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林業総合センター

しあわせ信州

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更新日:2016年9月15日

育林部

業務内容の紹介

育林部では、社会共通の財産である森林を保全しながら、再生可能な資源として持続的に利用できるように管理するため、森林づくりにかかわる次のような分野を対象として研究しています。

  1. 多様な森林の育成管理(森林を造成し、適正に管理する)
  2. 多面的機能の高度発揮(災害防止や温暖化防止に貢献する森林づくり)
  3. 森林の保護(野生動物や病害虫から森林を守る)

現在取り組んでいる課題

多様な森林の育成管理

◇針葉樹人工林の低コスト更新技術の開発

長野県のヒノキ、アカマツ林などの現生針葉樹の実生等を活用する天然更新技術の体系化を進めています.

アカマツ下種更新(傘伐) ヒノキ天然更新試験地 写真:針葉樹実生

◇コンテナ苗木を活用した低コスト再造林技術の実証研究

コンテナ苗植栽成績による適地の解明、植栽後の雑草木との競争効果の解明を通じて、コンテナ苗木等の高度利用技術の開発を行い、地域の林業事情に適した低コスト再造林システムの開発を進めています。

マルチキャビティコンテナ苗木植栽試験 写真:カラマツ再造林試験地

◇カラマツの天然更新を活用した革新的施業技術の確立

カラマツ林を低コストに更新を図る技術として、カラマツの天然更新技術の体系化して、天然更新を確実に進める技術を開発することを目指しています。

カラマツ実生 カラマツ天然更新 

◇高齢級人工林の管理技術の研究

高品質化と生産性の向上につながる大径材を生産するため、高齢級人工林を管理する上で効果的な間伐手法を検討するとともに、大径材生産に適した林分条件を明らかにすることを目指しています。

写真:高齢ヒノキ林での間伐効果の検証 写真:複層林の上木伐倒時の下木損傷軽減

◇森林被害跡地の健全化に向けた誘導技術の解明

病虫害や気象害等の森林被害を受けた森林をより少ないコストで効果的に再生させ、健全な森林へと誘導するための技術開発を進めています。

写真:マツ材線虫病抵抗性アカマツ植栽地 マツ枯れ被害地更新伐実施地

◇高齢化した里山広葉樹林の萌芽等による早期更新技術の開発

高齢級広葉樹林の伐採後の萌芽発生状況、及び前世稚樹などの下層植生の調査から、高齢級広葉樹林の更新のための伐採時期等管理手法の開発を進めています。

◇広葉樹林化技術の実践的体系化研究

針葉樹人工林から広葉樹の目標林型へ誘導するための施業計画を設計する技術体型を確立するために、県内の針広混交林などの立木の生育状況などを調査しています

高齢木伐根からの萌芽 帯状伐採針広混交林

◇ブナ林の断片化がブナ集団の遺伝的多様性と繁殖に及ぼす影響

冷温帯地域の代表的な森林であるブナ林を対象として、ブナ林の断片化がブナ集団の遺伝的多様性と繁殖に及ぼす影響を明らかするため、調査を行っています。

ブナ孤立林分(松本市) ブナサンプル採取状況 

◇優良品種苗木の認証(林業用優良苗木生産指導事業)

花粉の少ないスギ苗木の普及を目指して、長野県内の採種園で育成している少花粉系統のスギ精英樹の種子から育成した苗木の少花粉形質の検定を行っています。

少花粉スギ苗木生産

 

多面的機能の高度発揮

◇施業による山地災害防止機能への影響評価

山地災害を防止するための、崩壊危険地を抽出する手法を開発しています。

写真:土の力学特性の測定写真:微地形図の活用

◇干渉SARとレーザー測量による深層崩壊危険斜面ピンポイント検出技術

衛星による干渉SARと、航空レーザー測量による細密な標高データによる微地形解析を行うことで、深層崩壊危険斜面を検出する技術を共同研究として開発しています。

◇安全な路網計画のための崩壊危険地ピンポイント抽出技術

微地形解析技術と地下流水音探査技術により、広大な森林の中から崩壊危険箇所を抽出し、モバイルGISを用いてデータを携帯することにより、野外で迅速に森林路網作設の適地を判断できるシステムを共同研究で開発しています。

 

森林の保護

◇ナラ類の積極的利用とナラ枯れ被害拡大防止技術に関する研究

カシノナガキクイムシ被害の先端地域、ならびに高標高地における被害拡大予測とその適合性の検討を進めます。

◇広葉樹資源の有効利用を目指したナラ枯れの低コスト防除技術の開発

カシノナガキクイムシ被害拡大防止では、初期被害地(微害地)での徹底した防除を広範囲で素早く行う必要があることから、低コストで高性能かつ作業性に優れた樹幹注入処理方法を検討しています。

少量注入処理によるナラ枯れ枯損予防方法 

◇シカ等に対する新たな物理的防除を中心とした森林被害対策技術に関する研究

シカなどの生息状況、被害レベルにあわせた適切な被害対策を進めるため、林分の更新と被害対策を合わせたトータルコストを低く管理できる被害対策や、捕獲対策と連携した森林管理方法を検討しています。

写真:ニホンジカ生息状況調査(ライトセンサス) 造林木の単木的防除

◇侵略的外来線虫の分布拡大速度に及ぼす土着線虫と媒介昆虫密度の影響

マツ材線虫病の流行地でのマツノザイセンチュウなどの線虫の種間競争と媒介昆虫の密度の影響を野外調査と実験で解明するとともに、本病の拡大速度にこうした種間競争などが及ぼす効果を評価するため、調査を行っています。

 材線虫病被害地 マツノザイセンチュウ マツノマダラカミキリ

最近の成果

研究報告

技術情報


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お問い合わせ

林業総合センター 

電話番号:0263-52-0600

ファックス:0263-51-1311

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