当にありがとうございます。
農業、農村が元気でなければ、長野県自体が元気にならないという思いで私も取り組んできましたが、小林部長の支えがあって、関係の皆さん方との関係性も円滑に進めることができましたし、様々な人口減少の中での農政の課題も確実に解決していくことができたと思っています。本当にお世話になりまして、ありがとうございました。
尾島さんには、会計管理者として地道な部分をしっかりと押さえていただいたということと併せて、長野地域振興局長としての御活躍、教育次長として非常に教育委員会が厳しい状況の中で次長として活躍いただいたことが、私としては最も印象深く残っております。本当にお世話なりました。
長野県教育改革をしっかりと進めなければいけないと思っていますし、学びの県づくりが重要なテーマでありますけれども、困難な局面を尾島さんの力で乗り越えてくることができたので、今の学びの推進ができていると思っています。改めて感謝申し上げます。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
それから、早川さんから遺言のように御指摘をいただきました。その点については私も含めて、各部局でしっかりと受け止めたいと思います。どうしてもなかなか現地機関の皆さんのところに思いを馳せることが自然体でここで仕事をしていると少なくなりがちではありますが、監査委員、それから監査委員事務局の皆さんが、かなり私の何倍も足繫く現地機関に通っていただいて、そしていろいろな指摘をしていただくおかげで、その辺のバランスが一定程度取れてきていると思っています。
こうした取組ができてきているのも、早川さんをはじめの監査委員事務局の皆さんのおかげだと思っていますし、特に先ほどお話しもありましたけれども、これから女性も男性もなく活躍できるような形にしていきたいと思っておりますが、必ずしも先ほどの話のように制度的にはそうなっているけれども、世の中の見方とか、職場の環境とかがそうでない時代も含めて、乗り越えて、女性の皆様方のロールモデルとして活躍してきていただいたことについて、個々の仕事と同じように、私達は感謝をしているところであります。
今日も笹渕さんとお二人しか女性がいない状況でありますが、数年後にはどこの場にも、恐らくもっと多くの女性が参画する形になると思いますが、そうした道を切り開いてきたお一人として、心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
曽根原さんには、学校現場を熟知していればいるほど、私が教育を変えようということについては、いささか現場感覚として困難さを感じることが多かったのではないかなと思いますが、とはいえ、教育改革、ウェルビーイング実践校をはじめ、義務教育の部分についても、改革の方向性をしっかりと出していただくことができたのは、まさに曽根原次長のおかげだと、感謝しております。また立場が変わりますけれども、引き続き教育に関わるわけでありますので、ぜひ一緒に長野県からこの学びの県づくり、そして子どもたちを中心とした本当の意味での教育改革、これからも力を合わせて進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
新たな場での活躍を心から御祈念申し上げます。ありがとうございました。
以上、一人一人に私の想いを伝えさせていただきましたけれども、本当に皆さんがそれぞれの場面、それぞれの職場で頑張っていただいたからこそ、県政を進めることができたと思っています。
先ほど何人かの方々も話がありましたが、今、我々長野県が向き合っている課題は、生半可な課題ではないことがたくさんありますが、皆さんがこれまで築き上げてこられた長野県の良き伝統はしっかりと引き継ぎながらも、新しい風を吹き込みながら、更に県政を進めていきたいと思っています。
今回御退職をされる皆様方には、これからも長野県職員OBとしての誇りを持っていただき、それぞれの場面で、その職場で改めて御活躍いただきたいと同時に、ぜひ引き続き長野県政に対しても、温かな目を向けていただき、御協力と御支援いただくことをお願い申し上げて、私からの送別の言葉とさせていただきたいと思います。
本当に長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。
(関副知事)
それでは、以上で部局長会議を終わります。
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