ホーム > 山岳情報 > バックカントリーで遭難しないために(冬山)

更新日:2020年12月15日

ここから本文です。

バックカントリーで遭難しないために

野県内では、十分な経験や準備のないまま安易にバックカントリーへ飛び出し、道迷いや雪崩などにより遭難する事案が多発しています。

ックカントリースキー・スノーボードは自己責任ですが、遭難をすれば、救助側にも雪崩や悪天候などのリスクが高い上、行方不明になった場合は、残された家族にも大きな負担となりかねません。

下の注意点を厳守してもらうとともに、県内で発生した遭難の態様・原因を参考にバックカントリーでの遭難防止に努めてください。

1.厳守事項

  1. 事前準備の徹底
    滑走後にスキー場や林道などに戻れるよう、事前に滑走するコースや地形を必ず地図等で確認してください。インターネットなどの動画による確認では不十分です。
    経験が少ない場合は専門のガイド等に依頼するなど検討してください。
  2. 計画書の作成・届出(行き先の伝達)
    出発前に計画書を提出するか、宿泊先や知人に行き先を伝えてください。
  3. 装備品の着用と携帯
    〇転倒・衝突対策…ヘルメット等
    〇雪崩対策…ビーコン、プローブ、ショベル、エアバック等
    〇ハイクアップ装備…クライミングスキン(シール)、スノーシュー等
    〇現在地確認装備…GPS、携帯電話、地図、コンパス等
    〇緊急時対応装備…携帯電話の予備バッテリー、ヘッドランプ、防寒着、エマージェンシーシート、非常食等
  4. 積雪状況の確認
    バックカントリーは、粉雪・新雪を楽しむものですが、白馬や飯山一帯は「世界有数の豪雪地域」であり、一晩に1m近く積もることもあります。特に降雪直後はクライミングスキンも役に立たず、またスキーが外れれば探すことは困難です。
    積雪量を甘く見ることなく、積雪状況などに応じたコース選びをしてください。
  5. 滑走前の雪崩チェック
    スキー場に設置されている雪崩注意情報の確認や、弱層テストなどにより積雪の断面を確認するなど、必ず雪崩に関するチェックをしてください。
  6. スキー場で決められたルールの厳守
    利用前に、スキー場の滑走可能エリアやルールを必ず確認しましょう。規制ロープや注意看板が設置してある理由は、雪崩防止や誤って通常のスキー・スノーボーダーが立ち入らないようにするためです。
    「雪崩が発生し人を巻き込んだら…」「自分のシュプールに素人がついていってしまったら…」と自分以外の人のことも考えて規則を守って行動してください。

2.長野県内の遭難態様と原因

1.迷い・行動不能による遭難

〇事前に地形やコースの確認をしていないためスキー場や林道などに戻れない
〇地図やGPSなどを所持していないため現在地が分からない
〇他人のシュプールを頼って現在地が分からなくなる
〇技量不足により身動きがとれない
〇ハイクアップ装備(クライミングスキンやスノーシュー等)がなく登れない
〇スキーが外れたり、クライミングスキンが使えず身動きがとれない

他人のシュプールに頼らない

ハイクアップ装備は必ず準備

スキーが埋まることも

2.木や岩への衝突・転倒による遭難

ゲレンデの感覚で、自分の技術や体力を越えるコースに入り立木に衝突したり、転倒して負傷

3.息による遭難

新雪・粉雪を滑走中に転倒し、自力で立ち上がることができず、雪に埋もれたまま窒息死

4.崩による遭難

自分で発生させた雪崩に巻き込まれるだけでなく、仲間や他のスキーヤーも発生した雪崩に巻き込まれる。
仲間や周囲の者がビーコンやプローブ等を所持していなければ発見が遅れ、助かる可能性が極めて低くなり、またビーコンやプローブを所持していても、短時間に発見できない場合は生存率が一気に低下。

お問い合わせ

長野県警察本部地域部山岳安全対策課
電話:026-233-0110(代表)

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?