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更新日:2020年7月13日

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感染症のリスクマネジメント〜安全登山のために〜

寄稿:フリーランスライター根田治

年に入って全世界を震撼させている新型コロナウィルスの流行は、私たちの生活だけではなく、登山のあり方さえも変えようとしている。

山岳四団体による登山自粛共同声明発表

4月20日、日本山岳会、日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、日本山岳ガイド協会の山岳四団体は、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたのを受け、登山の自粛を呼び掛ける共同声明文を発表した。これにより、全国各地の山々から登山者の姿がほぼ途絶えた。富士山は今シーズン中の4本すべての登山道の閉鎖を決定し、中部山岳エリアを中心に今年度の営業を断念した山小屋も少なくない。

山のリスクに新たな感染症のリスクが加わった

定される山のリスクに対して、事前に回避・対処策を講じるのは事故防止のために必要不可欠なことであり、突如現れたコロナに対しても、当然リスクマネジメントが必要になってくる。
だ厄介なのは、コロナはまだ充分に謎が解明されていない、未知の脅威であるということだ。悪天候や転滑落、道迷いなどとは違って、コロナの危険がそこにあることはまったく目に見えず、感染者に有効なワクチンや治療薬も現時点では開発されていない。つまり、いつどこでコロナに感染しても不思議ではなく、感染してしまった場合、最悪、命を落としてしまう可能性もあるというわけだ。

登山者が実践できる感染症のリスクマネジメント

山者がすぐにでも実践できるのは、やはり「3密」を避けることに尽きる。たとえば混雑する時期や土日祝日を外して空いているときに行く、人気の高い山・ルートを除外した計画を立てる、山小屋やキャンプ場に泊まるときは必ず予約を入れるなど。また、コロナウィルスは「飛沫」および「接触」によって感染するので、登山中でも山小屋でも他者との距離を2m以上とること。もちろん今後はマスクも登山の必携装備となる。

具体的な対処策のガイドライン紹介

り具体的な対処策については、前述の山岳四団体をはじめ、日本登山医学会、山岳医療救助機構、「teamKOI」などが作成・公開しているガイドラインを参照していただきたい。ただし、その内容は若干異なる部分もある。最終的にどう行動すべきかを判断するのは、あなた自身であるということをお忘れなく。

お問い合わせ

長野県警察本部地域部山岳安全対策課
電話:026-233-0110

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