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更新日:2021年3月19日

先輩からのメッセージ(社会福祉 荒井 みずき)

県職員の仕事について一言

 子どものそだちを守り、支える

現在の業務内容

 児童相談所は0歳から18歳までの子どもや保護者、家庭に関する相談を受ける機関です。

 私は現在、児童福祉司として担当地区のケースワークをしています。具体的には、虐待や非行、養育に関する相談に応じ、支援や指導を行っています。また、様々な事情で家庭を離れて暮らす子どもとその家族への支援や関係調整なども行っています。

県職員を志望した理由

 県民の皆さまが安心して暮らせる社会づくりに貢献したいと思ったからです。

 大学では人間科学を専攻し、地域の子育て支援のフィールドワークや、不登校・発達障害などを抱えた子どもの支援活動に取り組みました。当事者と環境へのアプローチの必要性を感じ、また、実際に家庭に入って支援することの難しさを実感する経験となりました。

 県の社会福祉職ならば、くらしを福祉的な視点から捉え、直接的な当事者支援と、施策の企画立案などの間接的な支援の両方から働きかけられると考えました。

 

荒井児童福祉司2

仕事をするうえで大事にしていること

 子どもや家族が抱える課題は、様々な要因が絡み複雑なことが多く、表面化していないこともあります。子どものそだちや生活への影響を見据えながら、課題とその背景を捉え、子どもと家族にとってより良い支援は何か考えることを大切にしています。

 実際の支援は、児童相談所内外の多職種と一緒に知恵を出し合い、協働しながら進めています。より多角的にケースを見立て、支援を検討するために、上司や児童心理司への報告・相談、関係機関との連携を心がけています。

荒井児童福祉司3

入庁前と入庁後に感じたギャップ

 子どもや保護者と直接関わることが多いイメージでしたが、市町村、施設、学校・保育所、病院、警察などを訪問する機会が多いことに驚きました。様々な関係機関との連携協働が、課題の発見やより良い支援につながっていると感じています。 

 児童相談所では複数の相談や家庭支援を同時に進めていて、ときに状態が急変することもあります。実際のケースワークを通して、専門知識だけでなく、臨機応変な対応やタフな精神力も求められることを実感しています。

 

休日の過ごし方

 児童相談所の業務は多忙で緊張感もあるため、週明けに疲れを持ちこさないよう、メリハリをつけて休むことを意識しています。家族や友人と過ごしてリフレッシュしたり、映画や音楽、読書を楽しんだりしています。飯田下伊那地域は自然豊かで温泉も多いため、休日に散策をしながら地域文化に触れたり、魅力を見つけたりすることも楽しみの一つです。

受験者へのメッセージ

 県の社会福祉職は、児童、高齢者、障がい者など、関連する分野や業務が多岐にわたり、社会人経験のある方も多く活躍しています。困難に直面することも多くありますが、上司や同僚に相談しやすく、職場全体で考え、支え合う雰囲気があります。

 向上心のある皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

お問い合わせ

人事委員会事務局 

電話番号:026-235-7465

ファックス:026-235-7492

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