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更新日:2018年11月15日

長野地域振興局

NPO法人長野門前創造会議

法人データ

名称 NPO法人長野門前創造会議
設立 平成26年12月19日
所在地 長野市東町142番地2

お話しをお聞きした方

「NPO法人長野門前創造会議」理事長 寺久保 尚哉(てらくぼ なおや)様

長野門前創造会議のメンバー

(「長野門前創造会議」の皆さん)

平成27年2月、金沢市のNPO法人と共同で、まち歩きのための情報冊子を発行した、長野市の「NPO法人長野門前創造会議」。

冊子では、同年3月北陸新幹線金沢延伸開業により1時間余で結ばれた、長野と金沢の双方の魅力をアピールしています。

門前の活性化と、金沢との交流を柱に活動を続けている同法人の事務所を訪ね、理事長の寺久保尚哉さんにお話しを伺いました。

法人設立まで

「SHINKOJIプロジェクト」の立ち上げ

都内や金沢などで長年、大規模な不動産事業に携わってきた、寺久保さん。

故郷の長野県に戻ったのを機に「歴史ある建物を残す仕事がしたい。」と、平成21年、建物の再生などを手掛ける会社を長野市に設立。設備投資が抑えられると若者層に人気のリノベーションですが、「まだ、古い建物を生かしきれていない。」と感じていました。

平成24年、善光寺門前の狭い小路、「新小路」に在る文具問屋が清算されるとの情報を得て現地へ向かったところ、そこには、昭和45年(1969年)に建てられた、当時としてはとても珍しかった鉄骨3階建ての社屋と倉庫、土蔵を合わせて4棟の建物がありました。

一歩入った「新小路」に独特の空気と時間の流れを感じ、建物を一目で気に入り、「この建物を再生して何かをしよう!」と友人等に声を掛け、同年「SHINKOJIプロジェクト」を立ち上げます。

プロジェクトでは、門前の将来像などをテーマにワークショップを開催しながら、建物に少しずつ手を入れていき、平成26年には4棟のうち3棟が、カフェ、シェアオフィス、シェアハウス、アトリエ、ホール、ショップなどに生まれ変わりました。

3階、シェアハウス

(3階、シェアハウス)

2階、シェアオフィス

(2階、シェアオフィス)

「SHINKOJI」外観

(「SHINKOJI」外観)

「門前は地価が高くてとても暮らせないと思われがちですが、古い建物を再生したり、複雑な権利の土地を調整することで、居住者が増え、暮らす人、働く人、訪れる人が共に交流できるようになります。この場所から、新たなモノや文化が生まれることを期待したい。」と、寺久保さん。

平成27年10月には、4棟目に古道具屋がオープン。4棟すべてが完成しました。

 

NPO法人の設立

善光寺門前や周辺では古い建物を生かした新しい店舗が少しずつ増えてきた一方、100年以上続く老舗も数多くあります。北陸新幹線金沢延伸開業1年前の平成26年4月、金沢市の友人を誘ってまち歩きを企画。友人達は長野の門前の風景やリノベーションした建物を面白がり、楽しそうに散策していました。

まち歩きに手応えを感じた寺久保さんや、編集者、デザイナー、司法書士などの10人の有志は、「門前の新名所や旧跡を一緒にまち歩きで巡る楽しさを発信して、まちの活性化に繋げていこう。」と、平成26年12月にNPO法人を設立。

法人としての活動第一弾が、平成26年度地域発元気づくり支援金を受けての冊子の発行となりました。

活動内容

まち歩き情報冊子「まちるん」の作成

金沢市で4年間暮らしていた寺久保さんは、「金沢には町家など古い建物が多く残り、善光寺門前との共通点がある。細い路地に入ればがらりと雰囲気が変わり、楽しみ方が似ている。まちの魅力を、一緒に発信できないだろうか。」と考え、知人が参加する金沢市のNPO法人「金沢観光創造会議」に共同での冊子作りを持ちかけ、平成27年2月上旬、まち歩き情報冊子「まちるん」を、15,000部発行しました。

まちるん

冊子の副題は、リノベーション(再活用)とトラベル(旅)を合わせた「リノベトラベル」。

冊子では、長野市と金沢市で古民家や蔵、商家などを改修・再生させて営業するカフェ、ギャラリー、オフィス等、24施設ずつ48施設を紹介しています。

長野市や金沢市のホテルや公共施設、東京都内の観光案内所などに冊子を置いたところ、「北陸新幹線金沢延伸開業」や「善光寺御開帳」もあり、反響が大きかったそうです。

長野金沢交流セッション

平成27年2月、冊子の発行報告を行うと同時に、長野と金沢の連携を深めていこうと、掲載店舗の代表者らを集めて「長野金沢交流セッション」を長野市内で開きました。

参加者総勢40人が、今後の交流について約4時間かけて話し合い、「まちが交流するということは、人と人が繋がることが第一歩。今後も長野と金沢の人々を繋ぐ機会を作っていこう。」という結論で一致。

