電子マネー・マルチメディア端末を使用した特殊詐欺被害の発生
架空料金請求詐欺が増加!
本年(令和2年)6月以降、電子マネーや、収納代行制度を悪用した架空料金請求詐欺が増えています。
防犯速報(電子マネー・マルチメディア端末を使用した特殊詐欺被害の発生)チラシ(PDF:362KB)
最近の被害(7月中の認知)
未納料金名目
- 携帯電話に「ご利用料金の支払い確認が取れておりません。」などと記載されたメールが届いたため、記載された連絡先に電話したところ、NTTファイナンスを名乗る男から「有料サイト料金が未払いです。」「示談交渉の弁護士費用を支払ってください。」などと言われ、複数回にわたり、複数のコンビニエンスストアでギフト券(電子マネー)を購入し、ギフト券番号を連絡(60歳代男性)
- 携帯電話に「電話をしてください。」などと記載されたメールが届き、記載された連絡先に電話すると「サイトに入会されていますが、入金がありません。違約金を支払ってください。」「ハッキングの損害が出ているので50万円分のサイバー保険に入ってくれれば補償ができる。」などと言われ、コンビニエンスストアでギフト券(電子マネー)を購入してギフト券番号を連絡、更に、マルチメディア端末を使用して収納代行により現金を支払い(60歳代男性)
コンピューターウイルス除去名目
- パソコンを操作中、画面に「コンピューターウイルスに感染しました。」などと表示されたため、表示された連絡先に電話したところ、相手の男から「セキュリティされていないところからウイルスが入りました。」「セキュリティはプランごとに料金が変わります。」などと言われ、コンビニエンスストアでギフト券(電子マネー)を購入し、男の指示によりパソコンのウェブカメラでギフト券番号を撮影(50歳代男性)
被害防止対策
「自分は若いから特殊詐欺の被害には遭わない。」ということはありません!
本年は20歳代から80歳代まで、昨年は10歳代から80歳代までの幅広い世代の方が架空料金請求詐欺の被害に遭っています。
次のような場合には、直ちに警察相談専用電話(#9110)に相談を!
- パソコンや携帯に「料金が未納」「ウイルスに感染した」+連絡先の電話番号の表示やメール
→表示されている連絡先に電話しないで、警察に相談を!
- 電話をしたら、「コンビニやドラッグストアで『○○マネー』や『○○カード』などの電子マネーを購入して番号を教えるよう言われた」「コンビニエンスストアに行って端末を操作して支払いをするよう言われた」
→購入・支払いの手続きをしないで、警察に相談を!