ホーム > 長野県水産試験場 > 情報提供 > 信州の魚たち > ナマズ

ここから本文です。

更新日:2014年6月20日

水産試験場

ナマズ

信州の魚たち

○ナマズ
「ヒゲ」は何本?
 オタマジャクシのような稚魚時代には6本ありますが、大きくなると4本に減ります。ヒゲは触覚や味覚そして水圧などを感じる感覚器官です。
ナマズの種類は?
 普通の種類は「マナマズ」。琵琶湖には、このほか「イワトコナマズ」と「ビワコオオナマズ」という種類がいます。もとは西日本にいたものらしく、関東地方には江戸時代までに移植されたと言われています。最近では「アメリカナマズ」という外国産の種類も養殖されていて、茨城県霞ヶ浦では逃げ出したものが増えて問題になっています。熱帯魚の中にはナマズの仲間も多くみられます。
諏訪湖では?
 江戸時代には多産地の一つだったといわれています。自然繁殖する場があったということでしょう。最近の漁獲量は年に500kg程度です。
何を食べているの?
 ナマズは食物連鎖の頂点にいる魚です。ケイソウ→ミジンコ・ユスリカ→コイフナワカサギ→ナマズというのが諏訪湖での食物連鎖の代表的な例です。夜行性で、魚、エビ、両生類、貝類などを食べます。諏訪湖ではこの50年間、全漁獲量に占めるナマズの割合は1%前後と安定しています。「食う食われるの関係」の中で他の魚介類と共に進化してきた、つまり長い年月の中でお互いの居場所を確立してきたといえるでしょう。
産卵はいつ?
 諏訪地方では6月の梅雨の頃の夜、水田やせぎなどに入り込んで産卵します。子供はそこで必要な栄養をとり、大きくなって川や湖へ移動して行きます。田んぼと昔ながらの用水路のある風景が、メダカなどと同じように、ナマズの稚魚にとっても大切な環境であることが最近の研究でも明らかにされています。
食べ方は?
 蒲焼き、天ぷら、フライなど。稚魚から養殖したものならば良いのですが、寄生虫の心配があるため天然ものの刺身はおすすめできません。「タタキ」という料理もありますがこれは〝揚げもの〟です。天竜川流域の中でも飯田方面ではナマズをよく食べると聞きますが、そこの地域でよく食べるかどうかで魚の価格が違うようです。
養殖は?
 埼玉県が全国一です。人工的に産卵・ふ化させた稚魚を20~25℃で飼育すると2~3年で食用サイズになります。初めのうちは共食いしやすいので、その予防がコツだそうです。埼玉県吉川市のように町おこしに成功しているところもあります。
 ナマズの背びれをご存知ですか?図体に似合わず、かわいい背びれがあります。

写真:ナマズ

お問い合わせ

所属課室:長野県水産試験場 

長野県安曇野市明科中川手2871

電話番号:0263-62-2281

ファックス番号:0263-81-2020

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?