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更新日:2023年9月15日
令和5年8月31日(木)にJA上伊那春富支所会議室及び「ふくおこし」栽培試験ほ場にて、飼料用米「ふくおこし」中間検討会を開催しました。
飼料用米は、家畜の飼料として利用される米で、全国的に栽培面積は拡大傾向にあります。一方で、国の水田活用直接支払い交付金が見直され、令和6年度より一般品種の交付単価が引き下げられることとなり、専用品種への切り替えが求められています。
このような状況を受け、上伊那農業農村支援センターでは県の推奨する専用品種「ふくおこし」の導入・拡大に向けた取り組みを実施しています。今年度は「ふくおこし」の栽培実証と作期分散の検討を目的とした栽培試験を行っています。検討会には集落営農法人等9名の参加があり、支援センターから栽培試験の中間報告や飼料用米に関する情報提供を行いました。これを基に意見交換を行い、生産後の保管場所等「ふくおこし」を実際に栽培する際に直面する課題について意見が出されました。その後、栽培試験を行っている現地ほ場へ行き、専用品種である「ふくおこし」と一般品種である「風さやか」について栽培状況を比較しながら品種特性を確認しました。
今後は、収量の調査と経済性の評価を行い、冬季にはこれまでの結果を基に再度検討会を開催する予定です。
写真1.室内検討の様子 写真2.現地検討の様子