平成27年度は、各テーマごと年4回の交流セッションを企画。6月は「女性起業家」、10月は「学生」のテーマで、SHINKOJIホールに於いて開催してきました。

12月は、「ものづくりの作家たち」。

長野市と金沢市にゆかりのある、画家、ガラス作家、陶芸家、染色家など8人の作家がパネリストとなり、自己紹介から、この道に進んだきっかけや作品の紹介、長野と金沢の印象などについて話していただきました。

後半は、両市が「ものづくりで連携できること」をテーマにグループに分かれ話し合い、「ものづくりの素材が充実している金沢と、構築することが得意な長野。お互いの良さと違いを認め合っていきたい。」や、「金沢市では、商店街の各店舗に50人位の作家が作品を展示して、スタンプラリーを行う催しがあり、長野の作家も参加できればいい。」など、様々な意見が出ました。

当日は、「女性起業家」の時にパネリストとして金沢から参加した、フラメンコ教室を営む方も駆けつけてくれ、交流セッションが縁となり、長野でフラメンコのステージが実現することを報告。「皆さんも、ここでの交流を無駄にすることなく、次のステップへつなげてください。」と、激励していました。

「このセッションから生まれたアイディアを、来年度は少しでも実現していきたい。」という寺久保さん。

平成28年2月には、「食文化に関わる人」を予定しています。

作品を紹介しながら、自己紹介

(作家の皆さん、各自の作品を紹介しながら自己紹介)

 

 

長野門前大学

「長野門前会議」では、「まちるん」の作成を通して、門前の店舗や職人たちとの繋がりができました。
この繋がりを活かして、これまで「知らない。触れる機会がない。敷居が高い。」と思われてきた善光寺や寺町長野ならではの文化を、実際に門前の建物や店舗に足を運び、体験してもらいたいと企画を立てました。その名も「長野門前大学」。

「長野門前大学」は、店舗や職人の方たちを講師として、平成27年4月から月に1回、計12回の予定で開講。

これまで「ウイスキー学」、「シルク学」、「座禅&ヨガ学」、「クラフトビール学」、「善光寺学」、「日本茶学」、「門前宿坊学」、「クラフトレザー学」、「クリスマス紅茶学」など、様々な講義が行われてきました。

長野門前大学学生証

(長野門前大学学生証)

一度受講いただいた方には、1回の講義費500円が100円引きになる、学生証も発行しています。10月には、門前の宿坊でお朝事などを体験をする「門前宿坊学」を、一泊二日の日程で、門前の宿坊「玉照院」に於いて開催。

講義は、絵解き講演家・長野郷土史研究会副会長の小林玲子先生による、善光寺の「絵解き」から始まりました。

「絵解き」とは、絵の説明をすることで、長野に定着している文化です。長野郷土史研究会では、新幹線延伸を前に、全国から善光寺をめざした人々の姿が活き活きと描かれた、「善光寺絵解き図」を作成。

善光寺絵解き

(小林玲子先生による、善光寺絵解き)

小林先生は「善光寺絵解き図」に描かれた人々の、百話以上の話の中から、幾つか選んで話してくださいました。

続いて、「玉照院」の山ノ井大樹住職による講義と精進料理の夕食。翌朝は「お朝事」から始まり、参加者は1泊2日による「善光寺宿坊学」を満喫していました。

クリスマスティー

 

12月は、SHINKOJIの一角で紅茶の調合をしている、「Cozy&Rosy」の原夕実先生による「紅茶学」。前半で茶葉による味の違いを試したり、紅茶の歴史や淹れ方を学び、後半はクリスマス気分を味わおうと、洋酒を浸した角砂糖をフランベして紅茶に溶かした「クリスマスティー」をいただきました。

「長野門前大学」は、門前に集う方が講師となることで、門前の歴史をはじめ、文化を手軽に学び楽しむことができる貴重な企画です。充実した内容にリピーターも多く、県外からも訪れているほどです。講師となる方々も、どうしたらわかりやすく伝えられるか考え、一生懸命準備してくるそうです。

講義は、平成28年3月までに「和菓子学」、「日本酒学」、「信州味噌学」などを予定しています。

今後の抱負

善光寺門前の魅力を広く発信して、ここで仕事をしたり住んでみたいという人を増やし、常に人で溢れ活気のある門前を作っていきたいという、寺久保さん。

法人の活動で得た手応えと人脈を生かし、「ゆくゆくは、金沢・能登・富山・福井などのNPOと協働して、人の循環交流を企画していきたい。東京でも情報発信していきたい。」と、更なる目標を掲げています。

地域の資源を生かし繋がる「長野門前創造会議」、今後の活動の拡がりが楽しみです。

活動の様子はフェイスブックでも発信しています。詳しくは、長野門前創造会議フェイスブック(外部サイト)をご覧ください。

1階のSHINKOJI CAFE

1階のSHINKOJI CAFE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(取材 平成27年12月14日 地域政策課県民生活係 麻田真里子)

 

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お問い合わせ

所属課室:長野県長野地域振興局総務管理課

長野県長野市大字南長野南県町686-1

電話番号:026-234-9500

ファックス番号:026-234-9504

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