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更新日:2024年3月29日

職員育成に関する提案について

ご意見(2024年2月5日受付:Eメール)

https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/koho/hotline/202308/hot_2308-5.html
https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/koho/hotline/202309/hot_2309-1.html
https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/koho/hotline/202311/hot_2311-03.html
今年度もいろいろとクレームが出ているようですが、ようするに人材が十分育っていないという様子に見えるのですが、如何お考えでしょうか。
https://www.pref.nagano.lg.jp/gyokaku/happyou/240130press.html
かえるプロジェクトなるものもあるようですが
「県民のために真に役立つ組織、職員が明るく楽しく前向きに仕事ができる組織になるためにはどうすればよいか、という本質的な問題に向きあい、県の組織風土を創りかえることを目指す、組織風土改革プロジェクトです。」
とは、つまり組織として業務を円滑に実施できない課題などがあり、職員も離職者などが多いということでしょうか。
ようするに自浄作用がきかなかったのでトップダウン方式で組織改善を図るしかない、ということであれば、税収で仕事をしているのにお粗末な状況に思えるのですが。
事務処理をしない、業務を十分話し合い与えることができない、適正な応対をしない、障がいについて知識が不十分など、長々とホットラインの回答を記載するだけで実態は改善できていない、ということですよね。
聞いた話ですが、半年近く業務を処理をしない上司、業務を求めても与えない同僚、それらを注意しない、気づけない上司の対応などで悩んでいる職員がいるそうですが、職場や別の職員に相談してもつらい状況は変わらないらしいのですがなんとか改善してあげたらどうでしょうか。
提案や意見などを何回か人事担当課に送付しても、返事もなく環境も変わらないらしいのですが、ちょっと普通とは言い難い状況に思えます。
職員の育成について、もう少し考えるべきだと思います。
ただ、かえるプロジェクトなるもので制度が変わっても、それを決める幹部の方や人事を扱う方、管理職の方、こういった方々が意識を変えなければ、ただ言っているだけのアピールにしかならないので、税収を無駄にしないよう取り組んでください。

回答(2024年2月13日回答)

長野県総務部長の玉井直と申します。
「県民ホットライン」にご意見をお寄せいただいた長野県の組織風土改革と人材育成へのご意見についてお答えいたします。

「組織として業務を円滑に実施できない課題などがあり、職員も離職者などが多いということでしょうか。」とご意見をいただいております。県としても、社会が大きく変化するなかで今までの延長線上にない大胆な政策を立案・実行する必要があることや、多くの職員が真摯に仕事に向き合いながらも組織内のコミュニケーション不足が要因と考えられる不適切な事務処理も目立つなど、組織としての課題を感じておりました。
こうしたことから「長野県が県民の皆様のために真に役立つ組織となるためには、どうすればいいのか?」「県民の皆様に役立つ組織となるためにも、私たち長野県職員が明るく楽しく前向きに仕事をする必要があるが、そのためには、どうすればいいのか?」ということに対して、対症療法的な対応ではなく、根源的な原因を突き詰めて、根本から解決することを目的に「かえるプロジェクト」を昨年の3月に始動させました。

プロジェクトでは、長野県組織の解決すべき課題として県組織が“集団皿回し”の状態にあることが指摘されています。これは、人員が限られる一方で、社会情勢の変化から新たな課題への対応が求められ続けたことで、職員が自分の業務に日々追われ、他の職員や周りを顧みる余裕がない状態になっていることを表したものです。
この“集団皿回し”が元凶となり、職員にとって仕事が目的を見失った“作業”に転じ、作業に追われて学びや成長機会がないことから職員のモチベーションが低下している。あるいは目的を見失った仕事環境は職員の精神状況にも良くない影響を及ぼし、できるだけ仕事を増やしたくないという感情を生み、あるいは新しい仕事に挑戦することを嫌う感情を生み、それが仕事の押しつけや、囲い込み、言われたことだけをやる行動につながっているのではないかと検討の中で指摘されています。
業務を求めても与えない同僚、それらに対応していない上司などご指摘いただいた県組織の状態についても、“集団皿回し”の状態がその要因として引き起こされていることのひとつだと考えております。

“集団皿回し”から脱却するため、かえるプロジェクトの検討結果として
(1)組織ミッション(行政経営理念等)の浸透と若手職員の「やりがい」醸成
(2)生産性向上に向けた仕事の減量化、効率化
(3)風通しが良く、多様で柔軟な働き方ができる組織への転換
(4)職員の専門性向上に向けた人事制度の改革
の4つの方向性が具体的な対応策とともに本年の2月6日に報告されたところです。
提案された具体策には、職員一人ひとりが「行政経営理念」を自分ごと化(担当業務への落とし込みや意識・行動の変革)するためのワークショップの開催や、個々の職場のチームとして力を高めるためのマネジメント力の向上を目指した研修など職員の育成や職場環境の改善を目指した取組も含まれております。

組織風土は個々の職員の行動の積み重ねです。ご指摘のとおり、知事を始めとする幹部職員から一般の職員まで、かえるプロジェクトの意義や目的を自分ごととして捉え、行動していくことができなければ組織風土は変わりません。
プロジェクトから提案された取組の実行に際しては、幹部職員が率先実行することで取組をリードするとともに、全職員を巻き込めるよう取組方法等の工夫を行い、多くの職員がプロジェクトの取組を自分ごと化し、行動を変えることに繋げてまいりたいと考えております。
以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、コンプライアンス・行政経営課長村井昌久、担当までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:総務部/コンプライアンス・行政経営課/電話026-235-7029/メールcomp-gyosei(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:その他)(月別:2024年2月)2023000717

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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