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更新日:2021年10月21日
南信教育事務所飯田事務所
趣 旨 | 「長野県人権教育・啓発推進指針」や「人権教育推進プラン」をふまえ,人権教育の今日的な課題について研修することにより,人権についての正しい理解と認識を深め,学校や地域社会において人権教育の充実を図り,人権問題を自らの課題として解決していこうとする意欲と実践力を育む機会とする。 | |
全体講演会 | 演 題:「様々な人権課題について満蒙開拓から考える」
講 師:寺沢 秀文 館長(満蒙開拓平和祈念館) |
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分科会 |
第1 |
テーマ:「満蒙開拓の歴史」の教材化について考える
講 師:寺沢 秀文 館長(満蒙開拓平和祈念館) |
第2 | テーマ:実践紹介から考える~地域ぐるみで進める人権教育について~
講 師:酒井 邦明 指導主事(中信教育事務所生涯学習課) |
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第3 | テーマ:ネットによる人権侵害を扱った授業実践
講 師:山口 隆志 委員長(下伊那地区人権教育委員会) |
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第4 | テーマ:「あけぼの」(6訂版)の活用例~模擬授業を通して~
講 師:代田 理恵 指導主事(南信教育事務所学校教育課) |
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日 時 | 令和3年10月18日(月) | |
実施方法 | Zoomによるオンライン | |
参 加 者 | 101名 |
「一人でも多くの方に参加していただきたい」
この気持ちが,今回の連絡協議会をオンライン実施と決めた大きな理由です。下伊那地区の人権教育に関わる皆さんには「地域素材である満蒙開拓についてもっと詳しく知りたい」「地域ぐるみで人権教育に取り組みたい」「現代的な課題であるネットトラブルを扱った授業をしたい」「教材『あけぼの』を有効活用したい」等の願いがあると知り,運営委員会ではこれらの願いに答える形で,講演会と4つの分科会を企画しました。101名の参加者は,主体的にこの協議会に参加し,自分にとっての答えを見つけることができたようです。感想の一部を以下に紹介します。
【講演会】
「不都合な事実に目をつぶる者は再び同じ過ちを繰り返す」と聞き,心の痛みや弱さに正直に向き合えることこそが人権感覚の育成につながると感じました。また「この子の命を守るために」と日本人の子どもを育てた中国の方の思いを知り,同じことが自分にできるだろうかとも考えました。飯田下伊那だからこそ,子どもたちに自分事として物事を捉える感覚を伝えていきたいです。また,今日学んだことをまずは自校の先生方に伝えることから始めて,私自身の責任を果たしたいと強く思いました。
【第1分科会】
阿南二中の実践を聞き,様々な視点や立場から人権について考えることの大切さを学びました。授業の具体的なイメージをもつことができたので,今後は満蒙開拓を扱った授業に挑戦したいと思います。
【第2分科会】
松尾公民館の多文化共生の事例がとても参考になりました。想いのある地域の方とつながり,地域ぐるみの活動になっていると感じました。地元住民主体になっていくといいですね。また地域課題に向けた取組も公民館の力が試される場と思います。
【第3分科会】
下伊那にはこんなに素晴らしい授業に取り組まれている学校があると知りました。体験を通して子ども自身が感じ,自分で考えること。そして教師自身も人権感覚を磨くことが,自他の人権を守ることにつながると分かりました。
【第4分科会】
「あれ?」と感じることを通して,人権について考えさせられた模擬授業でした。他の参加者の価値観に触れたり,高齢化問題に対する教材化のあり方を学んだりして,「あけぼの」を活用する授業づくりについて学ぶことができました。
参加者の皆さんが,それぞれに感じられたことを詳細に書いていただけたこと大変嬉しく思います。多くの方にご参加いただくことができて良かったとあらためて実感しました。
(飯田事務所主任指導主事 宮下健治)
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