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更新日:2018年11月15日

長野地域振興局

NPO法人千曲市環境市民会議

法人データ

名称 NPO法人千曲市環境市民会議
設立 平成24年11月12日
所在地 千曲市大字杭瀬下84番地

お話しをお聞きした方

「NPO法人千曲市環境市民会議」理事長 柿崎 久(かきざき ひさし)様

千曲市で長年、環境を守る活動を続けている「NPO法人千曲市環境市民会議」。千曲市更埴庁舎杭瀬下分室にある法人事務所を訪ね、理事長の柿崎さんにお話しを伺いました。

環境基本計画の策定

(千曲市環境基本計画【家庭保存版】)

平成16年9月、千曲市は「環境基本計画」の策定にあたり、市民自らの手で計画を作ってもらいたいと「市民委員」を公募しました。公募で集まった20名により、「千曲市環境基本計画策定市民委員会」が発足。

委員達は、市内各地を巡り、話し合い、様々な環境活動を行いながら1年半かけて計画をつくりあげていき、平成18年3月に「環境基本計画」を策定しました。

計画では、「市民みんなが主役のまち」を基本方針の「第一」に掲げ、5本の方針で具体的な取り組みを挙げています。

平成16年9月、千曲市は「環境基本計画」の策定にあたり、市民自らの手で計画を作ってもらいたいと「市民委員」を公募しました。公募で集まった20名により、「千曲市環境基本計画策定市民委員会」が発足。

委員達は、市内各地を巡り、話し合い、様々な環境活動を行いながら1年半かけて計画をつくりあげていき、平成18年3月に「環境基本計画」を策定しました。

計画では、「市民みんなが主役のまち」を基本方針の「第一」に掲げ、5本の方針で具体的な取り組みを挙げています。

任意団体の設立

計画を策定した委員達は、「計画は作ったら終わりなのではなく、スタートであり、計画を進めていかなくては意味がない。」「計画を作った我々20人が、責任があるのだからやっていこう。」と、策定後も話し合い、平成18年9月にプロジェクトの実現に向けて「千曲市環境市民会議」を設立しました。

千曲市民設立総会

(設立総会の様子)

「部会をつくり、環境調査をしながら計画を作ったものだから、設立総会の時にそれぞれの部会の活動の状況を話してもらったら、かなり時間が延びてしまって。」と、柿崎さんは当時を懐かしそうに振り返ります。

「千曲市環境市民会議」では、平成19年に「千曲市の残したい自然マップ」(平成18年度版)の発行、22年には環境絵本「てんぐやまのあんずまる」の発行、23年には「千曲市版 レッドデータブック」「千曲市の自然観察ガイドブック」の発刊など、様々な活動を行っています。

「てんぐやまのあんずまる」

NPO法人の設立

平成24年、千曲市からの勧めもあり、「千曲市環境市民会議」ではNPO法人化についての意見交換を始めました。

NPO法人は法的な規制があることや、社会的に認知された団体であることなど、法人化のメリットとデメリットをひとつひとつ話し合い、同年11月NPO法人「千曲市環境市民会議」の設立に至りました。

「千曲市環境市民会議」を立ち上げて以来、月1回開いてきた定例会議は、NPO法人化後も引き続き行われ、前月の活動報告や当月以降の活動計画について話し合われています。

活動内容

自然観察会の実施、身近な里山の整備、里山の古道を歩こう、子ども環境教室、ホタルの復活、ジャコウアゲハの保全、トンボ池の保全、出前環境授業、生物多様性保全希少種保全、RDBモニタリング(千曲市版レッドリスト掲載種の追跡調査)など、部会ごとに様々な活動が行われています。

レジ袋・食品トレイの削減

啓発活動

(大型店舗前啓発活動の様子)

マイバッグ・カレンダー

身近に取り組める環境行動として、食品スーパーなどでもらう、レジ袋の削減があります。

「マイバッグなどを持って買い物をしよう!」と、毎月一回大型店舗の店頭でお願いしています。

また、トレイをできるだけ使わないようにしようと、市内大型店と協定を結び、毎年会員が現況確認しています。

手作りマイバッグ教室や、千曲市内の小学生を対象とした「マイバッグコンテスト」も開催。

お子さん達が一生懸命作ったバッグは素晴らしく、コンテストの優秀作品を使いカレンダーを作成。公共施設や商工会議所などに配付しています。

トンボ池の整備

稲荷山公園の奥にある、都市計画で作られた「トンボ池」には、雨水や地下水が流れ込み、多くの種類のトンボが生息する環境となっています。池はそのままにしておくと、ヨシやガマが繁殖し、沼地から湿原へと遷移していきます。

