多様な人材の採用と適正な勧告に向けて

人事委員会委員長　青木　悟

人事委員会は、行政や公務員を取り巻く社会経済環境の変化に即応しつつ、近代的な公務員制度の確立に努めるとともに、全体の奉仕者としての公務員の特質と、社会全体の中における調和に配意しつつ、職員の勤務条件の向上、充実に努めてまいりました。

少子化と人口減少が急速に進み、気候変動により災害が激甚化・頻発化するなど、変化が激しく、将来を見通すことが難しい時代を迎えています。一方で、デジタル技術による社会変革、持続可能な社会を目指す機運の高まりなど、未来に向けた前向きな変化もみられます。

このような状況の中、県民の信頼と期待に応え今後の長野県の将来を担う多様な人材を確保するとともに、すべての職員がそれぞれの能力や経験等を十分に発揮し職務に専念できる勤務条件を整えることは、県の施策を遂行しゆたかな社会を実現する上で益々重要になると考えます。今後とも、委員及び事務局職員と協力し、公平・公正・中立な第三者機関としてその責務を適切に果たしてまいります。

人事委員会事務局長　西沢　弘喜

人事委員会事務局では、本県の人事行政の制度や現状を調査・研究し、職員採用試験や人事委員会勧告等の実務を担い、人事委員会の権限行使を補助しています。

職員採用については、様々な県政課題に挑戦する多様な人材を計画的に確保していく必要があります。そのためには、多くの皆様に県職員の仕事の魅力を知ってもらうことが重要であり、ソーシャルメディア等を効果的に活用した広報活動を積極的に実施してまいります。また、より幅広い皆様に採用試験を受験していただけるよう、試験制度の見直しを行ってまいります。

職員の勤務条件等については、職員一人ひとりが自らの能力を最大限に発揮し、活躍できる勤務環境の整備が不可欠です。人事委員会勧告・報告に当たっては、県内民間事業所の状況を精確に把握し、国や他の都道府県の状況等も踏まえ、適正な勧告・報告となるよう取り組んでまいります。

多様な人材の採用と適正な勧告に向けて

人事委員会委員長 青木 悟

人事委員会事務局長 西沢 弘喜

人事委員会委員長　青木　悟

人事委員会事務局長　西沢　弘喜