ホーム > 仕事・産業・観光 > 森林・林業 > 山地災害・山火事の対策 > 信州の治山 > 山地災害の発生状況

ここから本文です。

更新日:2020年3月31日

山地災害の発生状況

本県の山地災害の状況

  近年の本県における山地災害の発生状況は下表のとおりです。

 これらの山地災害のうち、人家、道路などの重要な保全対象が被災して緊急に復旧を行う必要があるもの、または治山施設が被災して緊急に復旧を行う必要があるものは、災害復旧等事業において早急に対策を講じています。

長野県民有林の山地災害の発生状況 と災害復旧等事業の採択状況(平成16年~令和元年)

災害

発生年

林地荒廃被害

治山施設被害

災害復

事業

採択件数

公共規模

小規模

箇所数

被害額

(千円)

箇所数

被害額

(千円)

箇所数

被害額

(千円)

箇所数

被害額

(千円)

平成16年

328

12,088,370

180

491,400

508

12,579,770

7

233,000

79

平成17年

27

555,500

18

48,000

45

603,500

0

0

3

平成18年

277

8,374,600

68

212,000

345

8,586,600

6

130,000

63

平成19年

78

3,751,800

82

294,000

160

4,045,800

3

194,701

14

平成20年

12

995,900

14

41,400

26

1,037,300

3

401,290

6

平成21年

38

1,859,300

41

137,200

79

1,996,500

1

34,625

12

平成22年

62

3,074,000

87

346,627

149

3,420,627

1

80,000

27

平成23年

37

4,338,700

60

228,500

97

4,567,200

4

272,342

15

平成24年

16

2,645,000

18

79,000

38

2,724,000

0

0

4

平成25年

47

4,492,000

43

137,800

90

4,629,800

2

293,000

2

平成26年

41

3,625,000

16

117,000

57

3,742,000

2

4,000

2

平成27年

25

 1,184,200

22

 93,500

47

 1,277,700

1

  15,000

7

平成28年

21

844,500

30

159,500

51

1,004,000

0

0

4

平成29年

16

3,622,668

57

353,068

73

3,976,276

0

0

7

平成30年

35

1,825,948

44

196,252

79

2,022,200

1

 300,000

9

令和元年

42

2,486,549

60

368,000

 102

2,854,549

0

 0

17

 

 

 近年の大規模山地災害

成18年7月豪雨災害

 平成18年7月15日から19日にかけて梅雨前線の活動が活発化したことに伴う豪雨により、諏訪、上伊那、木曽、松本地方事務所管内を中心に山地災害が発生し、県全体で323箇所、約77億円の被害が発生しました。

 この結果、岡谷市などで死傷者12名、家屋被害32戸等の被害が発生しました。(木曽郡南木曽町柿其観測局:最大日雨量371mm,最大時間雨量40mm,累積雨量530mm)

岡谷市 小田井沢地区 上伊那郡辰野町 下町地区 上田市(旧丸子町) 唐沢口地区 塩尻市(旧楢川村) 池の沢地区

岡谷市 小田井沢地区

土石流が下方集落を襲い、死傷者及び住宅家屋を倒壊させる被害が発生しました。

上伊那郡辰野町 下町地区

土石流により中央自動車道が全面通行止めとなったほか、下流の住宅及び小学校へ大量の土砂が流出しました。

上田市(旧丸子町) 唐沢口地区

山腹から巨石が落下し、下方民家が半壊しました。

塩尻市(旧楢川村) 池の沢地区

山腹崩壊に伴う土石流が、下流の公民館及び神社と民家に多大な被害を与えました。

 

平成21年7月下旬から8月上旬にかけての豪雨災害

 平成21年7月下旬から8月上旬にかけて梅雨前線の活動が活発化したことに伴う豪雨により、諏訪、長野地方事務所管内を中心に山地災害が発生し、県全体で57箇所、約17億円の被害が発生しました。

 人命に関する被害はありませんでしたが、人家に土砂が流出し、国道・県道等が被災し通行止になる等の被害が発生しました。(諏訪市大熊観測局:最大日雨量175mm,最大時間雨量102mm,累積雨量129mm)