平成27年6月、トンボ池の環境整備

(平成27年6月、トンボ池の環境整備)

「千曲市環境市民会議」では、多様なトンボの生態系を守るため、1年に一度、地区の区長さん達と一緒に、池の整備をする活動を続けています。

平成27年は6月に行われ、2時間くらいかけてヨシなどを根から抜き取り、泥を取り除きました。

トンボの生息環境を守る為、全部刈り取らず、一部を残しておくことが大切だそうです。整備を終えた池は見晴らしが良くなり、トンボや蝶の舞う様子が見られました。

「この活動は、メンバーだけでなく、地域住民の方々と一緒に行う、とても貴重な活動です。」と、柿崎さん。

「千曲市環境市民会議」では、多様なトンボの生態系を守るため、1年に一度、地区の区長さん達と一緒に、池の整備をする活動を続けています。

スターウォッチング

平成25年11月、千曲市誕生10周年記念の環境フェアでプラネタリウムを導入したところ評判が良く、26年秋、稲荷山養護学校でスターウォッチングを開きました。

この活動は、第16回北川奨励賞(※)を受賞し、平成27年は6月に、2日間の日程で開催しました。

当日は校舎の一室を借り、プラネタリウムとなる半球のドームを、専門の業者により設置。ドームの中は思ったより広く、車椅子のままでも入ることができます。

お子さん達は、先生やおうちの方と一緒にプラネタリウムを訪れ、順番で中に入り、ドームの中に映し出される夜空の世界を楽しみました。

外に出ることがままならないお子さんもいる中で、校内の移動で楽しめるこのような催しは、学校側からも歓迎されています。

※北川奨励賞…難病や障がいのある子ども及びその家族を支援する団体等に贈られる賞

自然観察会

千曲市は、素晴らしい自然環境に恵まれていますが、市民の皆さんにはあまり知られていません。

冬の動物の足跡観察会

(冬の動物の足跡観察会)

「千曲市環境市民会議」では、毎月1回、その時の季節に合ったメニューの自然観察会を行っています。

3月には「セツブンソウ観察会」、夏には「山野草の観察会」や「トンボ観察会」。冬は、雪上に残った足跡から何の動物の足跡かを探る「動物の足跡観察会」などです。季節の鳥の姿や鳴き声、植物も豊富です。

観察会に参加された方は、メモ帳に植物や動物の名前を書いたり、「千曲市に、こんな素敵なところがあったんだ」と感心したり、楽しんでいます。

セツブンソウ

(セツブンソウ)

千曲市内には、戸倉と倉科にセツブンソウの群落があります。

「特に戸倉は、その大きさが珍しく、毎年多くの方が鑑賞に訪れます。3月になると『この花を見ないと、春になった気がしない。』と、電車に乗り、タクシーで来られる方がいます。雪に見舞われると、『花の白さと、雪の白さのコントラストが素晴らしい。いい写真が撮れた。』と、満足して帰られます。」と、柿崎さん。

身近な里山の古道を歩こう

近くの里山の市民登山を行い、千曲市の素晴らしさに気付いてもらっています。

市民の皆さんが安全に歩けるように、事前に下見を行い、道の整備を行っています。

「鏡台山に登った市民の方が、眺めのすごさに感激していました。」

今後の抱負

「環境基本計画を策定し、計画を推進するため、私達は『千曲市環境市民会議』を設立して、いろいろな活動を行ってきました。

千曲市では、環境基本計画が10年を迎えるのにあたり、環境基本計画の見直しを行います。見直しでは、更に具体的な活動を検討し、千曲市の環境保全を進めていく必要があります。私達も見直しに加わる予定です。」

「一方で、課題もあります。会員の高齢化や会員数の減少により、活動が厳しくなってきています。ボランティアで行っているので、自主的な行動に頼るしかないのが現状です。」

「市民の皆さん、事業者の皆さん、行政の皆さん、お互い協力して、千曲市の素晴らしい環境を持続していきましょう。」と、柿崎さん。

環境基本計画と共に歩んで10年、「千曲市環境市民会議」は千曲市の環境を守り、こころ豊かに暮らせる社会を願っています。

 

(取材 平成27年6月25日 地域政策課県民生活係 麻田真里子)

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お問い合わせ

所属課室:長野県長野地域振興局総務管理課

長野県長野市大字南長野南県町686-1

電話番号:026-234-9500

ファックス番号:026-234-9504

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