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更新日:2019年11月10日

長野地域振興局

NPO法人ざいごう

~新しいふるさと作りをお手伝い~

法人データ

名称 NPO法人ざいごう
設立 平成23年9月2日
所在地 上水内郡信濃町大字富濃1994番地3
HP http://inakazuki.net(外部サイト)

お話しをお聞きした方

「NPO法人ざいごう」理事長:古澤良春(ふるさわよしはる)様/理事:荻原一正(おぎわらかずまさ)様/鳥部幸彦(とりべゆきひこ)様/白濱和彦(しらはまかずひこ)様

野尻湖、黒姫高原などで有名な避暑地であり、古くから別荘地として発展してきた信濃町。

人口流出が進む現状を前に、信濃町を活気のある町にしたいと、移住支援や生活支援に取り組んでいる「NPO法人ざいごう」の事務所を訪ね、メンバーの皆様にお話しを伺いました。

法人設立まで

平成20年頃、地元で40年近く大工を続けてきた古澤さんは、信濃町からの人口流出とそれに伴い空家が多くなるのを何とか防げないだろうかと考えていました。

「信濃町の人口減少を少しでも食い止め、活気ある町にしたい。」と、思いを訴え、有志を集め、同年、任意団体「チームZaiGo!」(ざい=田舎へ行こう!)を結成。まず、「田舎好き.net」というウェブサイトにより移住希望の方に向け情報発信を始めました。

ウェブサイト「田舎好きネット」

(ウェブサイト「田舎好き.net」)

また、既に移住された方達と「田舎好き倶楽部」を立ち上げ、移住者同志や地域の方達とイベントや講習会を通して親交を深める交流会の運営も開始。

「活動を始めてみて、対象となるのは退職後の第二の人生を考えた『団塊の世代』が多いのだろうと思っていたら、若い、これから子育てをする方が半分くらい来ることに驚きました。『田舎好き.net』には小中一貫校(信濃町立信濃小中学校)があることを載せているので、その影響もあるのかな。」と、古澤さん。

若い方も利用しやすいように、地元に少ない賃貸物件の運営も始めました。

 

 

平成26年、夏のバーベキュー会

(平成26年、夏のバーベキュー会)

NPO法人へ

仕事柄、空家をリフォームするのは自分でやっていた古澤さん。「営利目的だろう。」と心ない言い方をされることもありました。また、「イベントの時は声をかけてください。」と周りにお願いしても、誘いも来ない状況が続きました。

悩み考え抜いた「チームZaiGo!」のメンバーは、NPO法人格の取得を検討し、平成23年に「ざいごう」を設立。

「法人格を取得したことで、信用度が高まり、民間をはじめ、行政の方が協力的になってくれました。」「東京や大阪でのイベントで信濃町の割り当ての時は、『ざいごう』さん是非来てください。」と言ってもらえるようになり、知名度も上がってきました。」と、古澤さん。

銀座NAGANOでの移住相談会

(平成26年12月、銀座NAGANOでの移住相談会)

活動内容

移住希望者への住宅及び住宅情報の提供

現在、ウェブサイト「田舎好き.net」を中心に、信濃町及び近郊に移住を希望する方に住宅及び住宅情報の提供をしています。年間10~20件の問い合わせに対し、移住実績は賃貸を含めると延べ50件80人を超えました。

「ざいごう」では、まず空家を見つけ、家主様との間で賃貸借契約を結び住宅を借り上げます。住宅は、そのままでは住めない状態であることも多く、修繕を行います。そして、入居を希望する方と「ざいごう」との間で賃貸借契約が結ばれます。

家主様は空家を有効活用することで収入が得られ、固定資産税の支払いなどに充てることも可能となります。

また、購入を希望する方には、提携している不動産業者を紹介しています。

古民家の修繕風景

(古民家の修繕風景)

田舎暮らし体験施設の運営

移住を希望する方に田舎暮らしを体験してもらおうと、田舎暮らし体験施設「田野志荘」を運営。

平成24年度に地域発元気づくり支援金を受け、風呂・トイレを改修しました。一週間までは無料で体験できます。

短期~長期に滞在しながら実際の暮らしを体験することによって、田舎の良さ、不便さ、周囲の環境を知っていただきたいと思っています。

田舎暮らし体験施設「田野志荘」外観

(田舎暮らし体験施設「田野志荘」)