長野市(旧鬼無里村) アブキ地区 飯綱町(旧三水村) 倉井地区 諏訪市 唐沢川地区 茅野市 うとう沢地区

長野市(旧鬼無里村) アブキ地区

土石流が裾花自然園に通じる唯一のアクセス道である林道に流出し、一時通行止となりました。

飯綱町(旧三水村) 倉井地区

山腹崩壊に伴う土砂が国道に流出し、一時通行止となりました。

諏訪市 唐沢川地区

土石流が人家、県道等に流出して大きな被害を与えました。

茅野市 うとう沢地区

土石流が公共施設(斎場)に流入し、一時運用停止となりました。

 

平成22年7月上旬から中旬にかけての豪雨災害

 平成22年7月上旬から中旬にかけて梅雨前線の活動が活発化したことに伴う豪雨により、上小、下伊那、長野地方事務所管内を中心に山地災害が発生し、県全体で106箇所、約28億円の被害が発生しました。

 人命に関する被害はありませんでしたが、土砂流出により、国道・県道等が被災し通行止になる等の被害が発生しました。(長野市信更観測局:最大日雨量115mm,最大時間雨量63mm,累積雨量108mm)

小県郡青木村 明通地区 小県郡青木村 洞沢地区 飯田市 サソウ沢地区 長野市 仙石地区

小県郡青木村 明通地区

土石流が国道へ流下し、道路施設の一部を破損したため、一時通行止となりました。

小県郡青木村 洞沢地区

崩壊土砂が土石流となって村道や人家へ流出し、被害をもたらしました。

飯田市 サソウ沢地区

土石流が国道へ流出し、一時通行止となりました。また、農産物加工施設へも土砂が流出し、被害をもたらしました。

長野市 仙石地区

延長500mの区間で17箇所の崩壊が発生し、市道や人家等に土砂が流出しました。

 

平成23年3月12日長野県北部の地震災害

 平成23年3月12日の長野県北部の地震(震度6強)により、下水内郡栄村で山地災害が発生し、同村内だけで11箇所、約40億円の被害が発生しました。(午前3時59分:震度6強 午前4時32分:震度6弱 午前5時42分:震度6弱)

 人命に関する被害はありませんでしたが、特に栄村青倉地籍の中条川では、大規模な崩壊(2箇所約10ha)により約150万立方メートルの土砂が高さ約70mで河川を埋塞し、同時に土石の一部が積雪を巻き込んで雪泥流(約50万立方メートル)となって流下しました。

下水内郡栄村 中条川地区1. 下水内郡栄村 中条川地区2. 下水内郡栄村 中条川地区3. 下水内郡栄村 中条川地区4.

下水内郡栄村 中条川地区①

大規模な崩壊が2箇所で発生し、高さ約70mで河道を埋塞しました。

下水内郡栄村 中条川地区②

積雪を巻き込んで雪泥流となって流下し、温泉宿泊施設まで迫りました。

下水内郡栄村 中条川地区③

下流に位置する集落の16世帯には、梅雨期があける7月まで避難勧告が発令されました。

下水内郡栄村 中条川地区④

埋塞部上流では湛水池が出現し、5月の降雨により越流しました。

 

平成24年7月豪雨災害

 平成24年7月下旬の局地的な豪雨により、諏訪管内の茅野市北山地区で山地災害が多発し、わずか半径2kmの範囲内で43箇所・14ha、約20億円の被害が発生しました。

 人命に関する被害はありませんでしたが、集落内へ土砂が流出したり、土砂流出により県道等が被災し通行止になる等の被害が発生しました。(東筑摩郡生坂村生坂観測局:最大日雨量111mm,最大時間雨量13mm,累積雨量109mm)

茅野市 多々羅A地区1. 茅野市 多々羅A地区2. 茅野市 持栗沢地区 茅野市 多々羅B地区

茅野市 多々羅A地区①

ゼロ次谷からの崩壊が、多数発生しました。

茅野市 多々羅A地区②

崩壊土砂は泥流となって流出し、人家や道路に被害を及ぼしました。

茅野市 持栗沢地区

崩壊土砂は泥流となって、木々をなぎ倒しながら流下しました。

茅野市 多々羅B地区

山腹崩壊が発生し、土砂が国道 へ流出したため、一時通行止となりました。

 

平成25年9月台風18号災害

 平成25年9月16日の台風18号に伴う豪雨により、佐久、下伊那、長野地方事務所管内を中心に山地災害が発生し、県全体で69箇所、約45億円の被害が発生しました。

 人命に関する被害はありませんでしたが、工場の被災、県道・市町村道等の被災による通行止等の被害が発生しました。(阿智村浪合観測局:最大日雨量257mm最大時間雨量73mm)

