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更新日:2019年11月14日

農業試験場

水稲新品種「風さやか」の紹介

「風さやか」は、「コシヒカリ」や「キヌヒカリ」より晩熟であるので、これら品種との収穫作業競合を回避でき、収穫時期が遅いことから規模拡大が可能となります。また、出穂期も遅く白未熟粒発生率が「コシヒカリ」より低いこと、倒伏に強く多収であることから、低コスト高位安定生産や減農薬栽培に貢献できるものと期待しています。

組合せおよび育成経過

「風さやか」は良食味・いもち耐病性強・多収、省力栽培適性を育種目標に、「北陸178号」を母親に「信交485号(後の「ゆめしなの」)」を父親として、2000年に人工交配した交雑後代から育成しました。2013年3月に種苗登録された新品種です。

特性

「キヌヒカリ」と比較して、次のような特性を持ちます。出穂期で3日、成熟期で6日遅い、中晩生です。短強稈で耐倒伏性が強、収量性は高く、精玄米重で8%多収です。いもち病真性抵抗性遺伝子はPiiと推定され、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性は強、穂発芽耐性は中からやや難です。

 

風さやかの生育および収量特性は下表のとおりです。

品種名 出穂期 成熟期 稈長 穂数 倒伏 精玄米重 比率 千粒重 穂いもち耐病性
風さやか 8月9日 9月22日 82cm 480本 極微 1アールあたり66.3kg 108% 21.8g 強い
コシヒカリ 8月6日 9月14日 99cm 485本 多い 1アールあたり63.8kg 104% 22.1g 弱い
キヌヒカリ 8月6日 9月16日 85cm 449本 1アールあたり61.6kg 100% 22.4g 中程度

 

風さやかのもみと玄米の外観は下の写真のとおりです。

左から風さやか、キヌヒカリ、コシヒカリです。

左から風さやか、キヌヒカリ、コシヒカリ

 

外観品質および食味

玄米外観品質は上下です。白未熟粒発生率は、「コシヒカリ」より低く、出穂期の高温を避けることができ、高温登熟性に優れます。食味官能は軟らかく粘りがあり、「キヌヒカリ」より優れます。

普及地帯

標高600m以下(北信は400m以下)の地帯です。

 

 

 

 

お問い合わせ

所属課室:長野県農業試験場 

長野県 須坂市大字小河原492

電話番号:026-246-2411

ファックス番号:026-251-2357

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