農業農村整備事業の役割と内容

長野県は、全国に誇る農業県として、変化に富んだ地形と気象条件を活かし、個性的で力強い農業を展開してきました。
先人たちの知恵と努力により、築造・維持されてきた農地と農業用施設は、豊かな農産物の生産基盤としての役割を発揮するだけでなく、暮らしに安らぎを与え、豊かで美しい農村空間を形成し、さらには、国土保全・水源かん養といった多面的な機能も有します。
近年、世界的には人口増加による食料不足や環境問題への具体的対策が求められています。農村地域が安全・安心な食料を供給しながら、豊かな自然環境を維持していくためには、その基盤となる農地と農業用施設の整備は、今後ますます重要となってくるでしょう。
こうした中で、農業生産に必要な土地や水資源を確保し、生産性の向上を通じて農業の体質強化を図ることと、美しい自然環境や農村景観を保全し、農村に居住する人が災害におびえることなく、快適な生活を享受することができるように、農業農村整備事業では各種の社会資本を整備しています。

農業農村整備事業

かんがい排水整備	畑地帯総合整備	ほ場整備
農道整備	農地の防災・減災	棚田保全活動

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