H25災害伍和

H25災害黒見

H25災害中条川

下伊那郡阿智村 伍和地区

大量の土砂が土石流となって流下し、工場が半壊して1名が軽傷し、村道・水道施設・送電設備にも被害が発生しました。

下伊那郡泰阜村 黒見地区

大量の土砂が土石流となって流下し、JR飯田線が土砂で埋塞し、中部電力発電所の施設が一部破損しました。JR飯田線はしばらくの間、不通となりました。

下水内郡栄村 中条川地区

H23長野県北部地震で大規模災害が発生した箇所で、河道埋塞土砂が崩落して土石流化し、森林組合事務所が全壊するなどの被害が発生しました。

 

平成26年7月台風8号災害

 平成26年7月9日から10日にかけての台風8号に伴う豪雨により、下伊那・木曽地方事務所管内において、土石流を含む山地災害が多発し、県全体で10箇所、約6億円の被害が発生しました。

 この結果、南木曽町で死者1名、家屋10戸等が被災しました。(木曽郡南木曽町南木曽観測所:最大日雨量109.5mm,最大時間雨量70mm,累積雨量84mm) 

H26災害胡桃田沢

H26災害蛇抜沢

H26災害細野沢

木曽郡 南木曽町 胡桃田沢地区

土石流が発生し、下流の水道施設及び農道が被災しました。

木曽郡 南木曽町 蛇抜沢地区

土石流が発生し、治山ダム群により減勢され、道路等に被害はなかったものの、土砂が木曽川まで流出しました。

木曽郡 南木曽町 細野沢地区

山腹崩壊や渓岸浸食に伴う多量の土砂が流出しましたが、治山ダムにより捕捉し、下流への被害はありませんでした。

 

平成26年11月長野県神城断層地震災害

 平成26年11月22日に発生した長野県神城断層地震(震度6弱)により、北安曇、長野地方事務所管内を中心に山地災害が発生し、県全体で30箇所、約22億円の被害が発生しました。

 人命に関する被害はありませんでしたが、土砂崩壊・落石等により、国道・県道等が通行止になる等の被害が発生しました。

H26災害郷路

H26災害楮畑

H26災害六合

長野市 郷路地区

地震により崩壊斜面から落石が多発し、さらに拡大崩壊の恐れがありました。

上水内郡 小川村 楮畑地区

地震により崩壊斜面から村道への落石が多発し、さらに拡大崩壊の恐れがありました。

北安曇郡 小谷村 六合地区

地震により林道を含む大規模な山腹崩壊が発生し、さらに拡大崩壊の恐れがありました。

 

 平成29年5月飯山市井出川山腹崩落災害

 平成29年5月19日早朝に融雪による地下水位の上昇に起因する山腹崩落が発生し、約29億円の被害が発生しました。

人命に関する被害はありませんでしたが、土石流により市道が被災し、下流住民への避難勧告やJR・県道が通行止になる等の被害が発生しました。

 

井出川全景

井出川土石流流下

井出川下流

飯山市 井出川地区①

長さ約500m、幅約150mの範囲で山腹が崩落しました。

飯山市 井出川地区②

崩落により発生した不安定土砂が土石流化して下流へ複数回流れ出しました。

飯山市 井出川地区③

土石流は約5㎞下流まで流れ出し、住民への避難勧告が出されました。

 

令和元年10月台風19号災害
 令和元年10月12日の台風19号に伴う豪雨により、佐久、上田、長野地域振興局管内を中心に山地災害が発生し、県全体で88箇所、約23億円の被害が発生しました。

 大雨による住民への避難勧告や土石流により県道・市町村道等が被災し通行止等の被害が発生しました。(佐久市駒込観測局:最大日雨量421mm最大時間雨量43mm)

r0119hodokubo 

r0119kakeyu 

 r0119kubo

 

南佐久郡 南相木村 程久保

豪雨により渓流が荒廃し、土砂が下方の県道及び村道に流出しました。

 

上田市 鹿教湯

豪雨により山腹が崩壊し、神社社殿が被災するとともに、下方に土砂が流出しました。

上高井郡 高山村 久保

豪雨により渓流が荒廃し、土石流が発生、下方村道が被災しました。

お問い合わせ

林務部森林づくり推進課

電話番号:026-235-7272

ファックス:026-234-0330

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?