資料2 1ページ 当事者団体、関係団体等 意見回答結果 意見回答年月日 令和元年 9月 9日 団体名 ながの盲ろう者りんごの会 団体側回答者 事務局 善財 邦子(上原会長ほか役員からの回答) 障がい者の現状及び障害者差別解消について (現状) ・特に感じていない。 (障害者差別解消法施行後について) ・通訳介助者により情報も入り、差別を感じなくなった。 ・何も情報が入らず引きこもっている盲ろう者をもっと救い、盲ろう者の派遣制度及び福祉を学んでほしい。 共生社会実現に向けた取組及び条例に望むこと (共生社会の実現に向けた取組みについて) ・障がいを学ぶ機会を増やしてほしい。 ・障がいの特性を学ぶ場を増やし、相互の理解を増やしてほしい。 ・デジタル製品が増えており、生活しにくくなっているので、障がい者も使える機器が欲しい。 ・災害時には特に不安になる。 ・災害キットがあるようだが市町村により様々な扱いのようだ。県として統一し共通認識ができる災害キット又は災害緊急情報をお願いしたい。 ・災害時は字も見えず、聞こえないので非常用ボタンひとつで安否確認と通訳介助者を呼んでほしい。 (条例に望むこと) ・盲ろう者は、特に障がい名もなく福祉の中であいまいな存在となっている。 ・聞こえにくくなった人、聞こえづらくなっている人は増加している。また、失明、失聴におびえている人もいる。 ・「盲ろう」という、障がいの理解をいっぱんのかたがたにも理解をしていただき、ひとりでも多くの盲ろう者の掘り起こしをおこない、福祉サービスを向上してほしい。 2ページ 当事者団体、関係団体等 意見聴取結果 意見回答年月日 令和元年 10月 10日 団体名 長野県信鈴会 団体側応対者 上條会長 ほか8名 障がい者の現状及び障害者差別解消について (現状) ・信鈴会の存在を知らない患者が多い。(800人程度の患者のうち、100名程度しか参加していない) ・信鈴会の存在を知っていても、体調や病気、家庭環境等の関係で来れない者もいる。 ・咽頭摘出者の人工鼻腔等の各種補助金は、各自治体で速やかに完全支給をお願いしたい。 ・見た目では、障がい者と分からないので、何か返事をする行為がない限り障がいがあることは分からない。 ・差別ではないが、公衆浴場への入浴や痰の処理について、永久気管孔を見られるため遠慮してしまう。 ・「EL(電気式人工喉頭)」により、比較的容易に会話が可能となるため、ほとんど支障はない。 ・差別という意識はないと思うが、話せないと耳も聞こえないと思われ、相手が話かけてこない。 ・タクシー乗車時、伝達するのがうまくいかず、嫌な思いをした患者は多数(タクシーに筆談?具備え付けなし) (障害者差別解消法施行後について) ・解消法について誰も知らない。 ・入会を希望する患者との?談時、声が出ないことを理由に家族に話しかけてしまう事があったが、解消法の勉強会をきっかけに患者を無視することのない面談が出来るようになった。 ・市町村役場の窓口に行っても、自分が話せない動作をしても、紙も筆記用具もない箇所がある。 ・診察にあたり、医師、看護師等の病院のスタッフが、本人確認のために「氏名」、「生年月日」を言わせる行為は、喉頭摘出者には酷である。メモ帳など筆談用具を備えてほしい。 ・各地区の役員、委員選出時に、障がい者を除く選出があると思う。 ・喉摘当初は、病院以外外に出ず、引きこもり気味だったが、信鈴会への入会により外に出るようになった。 共生社会実現に向けた取組及び条例に望むこと (共生社会の実現に向けた取組みについて) ・視覚障がい者は、点字ブロック、白杖で守られているが、話せない者は、見た目で分からないため、周りに気付いてもらえないと、他人に伝達するすべがない。 ・「県」という枠を超えた施策は無理か。 ・障がい者目線での施策が必要。 ・様々な活動の場の提供を (条例に望むこと) ・世の中には色々な障がい者を持った者がいるので、画一的な対応ではなく、きめ細かな心のこもった条例にしてほしい。 ・信鈴会の会員になっていない喉摘患者が多くいるが、信鈴会の存在を知らない場合もある。 ・信鈴会の活動を県において外部に発信してほしい。 ・障がい者が学べる研修機会の提供 ・エスカレーターの右側歩行は、左手が不自由な高齢者や障がい者は右側のベルトにつかまる事が出来ず、我慢を強いている。条例により、設置者も動きやすくなり、障がい者に優しく住みやすい長野県になることを願う。 ・障がい者の定義をきちんとしてほしい。 ・見た目で分かる障がいと分からない障がいがあることを知ってほしい。 以上