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更新日:2022年9月20日
松本地域振興局
令和3年8月4日(水曜日)、安曇野市三郷(有)細田農産において、農業者(水稲後継者グループ安曇野.come(あづみのどっとこめ))と従業員、農業機械メーカー、長野県農業機械商業協同組合等関係者を集めて農業機械の構造から見た、安全な点検と操作の研修会が開催されました。
安曇野.comeは、平成19年4月に松本農業改良普及センター(現:松本農業農村支援センター)の働きかけによって安曇野市内の大規模水稲農家の後継者5名で結成された青年農業者組織で、令和3年度は、20代~50代の後継者12名で活動を展開している集団で、松本農業農村支援センターでは、結成以来支援を続けてきています。
全国の農作業事故による10万人当たり死亡事故件数は、建設業及び交通事故と比較してそれぞれ2.7倍、5.1倍も多く全国的な課題となっています(図1)。長野県内では、令和3年4月以降、10件の農作業事故による死亡事故が発生しており、松本管内では3件発生しています。
近年、安曇野.come会員は、規模拡大により従業員に機械作業を任せることが増えています。このため経験や知識の少ない従業員が安全に操作できるよう今回の講習会を計画しました。
当日は、2班に分かれて農業機械メーカーの技術者からセルフメンテナンスのポイントについて説明がされ、その後出席者による意見交換が行われました(図2)。
この研修会により農作業事故防止につながることが期待されます。
図2 自脱型コンバインの安全な点検方法について研修を受けている農業者
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