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更新日:2018年8月30日

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暴力団から青少年を守ろう

青少年の皆さんへ

暴力団は『決して関わりを持ってはいけない存在』です。
このことを認識していただくため、実際に暴力団に関わり刑務所に服役することとなった少年の手記を紹介します。

少年受刑者の手記

暴力団という言葉で強く見せようとしたが…

「組に入れば、金に不自由しない。」

「高級車に乗れて、女の子にもてる。」

などと誘われ、見栄とはったりで暴力団に入ったが、いい格好ができるのは親分、兄貴だけ。

刑務所に入ったり出たりの人生では情けない。

暴力団は悪の集団

金を稼ぐために、人を脅したり、覚せい剤を売ったり犯罪を強いられるワルの集団。

待っていてくれるのは刑務所だけ

暴力団は社会にとって不用。

何も残らないくだらない集団。

残るのは「借金」と「前科」だけ。

暴力団が目をつける少年は?

  • 暴走族
  • 薬物(覚せい剤・シンナー)乱用者
  • 盛り場で夜遊びしている少年

暴力団への勧誘方法

「金持ちになれるぞ。」

「高級車に乗れるぞ。」

「女の子がよってくるぞ。」

「街で大きな顔ができるぞ。」

などと甘い言葉をかけたり、食事をおごって近付き勧誘する。

暴力団に入ると何をするの?

  • 暴力団事務所の当番
  • 組の雑用
  • 犯罪や不当要求行為
  • みかじめ料・債権の取り立て
  • しのぎは上納金として吸い上げられる。

自分の自由になる時間はなくなる。

入ったあとの世間の風当たり

  • 世間の目が冷たくなった。
  • まともな友達がいなくなった。
  • 親からも見放された。
  • 家族も世間から白い目で見られる。
  • 銀行口座を持てない。

入ってしまったら簡単には抜けられない

  • 組抜けを申し出ても辞めさせてもらえない。
  • 組抜けを申し出るとリンチされる。
  • 逃走しても追い込みをかけられる。
  • 落とし前として「指詰め」「金」を要求される。


このような実態から、暴力団に関わってから後悔する青少年が多いのが実情です。

繰り返します。

『暴力団とは関わりを持たないように』

『自分を大切に』

してください。

もし暴力団が近づいてきたら、早めに警察や長野県暴力追放県民センター、弁護士に相談してください。

親御さん、雇用者等の皆さんへ

親、雇用者など青少年の育成に関わる皆様もこの実態を認識し、成長途上で心身が未熟な青少年が暴力団活動に巻き込まれないよう注意を払いましょう。
もし、暴力団と行動を共にしている青少年に気付いたら、早めに警察や長野県暴力追放県民センター、弁護士に相談してください。

お問い合わせ

長野県警察本部刑事部組織犯罪対策課
電話:026-233-0110(代表)