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更新日:2024年1月9日
令和5年12月13日(水)に上伊那地域振興局が主催して、上伊那スマート農業シンポジウムを伊那市東春近のJA上伊那春富支所で開催しました。
まず、国立研究開発法人農研機構でスマート農業推進事業を担当している大下専門員から「スマート農業技術の普及に向けての取り組み」と題して基調講演がありました。
全国各地で行われているスマート農業実証プロジェクトの概要や、スマート農業技術の導入効果や経済性、今後の課題についてお話しいただき、参加者からの質問も多く出され活気ある講演でした。
その後、事例報告として、伊那市の農事組合法人 田原から「スマート農業実証プロジェクトのその後」と題して実際に使ってみての感想を含めた報告がありました。続いて、市町村の取り組み事例として飯島町役場から「飯島町のスマート農業の取り組み」について、また、農地整備の観点から「スマート農業に向けた農地整備」について上伊那地域振興局農地整備課から発表があり、最後に、「スマート農業研究の経過と今後」について、信州大学農学部の渡邉准教授からお話しいただきました。
事例報告に引き続き、講師や事例発表者によるパネルディスカッションが行われ、今後のスマート農業の取り組みの方向性について意見を出し合いました。
90名以上集まった参加者がそれぞれの発表に熱心に耳を傾け、関心の高さがうかがわれました。
また、シンポジウムの前段では、会場の駐車場で、自動で動くトラクターや田植え機、ラジコン畦畔草刈り機、田んぼの中を合鴨のように動いて除草作業をしてくれる除草機など、各機械メーカーがスマート農業のために開発したそれぞれの農業機械の展示があり、多くの来場者が、熱心に聞いている姿が見受けられました。
今後、関係機関と連携したスマート農業のさらなる普及が期待されます。
写真1:シンポジウムの様子
写真2:スマート農業機械の展示
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