移住された方達の交流会の運営協力

移住された方の交流会「田舎好き倶楽部」を立ち上げ、総会、夏のバーベキュー、秋の蕎麦打ち講習会及び新蕎麦会、新年会などを開催し移住者相互や地域の方との交流会を行ってきました。現在は移住された方達による自主運営とし、「ざいごう」は運営に協力しています。

講習会は、地域の歴史や救急救命法、雪降ろしのやり方など多岐にわたり、信濃町を理解し生活していくために不可欠な内容となっています。

平成25年度蕎麦打ち講習会及び新蕎麦会

(平成25年度蕎麦打ち講習会及び新蕎麦会)

農産物の生産販売

遊休農地を借り上げ、「田舎好き倶楽部」会員に協力していただき、ジャガイモや蕎麦の栽培を行っています。収穫した農産物は、会員に配るほかイベントや東日本大震災で被災された方々への支援活動として使用し、余った分は農家に買い取っていただいたりしています。

種イモの植え付け

(種イモの植え付け)

 

生活支援事業

信濃町の冬の暮らしに欠かせないのが雪かきです。除雪車により道路はきれいに除雪され、雪かきが必要なのは玄関先までとなりますが、屋根の雪を降ろして片付ける作業が加わります。

高齢者をはじめ支援を必要とする方に対し、屋根の雪降ろしや庭の草刈り、害虫駆除などを安価で提供しています。また、パソコン教室なども随時開催しています。

被災地支援事業

東日本大震災の直後、知人から福島県新地町の支援団体「結っこ倶楽部」を紹介され、平成23年5月から支援物資を届け始めました。

相馬市の仮設住宅を訪れ、信濃町の農家が育てたトウモロコシや町民が打った新蕎麦を振る舞ったり、新地町の方に信濃町に来ていただいたりと、「結っこ倶楽部」との交流を定期的に続けています。

「私達は、ささいなことしかできませんが、今後も現地イベントを細く長く続けていきたいと思います。」と、古澤さん。

平成26年、相馬市の仮設住宅で信濃町のトウモロコシを振る舞う

(平成26年、相馬市の仮設住宅を訪れて信濃町のトウモロコシを振る舞う)

「ざいごう」の特徴

「ざいごう」の特徴は、メンバー各自が自分の役割を持っていることです。

空家を見つけ、使用に耐えるかどうかを判断をして、修繕費用を見積もり、実際の修繕作業を行う方。賃貸借契約書などの書類作成をはじめ、事務全般を受け持つ方。「田舎好き倶楽部」の会長。ホームページの維持管理など広報を受け持つ方など、それぞれ現職・前職の強みを生かし役割を分担して、法人の運営に協力しています。

また、移住された方の中から、「ざいごう」の理事や監事として活動に参加する方も出てきています。

移住を考えている方へ

「移住希望の方は単なるお客様ではなく、今後ご近所さんや友人となる方として接します。わからないことは遠慮なく聞いてください。」

「信濃町は地域のつながりが深いところです。助け合って暮らしていくことができますので、不安にならないでください。」

「退職後の移住以外の方は、森林組合やIT関係といった仕事をお持ちの方が多いようです。就業については、よく考えて準備してください。」

移住を考えている方への、暖かいエールです。

野尻湖を望む

(野尻湖を望む)

今後の目標

「やっと『ざいごう』の事務所ができました。誰でも寄ってお茶を飲み談笑できる、オープンスペース『縁側』としての利用を予定しています。また、地域の情報や移住用物件、観光情報などの紹介や、ギャラリーとして地域の方の作品展示なども行いたいと考えています。」

ざいごう事務所内部

(ざいごう事務所)

「『縁側』をウェブ上にも展開し、その地域限定の情報の共有や受発信を行えるプラットフォームの構築を予定しています。」

「長野県及び信濃町との連携を強化し、より効果的で総合的な活動を目指したいと思います。」

「国内だけでなく海外も含めてさらに情報発信を強化していきたいと考え、ホームページの多国語対応や海外出身の会員の方からの情報発信を予定しています。」

やりたいことは、まだまだたくさん。「ざいごう」は、ふるさと信濃町の活性化を目指し、力を合わせて取り組んでいきます。

 

(取材:平成26年11月7日/地域政策課県民生活係,麻田真里子)

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お問い合わせ

所属課室:長野県長野地域振興局総務管理課

長野県長野市大字南長野南県町686-1

電話番号:026-234-9500

ファックス番号:026-234-9504

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